MAZDA3の2000㏄ Hcci じゃなくてSPCCI(火花点火アシストを使ったSPCCIと呼ぶ技術)を使ったエンジンだ。160㎞しか走ってない新車であったためか、以下に書くちょっと不可解なことがあった。
うわさ通り、期待せずして乗ってみると、乗り味は単なる2000ccのエンジン
ただ、、乗り手を驚かせる何か?ぐらいほしかったなぁ。
普通の会社員が乗ってわかる事は、何もない
もちろん、私たちのようなエンジニアにはわずかな加給領域の感覚はわかる
ただ、残念なことに、この技術はすばらしい!!、、とは感じない
乗り手が感じるのはあくまで2000㏄の単なるエンジン
昔のGエンジンに比べると今回のXエンジンとの差を枯れた整備士流にいうなら
日本には有名な1600㏄ツインカムの銘機がある。ホンダの1600㏄ツインカムエンジンと4AGのツインカムエンジンの混ざった感じ、アクセルON初期にトルクがあるホンダエンジンのようで上は4AGのようながさつさを感じてしまう感覚に近いと思った
エンジンの再スタートもいつも通りだし、モーターで一瞬で動くと言えど、単なる再始動&スタート、(つまり再始動の振動を伴ったいつもの感覚)、ただ反対に一旦アイドルストップしてしまうとクリープが使えない、再始動が重なって一気に前に車が動いてしまうようだ。この動きは今までのクルマと違う為に車庫入れの時や一旦停止時に慣れが必要だろう。今どきの軽四のようにもう少しモーターで動かしてからエンジンを掛けるプログラミングなら気にはなりにくかったのだろうけれど、そこまでこの重量をベルト駆動で引っ張る事での機械的摩耗やデメリットを危惧したのかもしれないが。再スタートはおそらく軽4のようにモーターでスタートしてエンジンを後で掛けるだろうと思ってアクセルを踏んだので、一気に前に進みすぎて驚き、。なんとなく残念で不可解に感じた。だからこれは後に改善するかもしれないけれど。
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モータージャーナリストたちが書く記事はどれも『洲巻に隠した何か?』を予想させていた、だから正直に書くとするならこれは新製品初期段階の商品で皆さんの深いご協力とご理解で今後の味付けを育てていくエンジンだとおもう。
さて、ここからが本番、
テスラほど高額ではなくても電気で動く国産エコカーがかなりの動力性能を持ち、高いパフォーマンスを持っているハイブリットカーが多い中、このエンジンの燃費性能がスカイアクティブGエンジンに比べ、飛躍的に上がってるならこれはこれで十分スバラシイ燃費性能に特化したエンジンだ。
市場の実用燃費報告が待ち遠しいと思うし、環境に良いならマツダ6専用3000㏄直6のXエンジンなんか作ったらそりゃもう待ち遠しくなるはずだ。
そして、世界の環境をみるに、温暖化に対してこういったエンジンを作ることが必要なのか(製造過程のCo2)、ただ、トライすることが必要だという事を人はわかってはいるはず。きっとマツダはそういった事を考えているのかどうかはわからないが、チャレンジの会社だという事は事実だと思う。
もし、こういった赤字を引き起こしかねない最新エンジンを作り続けるためにちょっと株価を上げたいなら、すこし前のマツダ車にもアップデートして他社がやってるレーンキープが出来るようになればいいのにな―とは思う。(いまでは軽にも搭載されてきてる)このままだと、レーンキープという安全なシステムがないという理由で、展示会でマツダに乗る前にネットで比較するユーザーや高齢者の選択肢からはずされてしまう。
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