前回の記述”FD3S 熱間再始動不良”への追補版だ
具体的トラブルシチュエーションとしてコンビニに行って、トイレ、コーヒー買ってセルを回して再始動した後のアイドルが極端に低く振動も多い、かぶった症状になるが、10秒ほどで安定する軽くふかしても治る、それ以外は全く問題ない
FD3Sのエアポンプの吸入空気取り入れや余剰空気はエアクリーナーだが純正は内部経路が分かれている(理由は後述)。とはいえ、AVCバルブが古いと、エアポンプを乗り越えて排気に混ざってるカーボンや、温度がエアクリーナーBOXを劣悪な環境に変えてしまう。
この部分に排出される系統は隔離されている内部のレゾナンスチャンバー(消音機)を通して音を消している
(ぶーぼー、ぶーーーぼーー音)
だからもし仮に、ポートチェックバルブ(レモンバルブ)や
スピリットチャックバルブ(宇宙船バルブ)が劣化、退化し排気圧が逆流しても
1)
吸気側の純正エアクリーナーに、排気ガスは絶対入り込まないのだ、バルブ不良で排気ガスが通過してしまっても、汚れてカーボンの大量に含まれる排気ガスは純正エアクリーナーにおいては絶対に吸気されない構造になってる。
2)
このエアコントロールバルブから伸びる長いパイプ、エアクリーナー側にアルミのオリフィスが入っていると(社外エアクリーナー装着歴があると注意)
エアポンプのリリーフ時に流量が制限されてしまい、エアポンプの送風流量を制限し、結果熱で焼けAVCバルブ寿命低下や、ふたをされたエアポンプは回りが重くなり圧力が上がり、ベーンへの負担がエアポンプの寿命を低下させてしまう。
むきだしエアクリーナーなど問題外
しかし、熱害対策を完全に行ってるオートエグゼであろうとエアグルーブであろうとも新車時代はよくともすでに15年、もたつと話が変わる。エアポンプの寿命を6万km以上まで見据えた機構を有してない事は間違いなくACVバルブの性能や10万km以上の排気ガス装置の維持までは考えてなかったようで、それら排気ガス装置劣化機能停止はアフターファイヤーの発生具合によって確認できユーザーはそれを聞いても
”RE車両はみんな出る”
と思い込んでるところが間違いなんだ
これらの記述通り流石にこれらの機能をすべて兼ね備えたエアクリーナーは純正だけで社外エアクリーナーは全てこれらの装置を短期ではOKでも恒久的に維持できる機能を持たない、新車販売から10年をめどに作られたアフターパーツでは製造後20年を超える、10万㎞を超える場合は注意が必要、またアフターパーツメーカーの対応も望まれる。
地球環境を守る為には純正エアクリーナーの性能を超えるパーツが無い以上、社外エアクリーナーには気を付けないと、
結果的に自分の財布を
”滅亡”させてしまうのだ。
マフラーを交換して、ポンポン、アフターファイヤーが出るとか中古車屋で買ってからすっと出て燃費が悪いというならこの部位の点検は重要になる反対にマフラー変えてもポンポン音も出ず、燃費が良いなら圧縮は下がらない
特に冒頭に書いたエンジンが熱い時の再始動で不調を起こす場合、AVCバルブのシャフトの熱固着が起こりやすく排気ガスが還流してしまってる事が原因、洗浄では治らずAVCバルブアッセンの交換が必要になる
現代の排気ガス装置は環境だけじゃなく、10年以上TX-7ユーザーの財布を守るものなのだ。

本日の朝一様は、CX-80 8000kmでございました。
施工前にリフトで上げて、オイルの漏れ等が無いか確認します。 確認が完了しましたら、ロアアームを外してブッシュを調整します。 調整後はグリスアップしていきます。...
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