さて、前回マツダ8Bitアイドリング判別、意味を書いたんだけど
んじゃ、その下は?ということになるよね?
アクセルの開度によってアイドルの判定をして
上段の2段目までを使ってた
で、もう少しアクセル開度を広げると・・・
アクセスアドレスが下のほうに伸びてゆき・・・・
そこは既にアイドル領域ではなく、低回転増量域に入るという事。
マップをみると、簡単に低回転増量とか、軽負荷増量とかかいてるよね?(例FD)

でも実はその名前の中でもおおくの制御が存在してる
ひとつの例で言えば・・
ココでは開度だけじゃなく、水温の補正も行ってるんだ
(例FC)
たとえるなら左上のほうのある、意味ありげな部分を切り取ってみてみよう
同じようなMAPが6枚並んでるが、まずは左の端。
ここのパラメーターは縦が開度で下に行くほど開度が増える
横のパラメーターは温度、右に伸びるほど温度は上がる。
ただし、アイドルの判定の時と一緒で、一番右の列は
”現在の走行モードを意味する”
つまり、水温の低いときにアクセルをすこしずつ開けてゆくと。
燃料係数”64″ 走行モード”01″
燃料係数”60″ 走行モード”02″
燃料係数”3A” 走行モード”04″
燃料係数”2F” 走行モード”05″
という形で2つのアドレスを同時に読み込み、燃料係数&走行モードの判定を行う
これが少し温度が適度に温まると一個右の枠に燃料係数枠が移動して
燃料係数”60″ 走行モード”01″
燃料係数”50″ 走行モード”02″
燃料係数”35″ 走行モード”04″
燃料係数”2A” 走行モード”05″
あ、少し燃料の係数が下がったことがわかるだろうか?16進数だからね
同じ走行モードでも、温度が上がるとそれに伴って低負荷低回転増量も変わるということなんだ
で、アクセルの開度によって、走行モードがデジタルに変わるので
メリハリのある切り替えを行ってるので、スロットルセンサーがずれたり
接点が古くなって抵抗値が変わると、ギクシャクするんだ。
。
水温って、たった3つのマスに分けられてるように見えるが
。
。
実は全然広い。このでの走行モードは非常に緻密でスロットルセンサーの温度や
金属の伸び等で変わることも有るので追加で後で当てられたパッチのようなもの
実際の温度による変化はー40度から120度まで、20度刻みで書きわけられている
おっと、修正しておく
この図が正解(例FDだけどFCでも前期後期問わず、ぜんぶこのアルゴリズムなんだ)

みんなが気にしてる下のMAINMAPはメジャーだよね、でも上記説明のようにもっと大事なMAPがたくさんあるんだ、これらのMAPを車両の状態やアフターパーツに応じた係数に変化させ制すると、燃費や寿命を大きく進化させることができるんだ
また
マインマップ以外のマップの存在を多くの人や整備士が知る事で、空ぶかしした時マフラーから黒煙や白煙が出ただけで
”燃料調整が濃いor薄い” という根拠をのない客観的発言は一切なくなる
制御の構造を知ればRX-7のエンジンの調子が悪くなったとき、改善解決に結びつかせる
”根拠と理論を持ったエンジニアの発言”になるんだよ。
これに経験が伴いRX-7に見合った人格が重なると整備士になる







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