スピードリミッター解除パーツは危険

執筆者 | 1月 20, 2010 | スピードリミッター | コメント0件

RX-7やRX-8に限らずコスモや等ロータリーエンジンの燃費CPUについて質問が寄せられております

お便りを頂きました

>中村屋 御中
ECO ECUに関しまして、いくつか質問がありましてメールを送らせて頂きました。

プライマリータービンからセカンダリータービンの切り替わり寸前で
シフトアップ(主に2速→3速)を行うと、直後の加速が非常にもたつき、その回転
近辺を避けてアクセルコントロールをするような状況に不満を感じております。

ECO ECUではトルクの谷間も解消されるとあり、現在の不満を解消できる品で
あると期待して検討しているところです。

質問ですが、
・スピードリミットの変更値である最大値というのは、km/hで表しますと
どの程度なのでしょうか。

ツインターボの切り替えポイントのヒステリシスの適正化で対応しています
と、返しましたが、ふと過去にあったトラブルの事例を思いだしましたので、ここに書いておきましょう

CPUで適正化して直るはずであったのに、機械的ではなく電気的にトラブルが起こった事例です

質問されてる内容の下段にはスピードリミッタの事に触れていますね
ツインターボの切り替えポイントが純正のままだと多くの場合、2-3速にシフトアップしたときにもたつきを感じる人も多くおられます
が、問題がある車の中で小さな箱タイプのスピードリミッターを装着してる車に多い症状である事も事実です。

パーツレビューにも書きましたがもう一度ここで補足を。

”スピードリミットはカットではなく、”最大値”に変更してますので社外品ははずしてください、カットはプログラム上FDでは不具合が出ます
車両に車速が入力されない、または矛盾があるとギヤ判定ができず走行モードが 固定化され軽いフェルセーフ状態になります、スピードが入力ミスを起こすと回 転数と車速の間で演算できず、車両側は現在の走行してるギヤ判定できません”

 ギヤ判別ができないと、正確なツインターボのタイミング設定ができません

ここでの最大値とは、実際に純正CPU装着車両で出した事のある実績値、290km/hを意味する16進数値、などという実績値をさします
諸説ありますが、中村屋的にリミッターアドレスに”FF”というパラメーターは多くのチューナーが愛用しますが、ストップエンド(区切り)という意味合いをも、含めている記号でもあり、さらに・・・一番の難点は・・

実際に”FF”(あえて数値は書きませんが、もちろん300km/h以上)まで加速し巡航できるFDに出くわした事がない為、あえて実績のある数値を入れております

これがなぜか?というと・・・
プログラムの中には多くの記述があります

たとえば・・・

アドレス623fには燃料マップがある
  623fには縦、横、それぞれ16x16である
  横方向には回転数500回転ごとに移動して
  縦方向には100mmhgずつ移動する
  燃料マップの最小数値は0とする
  燃料マップの最大数値は80とする
  燃料マップは、720mmhg以上に読み込む

この中での燃料マップの数値は範囲指定されており、0~80までです
仮に、1でも30でもいいわけですが、81を入れると・・・?

 アナログ思考では80の次の数字と連想できますが
 デジタル機材には、定義していない値になり・・

  ”81って、なんだ?” となります

燃料の場合ストップ値であることが100%確実で実験上のデーターもストップ値となっていますので、80以上の数値を入れて、、、90なんて書いちゃっても80以上出ません。

 出ないどころか、噴射さえもしないかもしれません
 CPUには憶測でものを判断することができないからです。

さて、スピードリミッタなんですが、実績のある290kmまでは周回路で確認できていますがそれ以上、実績として未確認なので290km/hとなったわけです。シャーシダイナモで290という事は可能ですが、実走行とはかけ離れます。

ストップエンド(区切り)、であれ、アウトオブレンジ(指定範囲外)となる可能性、実績等踏まえると確実性に欠けます。
スピードと、回転数を元に現在のシフトポジションを判定するCPUの場合・・・
アウトオブレンジつまり、指定範囲外となると、CPUにはエンジンを一旦切るまで正確に演算しません。正確な車両速度が入力されないと、回転数をCPUに与えてもギヤ判別が出来ず、その関連でギヤごとにあるブースト制御、ギヤごとの走行モード判定、ギヤごとに決められた切り替えポイントの変更が正確に行われない可能性が高いわけです。

で、先ほどの質問にある、ツインターボの切り替えポイントの判断もおかしくなり加速のもたつき、を起した車両があった事を思い出しました。
過去、CPUを通販で送ったところ、ツインターボの切り替えポイントが以前と全く変わらないと言われて、来社されたところ、CPUの奥に社外リミッターカットが装着してあったのです。中古で購入されたため、本人も気がつかなかったという話。

これを元に戻して完治した事もありました。
大手のRE専門会社で買ったのであればともかく・・・
皆さんの多車種対応型スピードリミッターカットであった場合、
メーカーにこのあたりも確認しておくべきです。

これを付けたら、ツインターボの切り替えがかわるよ~~~なんていわれてつけてる人も注意。

事実を知らずして、素人が偽信号を頼ってはいけません。
それをだます事で、もっと多くの犠牲が払われてる可能性も高いのです

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