スカイアクティブDの馬力低下は10万㎞走行でも見られなかった
軸損失分を加味したら、、、メーカーの公表グラフと、同じように見えるんだ
もちろん、データーはスピードリミットをキャンセルして4速で測ってみた。
このエンジン、総走行距離こそ、15万㎞のアテンザだが、エンジンは4万㎞の時に載せ替えしてるから実走行は10万㎞。インジェクターの交換歴もなく、いじったのはEGR制限プレート & サイクロンアースの装着と、RECHARGEが作ったEGR対策ソフトウェアのインストールだけの車両だ。ドライアイスショット等の作業歴もゼロ。ただし、2回ほどインレットマニホールドを取り外してドライバーと掃除機で溜まったカーボンはほじくりだす程度の掃除はした。出回ってる高価な添加剤は、2年ほど前にお試しで一回だけ使ったけど今は一切入れていない。(そもそもそこで高価な燃料添加剤をいれたら燃料費が上がるから避けていた)
もちろん、測定時にソフトウェア上でスピードリミッターを解除してるけどパワー等のデーターはノーマルで行った。
ということはだな。。
RECHARGEで使ってるアテンザ2.2D、マツダのスカイアクティブDの耐久性は相当高いということになる。10万㎞を走ってもスカイアクティブディーゼルは馬力低下を引き起こさず走ってるということだ。
ただ、、、100%ノーマルで乗っていたら、というわけではない
真の耐久ポテンシャルを発揮させるためには、EGR制限プレートやサイクロンアースの装着とソフトウェアの変更によって相当効き目があった、ということだ。
過去にも書いたが、ドライバーでカーボン削って掃除機で吸って掃除して分かったことがある、、と書いた。
知っておいてほしいこと、と重要な事が2つ。
1
掃除すれば、治るというものでもない。
カーボンの詰まりを取れば、戻るというものでもない
30歳ぐらいの整備士レベルなら1時間で分解可能。
(マツダで働く整備士がディーゼル乗ってるなら一度は分解洗浄してみる価値はある)
(特殊工具は要らない、トルク管理は少しきつめだ、多くの場合メタルガスケットなので再利用可能)
2
もちろん、このディーゼルエンジンは7万㎞も走るとカーボン堆積が原因で馬力が落ちる、またカーボンによってトラブルが起こる事も多々ある、がしかしこれを回避する事は現在の技術では不可能な事。海外のディーゼルが撤退した事とはまた別の問題だが、まだ伸びしろがあるエンジンだとも思う。
ドライバーでホジホジで、掃除機で吸うという人海戦術だが出来ないわけではない。(インレットやエキゾーストバルブのステム近くは手を付けない方がいい、ポート洗浄のつもりぐらいでやめていい)
3
条件を整えてちゃんと燃やせば、DPFの詰まりを焼き払う事ができる。(でも高回転を使えばいいという単純な事ではないよ)
・・・・・・・すなわち、EGR制限プレートや、サイクロンアースの効果は大きかったということになるだろう。
さーて、、、来週のサザエさんは。。。
詰まったであろうカーボン、どのぐらい詰まってる?
んじゃ、掃除して馬力を測ったら?
の、3本です
こういったロガーで詳細を語るのは次回以降になるのでお楽しみにー
さあ、今なら中古車が安いぞ、2.2Dに限られるが、もしここで延命方法が研究公開されてカーボントラブルのなぞが解けたら、、、、
マツダディーゼルの中古車は、めっちゃ値段が上がることになる。
まだまだ走れるんだ。7よりも手間がかからない。
ディーゼルならではの、大阪ー東京 無給油で往復できる。
ベースは現行モデルと変わらないのに、このフルサイズでありながら燃費もよく、力も強く楽しめる車が お手頃、お買い得な金額になってきたよ、7ユーザーなら、家族への言い訳にぶつからないレーダークルーズとかついてるのを探そう!
マツダのディーゼルを守る活動の一環、2.2Dについてはようやくここにこぎつけた、ほかの1.5D 1.8Dはほかの他社でトライしてほしいと切に願う。すでにREの延命や再開発をしているのでこれ以上の機種は無理なんだ。
どうしてディーゼルを守る必要があるか?
マツダが赤字に元になってるといわれてるディーゼル、我々乗ってるユーザーサイドから何とかしなきゃREの再生部品なんて作る予算なんて出てこないじゃないか。
マツダのディーゼルの短命さが、ロータリーに似てるじゃないか、、いいトルクと燃費という相反する部分だけど、短命といわれる部分を何とかすれば、、、と
アクセラスポーツ2018年式スカイアクティブXD2.2ですが前期型と後期型の分類はどのように定義されるのですか?
御社がEGRプレートをリリースされて間もなく購入し、取り付け3,000km位高速道路も含め走行後、発進時生きつきが有るので取外しましたがその後2,5万キロ走ったので取り付けますが「前期型」と云うのが当初より気になってましたので教えて頂きたく思います。
お忙しい中恐縮ながら宜しくお願いします。
12年13年モデルの初期型の顔をしたモデルです。長く乗るために検証を行ってゆきますので今後ともお付き合いくださいませ。(今はREの検証時期に入ってますがまた継続して行います)