パーツフェニックス、マツダへの手紙届けました。

執筆者 | 7月 10, 2016 | パーツフェニックス計画 | 9 コメント

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マツダに行ってきました
もちろん、パーツフェニックスを提案する事と皆さんからのコメントを届けるためです。

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本社入り口を超え、会議室にはカメラ等、持ち込めません。

以下の小早川さん監修の文章をもってデーターと文章として、マツダのカスタマーサービス本部梅下様にお渡しし会議室に集まられたカスタマーサービス、生産管理のみなさまに現状をお伝えするとともにブログで公募しておりました皆さんの声、120件を超えるコメントを印刷物とデーターと共にお渡しいたしました。

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初めまして、兵庫県から参りました中村です。
中村屋はマツダディーラー出身である私が興したRX-7の修理をする専門店で、特にユーザーが交換した排気系等のアフターパーツに見合ったエンジン制御へのプログラムの変更、圧縮下がってしまったエンジンに対する延命措置プログラム、また燃費に特化したリプログラム等の実施、ユーザーの求めるドライバリティーをRX-7に搭載されているコンピューターソフトウェアのリプログラムで実現させ数多く評価され20年以上販売しています。
中村屋では、複雑であるが故に後手に回ってしまうRE独自の電子制御の説明をHP上で行っています。その中で、私の認識としましては、燃費の低下や圧縮の低下の多くはシールの摩耗が招いた結果ではなく、28年前にマツダが開発した制御システムにおいてでも、正しい知識と認識で整備することが出来れば、REが本来持つ高耐久をだれでも引き出す事ができると訴えて参りました。
ユーザーの訴えによると、現在各地のディーラーに行ってもREに詳しい人は不在で、ロータリーの健康バロメーターである圧縮を測ろうにも圧縮計測器さえも入手ができない事、プラグもディーラーには在庫がなく、プラグを交換したことがない整備士によるプラグコードの取り付けミスがある等の報告がありましたので、整備士の方々や、RX-7のユーザーが参考にしていただけるようなHPを、整備士歴34年の経験をベースに私が約15年かけて作ってきました。

その中村屋HPを愛読するRX-7ユーザーを集めて行うイベントの代表例がRX-7のみを350台を集めたりんくう7DAYです、中村屋のHPには一日5000人もの方が訪れます、多い日では1万を超える日もあるので全国からの修理の相談の大変です、その中で相談した修理がうまく収まったので実際にお礼がしたいというのが始まりです。
そういった方の声に応え一年に一度、公道のパーキングエリアにてRX-7のミーティングを行っておりましたが時代背景を考え10年前に大阪府土木管理事務所が管理するりんくう公園で、だれもが参加できるRX-7の集まりを合法的に行おうというイベントに切り替えました。参加者のために中村屋がイベント実行に関する資金を捻出し、現在までの参加延べ台数は2000台を超えました。近年に行ったイベントからは更なる安全と合法性を前に押し出すために地元警察の協力もいただき、より安全で明るいイベントを目指す為にりんくう7DAY委員会を設立しより公共性の高いRX-7のユーザー同士の交流を企画、実行しております。

その交流の原点はというとRX-7の維持、修理やメンテナンスの情報の共有に尽きると思います
私のHPにおいて、REの構造はもちろん、プラグやセンサーの交換方法をはじめとする、REの電子制御、排気ガス装置の役割、その必要性、REを維持する為に最低限度知っておくべき事、等をお伝えして来たところ、一般ユーザーや整備士の方から燃費の向上や、圧縮回復、使いやすさの向上等、多数の情報が集まりそれらを考察するとRX-7の寿命は、アペックスシールの摩耗限界等RE本体の構造が原因ではなく、それをとりまく制御装置の劣化が原因であること、。また整備士スキルの向上により多くのREが息を吹き返すことを体験してきました。

この度、小早川、貴島、両氏のお力をお借りしてマツダ様に対策の必要性をお伝えすると共に、中村屋がこれまでに経験し、対応して集めた資料と、整備実績をベースにREファンにも協力を呼びかけ、マツダ様にパーツの入手性の確保やサービスの改善をして頂ける様、願いを込めてパーツフェニックスと名付けました。

現在のRE車の状況ですが、S53年に発売されたSA22CやFC3Sについては以下が車検時の排気ガス基準です。
 COについてはS48年規制値 4.5%
 HCについてはS50年規制値 1200ppm
 この程度の規制値であれば車両が古くなった、パーツがなくなった等により、
 仮にエアポンプが止まっていても、触媒さえついていれば通るギリギリの数値でした。
ところがH10年に施行された基準は75%の削減を求められています。
 COについてはH10年規制値 1.0%
 HCについてはH10年規制値 300ppm、従来の75%減です。
4倍も規制値が厳しく引き下げられた為に、排気ガス抑制装置の劣化、エンジン制御部品の劣化がすすむと車検には通らなくなります。
。。。。。。。。。。。。。
現在、困っている主な部品は以下の通りで、 重要度ランクは、A、B、Cで表しています。
在庫なし部品 A
 排気ガス規制クリアーのために絶対に必要な部品で、
早急に入手可能となることが必須です。
 これはREの寿命を左右する非常に重要な部品です。
需要高い B
 これらは痛みが激しく、現在の出荷数も多いはずで、引き続き必ず必要な部品です。
今後必要 C
 急を要してはいませんが現時点では寿命が尽きているもののまだ使用できるレベルです。
 今後何らかの症例が出回ると急に発注が増える事が懸念されます。ちなみにこれらが無いと通常走行すらできません。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
Aエアコントロールバルブ
  FD3S 現在在庫なし、リビルト無し。新品。
    FD5型以降に不良が多い
    (漏らしポート廃止による劣化)
  FC3S 廃版(需要高い)
     (車検には通るが黒煙がでてしまう為)
Aスピリットエアチェックバルブ
  在庫なし
  通称宇宙船バルブ(需要高い)
  FD5型以降に不良が多い
Aコントロールバルブ
  シーケンシャルの切り替え弁 製廃(需要高い)
Aポートエアチェックバルブ
  通称レモンバルブ (需要高い)
  FD5型以降、不良が多い
Aロータリーにも使える10w-30純正オイル
  (現在発売中止)
   マツダで作ったREエンジンに使えるオイルが市販では限られる

。。。重要度B以下、長文にて、、、略。

@@@@@@@@@@@

今、”はい、わかりました、ではこうしましょう”

 という回答はありません。

マツダとしての皆さんの声は、ちゃんと受け止めていただけるという言葉を信じるのみです。

当日の会議で小早川さん、貴島さんのお話しのとおり将来のREを開発してゆく上で現在のRX-7のパーツ終了やサービス体制の改善は避けて通れない問題である事は既に認識されています

そのうえで、
文章にしてお渡しはしませんでしたが、ディーラーで直せなかった不調を中村屋では数多く取り上げ、メールや電話等で作業内容の指示、経験上の解決方法やの糸口を提示は大変な事です、私一人でできる範囲を大きく超え、実際に今回のような車検が通らない、始動時に黒煙が出るという問題解決にたどり着くには時間がかかりすぎましたので是非、メーカーの力もお借りして一緒にRX-7の故障のメカニズム解明を継続してゆきたい事。少し強引かもしれませんが中村の手にも余った時どこに連絡すればよいか?整備歴35年を持っても改善修理できない場合相談できる部署を教えてほしいという、現段階では談話レベルではあろうけれど、もし無いのであれば7専属サービスユニットを作って頂く方向に。少なくとも既にREを守る窓口が必要であることを今回の会議の前、既にブログ等で今回のパーツフェニックスを認識をしていただいてるというお話も耳にすることができました。

・・・予定時間を過ぎても、語りつくせぬので時間を延長してでも聞いていただけました。

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9 コメント

  1. ヨウ

    大変お疲れ様でした。
    ご尽力に感服いたします。
    ゆっくり休んでください( ´∀`)

    返信する
  2. 店主

    誰かが言い出さなきゃ、始まらない。今回感じた事としてディーラー(販社)と、メーカー(作った会社)との心意気の差は天と地ほどの距離が大きいと感じます。

    メーカーは次を出すから何とかしましょう、、、どころではなく、REはマツダのエンジンです、と言っています。

    必ずやってくれます 
    一般常識の旧車に対する世論に反して、拍子抜けするほどマツダから熱風を感じました。

    返信する
  3. nama_rin

    ユーザーになりかわり、ありがとうございました。

    口だけではなく、中村さん、小早川さん、貴島さんをはじめとする行動力のある人々によって、我々ユーザーの声を届けて頂きました。

    我々ユーザーとしては、口に出して現状を訴えること、セブンにこれからも乗りたいんだと言う意思表示こそが、行動を起こすことに繋がると信じ、120件のうちの1コメントを記載致しました。

    極論を言うとディーラーで整備出来なくても良いんです。
    中村さんや、八木さんのようなセブンを見れるショップに持ち込めばいいです。

    だけど、整備に必要な部品はマツダしか作れない。
    部品がなければ、整備士さんもお手上げです。
    ワンオフ、流用では絶対出来ない部品もある。

    良く八木さんも生廃になった部品の入手や代変えで頭を悩ませています。
    別に八木さんだけではない。
    声をあげた中村さんがユーザー以上に必要性を感じていると思います。

    最初は何も変わらないかもしれないが、声をあげるプロセスが重要だと思います。
    継続的に訴えること。
    これからも一緒にやっていきたいと思います。

    返信する
  4. なかやん

    >メーカーは次を出すから何とかしましょう、、、どころではなく、
    >REはマツダのエンジンです、と言っています。

    ちょっと涙が出そうになりました。
    大切に乗りますので、是非とも実現して欲しいです。

    返信する
  5. Asmic

    たくさんの皆さんに、ありがとう!!

    返信する
  6. 石田

    この度はユーザーのためにありがとうございました

    ただ私としてはディーラーの中にもちゃんとやってくれている店舗があるということも付け加えさせて欲しいと思います

    私は3ヶ月に一回、オイル交換していますが5W―30が入っていますし店舗に無かったことはありません

    またプラグも半年に一回、交換していますが今のところミスはありません

    せっかくの機会ですしマツダ(メーカー)、中村さん、ディーラーが三位一体となってセブンを守っていきましょう

    返信する
  7. みこ@みこ 猫虎283

    声を届けていただき、本当にありがとうございます!!
    そしてお疲れ様でした。
    昨日は地元まで来ていただいたのに予定とセブンのコンディションを調整できず会いに行くことができませんでした…。
    僕も今出来ることをコツコツしていき、いつかは中村様やその回りの方々のように思いを実行していきたいとおもいました。
    この度の行動すべてに深く感謝いたします。
    ありがとうございました。

    返信する
  8. 蒼

    小早川様、貴島様、中村様、佐竹様、井出本様、この度は我々の声を届けて下さり、ありがとうございました!!
    そしてお疲れ様でした!
    マツダ様の反応がネガティブなものではなく、まずは受け止めて下さってよかったです。
    これも皆さまの尽力の賜物でしょう。

    いちユーザーとして微力ながら、今後とも本活動を応援しております。

    返信する
  9. 赤レン

    中村様、佐竹様、井出本様 この度の行動、お疲れ様です。ありがとうございます。
    小早川様、貴島様、ユーザーとメーカーのかけ橋をしていただき大変感謝いたします。

    ご対応いただきましたMAZDAならび、カスターマーサービス、生産管理 各部門様にも我々ロータリーユーザーの声に耳を傾ける機会を作っていただき感謝いたします。

    この声をきっかけに少しづつでもMAZDAさん内でアクションが始まるり、次に繋がる事を切に願っております。

    折角最初の扉が開かれたのですから、可能であるのなら今回のみの会合では無く、定期的に会合を行ってユーザー側のみならず、メーカーからの問題点や声なども聞き、お互いで解決策を考えていければ良いのですが・・・

    返信する

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