大事なことは成功と失敗の数によって裏付けされた、経験だと思う。
経験によって裏付けが強固になり信念に変わってくる。
例で言うなら、、、
今回のスロットルセンサーに関して言うなら、すでに477個出回ってる
もちろん、一品たりとも不良品はない。(取り付けるスロットルボディーが新品状態というわけじゃないだろうからそれに見合った電圧調整、調整不良はあるかもしれないけどね)今年の2月から生産目標を立ててテスト品の公道テストを長期間行い何度も修正して不良品の確率を極端に下げている。そして箱に入れる前にも全商品にテストして出荷してる

この最新型のセンサーは何がすごいかというと、メモリー機能が備わってる点。固有IDはもちろん、内部のアナログ入力からデジタル出力へのAD変換を内部CPUを使ってメモリーに書かれた通りに出力するから車種を問わない、4極のカプラから特定コードを入れると国産はおろか海外製のスロットルセンサー出力等をすべてコピーして出力できる。仮にスカイライン日産DR30用がほしいとか、トヨタの初期型ソアラのスロセンがほしいと言われれば作ることが可能だという事。問題があるといえば、機械的な部分を再構築(アルミハウジングの削り出し等の設計)するから数は必要にはなるだろう。トラブルに関しても機械部のカム摩耗等はいずれ遠い将来あるかもしれない(シャフト等はベアリング受けなので純正よりはるかに可動部は摩耗しにくい)
もしも5年とか後に摩耗で壊れることがあるかもしれない、その時は機械部分だから研究の為に回収して補修パーツを作ろう。より強靭な形や材料を駆使してもっと壊れないセンサーに進化させるのだ。ただ結局壊れない限りそのチャンスが訪れない、となると壊れる(最初の書き出しで書いた失敗する)事で進歩するという事になる。こういった成功や失敗の数で進化し、信念になる。

さ、ここで ”失敗” という言葉を使った。
揚げ足を取るならここだろう
失敗したらどうするんだ?
車の寿命を短くするかもしれないんだぞ?
だから許される限りの時間を使ってのテストをするしかない。
メーカーだってテスト回数や個体数、テスト期間が限られてるから結局はユーザーに販売、実走させてトラブルがあったらその都度修正するサンプルを集め定期的にリプロしてるわけだから今の時代はそういうものだ。
そして 否定以外にも選択肢がある事をしっているはず。。
買わないという選択肢だ
いや確かにメーカー純正新品があるならそちらを選べばいいわけだし。
(ただ注釈として、今回のDTSの製造は、まずマツダの新規生産を待つ7ユーザーへ”私が新型純正なら大丈夫だ”と言い切ったのに生産された商品は”前期にはつかない” ”メインハーネス配線はカットする” という状態であったために責任を取る形でカットしなくても取り付けできるカプラキットを出したりした経緯がある)
今、マツダの最新型スカイアクティブXエンジン(ガソリンとディーゼルのいいとこ取りの新技術)も価格の割に燃費向上率が低いから見送り、、とか車の評論家にいわれてるぐらいだ。
また、最後が『自分で作る』という選択肢まである。
新製品に対して”否定流れ”を風潮や世論で作ることでこういった新規プロジェクトは一切進行しなくなる。
誰もがやらない事、やれないことを実行する場合必ず逆風も吹くだろう。それを後押しするのか?それとも自分で買わない側に立つのか?は自由であり選択肢ができてるという事。ただ誰もが買わなければブラックボックス的な電気的な部品の再構築は二度となくなるだろう。

ただし、私としてはマツダの出した商品(スロットルセンサー)に”いちゃもん”を付けたわけだから、
お前がやれよ、やってみろよ
揚げ足取るならやってみろよ
カプラがないから仕方ないだろう
予算が決まってるから、
時間が決まってるから、
そもそも、自分で作ってもしないくせに、
商品に文句しか言わない?
とメーカーのエンジニアに言われたときに。
『ぼくならこう作ります』
『単なるテスト品レベルじゃなく、製品版はこうあってほしい』
と胸を張ったというつもりで
販売し初期ロットを完売した。

一方、書き換えのCPUや、フルコンという文化もこれと同じ。
長い月日や失敗や費用をかけて定着した技術で30年前の初期には誰もが否定した技術だ。
あと数年後、こういったボルトオンのデジタルスロットルセンサーやデジタル式の温度センサー、デジタル式の圧力センサー、デジタル式のエアフロメーター、デジタル駆動のインジェクター、デジタル駆動で省エネ化されたコイルとイグナイターセット、デジタルサンプリングされるノックセンサー、、どんどんデジタル化が進んだらもっとみんなが幸せになる。購入した7のオールデジタル化が進んでいればセンサーの劣化具合や交換時期、使用した環境等をメモリーから吸い出せば使用歴が解るようになるからより安心につながる。もちろん、”だいたいこんな風に劣化した場合は故障につながる”という言葉がなくなり、故障判定ができるようにもなり噴射量や制御がより確実で長期間安定し結果RX-7の古いロータリーエンジンは予測不可能には、こわれなくなる。今よりもっと予防もできる事につながるだろう。
。。おお、デジタル式って!?。。。とおもうよね。

でも、そのたびに ”生産します” と声をかけ今回のDTSのように一年ぐらい待ってもらうかもしれない、でもそれは裏側では見えない試行錯誤、そして失敗やそれから得た改善にかかる時間だと知っておいてほしい。今回のデジタルスロットルセンサーにかけた費用だけで数百万以上近くの初期投資、そしてNG判定して捨てた数や時間も相当な時間だ。
裏では多くの人が、どこかの子会社であったりどこかの大きな企業のエンジニア達が手間暇かけて残業し育てたセンサーやプログラム。その給料にはならないサービス残業等、彼らの努力にはとても感謝しこのREという文化に還元を誓いたい。今後の指針はここにある。このプロジェクトで得た費用があってこそ、海外遠征による海外の皆さんとの交流や技術交流、いろんな形でのPF活動の資金に充て古くなったロータリーエンジンの新規デジタル化の研究費に充て、できない事をどうやって行うかに焦点を当てロータリーエンジンの将来に全てのエネルギーを投入実行しています。世に必要な人材であり必要な組織になるべく自ら望んで挑戦しなければ成長は無いのです。
37年整備士としてマツダの厳しいい先輩たちのご鞭撻によって伝わり始まった、経験が教えてくれた事です。
整備士の諸君、挑戦していますか?
企業に勤める現場の皆さん、
机上の空論にふけらず、手に豆を作り、
手を真っ黒にしていますか?
目標となる人物や先輩はいますか?
私にはいます。
・・・
表には見えない技はエンジニアだけじゃなくおおくの分野に存在する。昭和生まれならこの技の裏には、巧がいた事に気が付くだろう (カトちゃんのドラム)
皆さんが、自分たちの分野で実力を発揮できることを願って。
MerryChristmas
https://youtu.be/VT2OQ5EcYHo?t=81
追記
12月26日、会議にてDTSの再販を開始することが決まりましたので来年1月の詳細報告をお待ちください




中村さん、お疲れ様です。熱いですね。その熱さが大好きです。応援してますよ!。
もはや年を取った枯れた整備士ができるのは、技術でも技法でもなく志の伝授です。
初めまして。率直な気持ちです。DTSがCPUとかメモリーとかそこまでこっているとは知らず内部構造もわからず価格から推測して応募まで至りませんでした。
ですが今回のキャンセル再販は買います。
何時まで乗れるかわかりませんが、なんとかいつまでも乗ろうと思います。
深いご理解、ありがとうございます。
おはよう御座います。
残り一つの決算ボタンを押した時にはもう売り切れでした。
中村さんの思いを手に入れられませんでした。
もぅマヂ無理。 ブーストアゲヨ….
もう、、仕方ありません。。
もうしばしお待ちを・・・
再販が決まりました。安心してお待ちください。