ディーゼルの煤の発生する場所と時期

執筆者 | 5月 1, 2020 | Non-Fiction | コメント0件

今のエンジンにはディーゼル、ガソリンに限らず煤の発生は避けることができません。煤の発生と消費量のバランスが、がカギになります

 その時はいつ?どうして?崩れるか?多くの場合新車のうちは圧縮も高く煤の発生やマニホールド内に堆積する煤も少ないのです。また吸入回数に沿った量がエンジンによって吸い込まれ消費されています(発生量<消費量)、しかしながらこの煤はシリンダーやピストンリングにとっては『固い摩耗の粉なので摩耗の促進剤』であることに違いはありません。これが6万㎞も走った後は各部の摩耗 圧縮が低下した結果ススの発生量は増大します。(増大発生量>消費量)という訳です。

ただし、短距離でしか使用しない方には早めにこの悪循環プロセスが訪れる事が8年前から乗り続ける皆さんの実績として確認されています。

(新車の発生量<消費量)

 から~

(古い車両の発生量>消費量)

 へと距離を進めるうちに変わります。
 そしてこのカーボン(煤)の発生するポイントも決まっています。

 EGRガスが一気に新気体と混ざるポイント以降で発生します。

これらを抑制するEGR制限プレートには目的や症状によって2種類あります
9㎜サイズは 距離を走った前期2.2Lディーゼルに有効、また11㎜サイズで効果(再生時間の短縮)が1000kmを超えても見られない場合、11㎜に比べわずかな燃費を犠牲にして燃焼による煤の発生を根本から抑えます。

11mmサイズは 今調子は悪くはないけど予防策として運用推奨。時間はかかりますが少しずつ剥がしてゆきます。(煤の生成量と、消費の量を比較という視点)

また、アテンザやCX-5、アクセラディーゼルに販売している『EGR制限プレート』ですが、ススによって詰まりや堆積しないことが確認されています。

難しい絵ではなく簡略化していますその理由はこちらをご覧くださいませ。

このEGR制限プレートは数々の経験と実績、そして理論で成り立っています これ以上小さくても大きくても効果が変わります大きくする分には問題ありません(装着前に戻ってゆく)が、。理屈上ユーザーが勝手に未検証のサイズである9㎜以下にはできないはずです。小さくするとトルクも増えますが完全燃焼に近づきその分燃焼温度もあがります。水温や油温の上昇を考えリスクの小さいと言えるサイズが9㎜です。

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