ヒントを書いた通り、配管図が違うからみんな100%間違う。
確かに整備書の配管図で抜けた時の症状ではつじつまが合わない。
切断してるから、もう回転が上がろうとも何をしようとも、絶対に2000回転だろうがブーストはかからない。仮に2500回転に挙げても上がる事はないだろう、
ところが!このトラブルの記述を書き始めたNo2で記載した中村屋が検証して作った本当の配管図が手に入れば???少しは理解できるのではないだろうか?
おまけにすこし配管の長さに手を入れて実車両に近い状態にした、そしてこの配管図で赤のXポイントが切れていたら?どううだろう??
この図を見ながら、想像しよう。
アイドリングや、1500回転等の負圧が少ない回転では赤のX地点から空気が漏れてしまい、ソレノイドに負圧がたどり着く前に、同じ距離上にある赤いXポイントから負圧がもれてしまいCCNTソレノイドにすら届かず負圧が不足してしまう。
ところが・・・回転を上げて負圧の量を大量に発生させればどうなる?
赤のX地点までのホースが長いけれど、回転を上げてゆくと今まで漏れていた分を超える負圧が回転数の上昇と共に増大して、
2000回転を超えるころには、ついにはCCNTバルブのダイヤフラムの力に打ち勝って吸い上げてしまうのだ。
確かに、その車両では、一本のホースが折れていたのだ。
これだけ、たったこれだけの事なのに、整備書にある図では2本と図解してあるので整備士は迷い、事実ここでは誰も正解もしくは論破できなかったのだ。
がしかし、我々整備士はこういった事例にも対応し20年以上前からシーケンシャルツインの制御に多くの知識を有していなければならないのだ。そして、これからもたくさんの情報を共有して行かなければRX-7は救えないのだ。
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