ブーストが上がらない症状の立証。No6 答え合わせ

執筆者 | 1月 21, 2017 | CCNT, ブースト掛かりが悪い, 低域でブーストが掛からない例 | コメント0件

ヒントを書いた通り、配管図が違うからみんな100%間違う。

確かに整備書の配管図で抜けた時の症状ではつじつまが合わない。

切断してるから、もう回転が上がろうとも何をしようとも、絶対に2000回転だろうがブーストはかからない。仮に2500回転に挙げても上がる事はないだろう、

ところが!このトラブルの記述を書き始めたNo2で記載した中村屋が検証して作った本当の配管図が手に入れば???少しは理解できるのではないだろうか?
おまけにすこし配管の長さに手を入れて実車両に近い状態にした、そしてこの配管図で赤のXポイントが切れていたら?どううだろう??

この図を見ながら、想像しよう。
アイドリングや、1500回転等の負圧が少ない回転では赤のX地点から空気が漏れてしまい、ソレノイドに負圧がたどり着く前に、同じ距離上にある赤いXポイントから負圧がもれてしまいCCNTソレノイドにすら届かず負圧が不足してしまう。

ところが・・・回転を上げて負圧の量を大量に発生させればどうなる?

赤のX地点までのホースが長いけれど、回転を上げてゆくと今まで漏れていた分を超える負圧が回転数の上昇と共に増大して、

2000回転を超えるころには、ついにはCCNTバルブのダイヤフラムの力に打ち勝って吸い上げてしまうのだ。

確かに、その車両では、一本のホースが折れていたのだ。
これだけ、たったこれだけの事なのに、整備書にある図では2本と図解してあるので整備士は迷い、事実ここでは誰も正解もしくは論破できなかったのだ。

がしかし、我々整備士はこういった事例にも対応し20年以上前からシーケンシャルツインの制御に多くの知識を有していなければならないのだ。そして、これからもたくさんの情報を共有して行かなければRX-7は救えないのだ。

0コメント

トラックバック / ピンバック

  1. 客観的事例 | 中村屋 EcoCpu BLOG - […] バキューム側のタンクに刺さってる一本のホースが折れると、低域…
  2. 今日お世話になりました | 中村屋 EcoCpu BLOG - […] 原因は分かった、バキュームタンクのホースが折れていたんだよ …

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

More Post

お便りインプレ

6/23 YouTube開始まで

日(s)

:

時間(s)

:

分)

:

(S)

カテゴリー(スクロール可)

FD3S FC3S

本日朝一様は CX-8 100,000kmでございました。

洗浄前のポート側は、少し多めの印象でございます。 奥はこのような感じです。 洗浄後は、キレイになっております。 奥は、このような感じです。ここまでキレイになります。 洗浄前の潜望鏡は、結構溜まっておりました。 スロットルバルブも、このような感じで溜まっておりました。 洗浄後は、ご覧の通りピカピカに仕上がります。 洗浄前のEGRクーラーは、奥からの光は確認できる状態でございました。...

FDの作業も進んでおります。

タイヤ交換中でございます。剥がし中~ (店長が陰ながら見守っております。) ホイール汚れを磨いて落としています。 はめ込んでおります。バコン!っと 店長が作業のテンポを上げるために、タイヤのバランスを整えてくれています。...

昨日の預かりFD様になります。

ヘッドライトのカバーを外し、周辺のねじをごにょごにょすれば べーんとオイルクーラーをゴリさんが交換いたしました。 交換した後になります ちょろちょろっとオイルを足せば、ほぼ終わりになります。 タイミングと材料があれば、FDやFCも作業しております。なにかありましたら、お問い合わせだけでもくださいませ~。店長がサクッとお見積りしてくださり、社長がGO!かNO!を出します。( ´∀` )...

お預かり中のFDになります。クラッチ交換作業~雰囲気になります( ´∀` )

FDのお腹がまたかわゆく見えます。キュンキュンですよ ミッションおろした状態になります。 顔は見えないんですが、ゴリさんがクラッチを触っています 中身があれでしたので。。。ゴリさんが。。。 キレイに仕上げてくれました。 外した部品をよく見ると 茶色い箇所はメッキが少々はがれているみたいです こちらもゴリさんがキレイにしてくれました。キレイにする前の状態は間に合いませんでした。...

中古車情報

〜FD3S情報〜

止むなく手放されるFD、再掲ですが下記リンクより車両情報ページの店長ブログにいけますー...