トルクダウン制御が、入るRX-7  ATは特に。

執筆者 | 2月 20, 2014 | AT車両 について, ノックセンサー | コメント0件

FD3Sにおいては特に。
A/T でも5速車両でも入ります
1 エンジンに、異常燃焼があった場合、ノック信号でこれを行う場合と
2 A/T車両でシフトアップ時にAT用CPU信号から送られた場合
。。。。。。
1 においては
A エンジンの不完全な制御で起こったノッキング
B オーバーブーストによる希薄ノッキング
C ガソリンオクタン価不足によるノッキング
Aは、
水温や吸気温度等のセンサー等に劣化による誤差が生じて燃料が適正に噴射されない場合に行う制御です。あまりに古いセンサーの場合トルクダウン制御が範囲を超え(新品センサーは余裕の信頼性があるが古いと余裕を超える)ハードノックを起こし、エンジンの圧縮を下げてしまうことになります
Bは、
ユーザーのマフラー交換等でよく起こる状況でオーバーシュートを引き起こしてCPUでブーストを引き下げても燃料が追いつかない場合、ノック信号で感知し、トルクを下げますマフラーを変えて、適正な燃料が与えられていない場合CPUは常時トルクダウンを行い、トルクの引き下げを行います。。。。マフラーを変えて踏んでもいないのに燃費が下がるのはこのためでユーザーは低域のトルクが下がったと感じるはずで、フィードバックにも入りにくくなります。燃料が薄いから燃費がいい?というのは間違いで必ず悪化します。ここで”実燃費が良い場合、燃料ポンプの燃料圧力低下、レギュレターの異常等、フィルターの交換を行うべき”で、喜んでいるべきではなく異常を疑いましょう。また、マフラーを変えてもブーストがあがりにくい場合、ノックセンサーの劣化が疑われます、あがらないからいいや、という感覚で向き合わずに、ノックセンサーを変えておかないと、ほんとうに危ないときにエンジンを守ってくれません。
Cは、
ユーザーが間違った燃料、レギュラーを入れた場合に入るモードでトルクのかなり低いレギュラーマップで走ることになります、この場合もしマフラーを変えていればほぼ間違いなくエンジンはダメージを受けて、燃費が劣悪になってるはずです。


。・・・・・・・・・・
2 においては、
オートマチック車両に搭載されているモードでオートマがシフトする瞬間トルクを下げることが必要で、訳は以下のとおりです
AT車両はマニュアルミッションとシフトアップの状況が大きく違います。マニュアルトランスミッションであれば、シフトアップしたしたときにアクセルを戻すのでタービンの回転数は下がりオーバーシュートしません。ところが、ATの場合、アクセル全開でシフトアップして行く為、タービンの回転が下がりません
タービンの回転が最高に上がったまま、エンジンの回転数だけが下がるのでタービンの余剰空気がマニュアルに比べて倍以上あるので、その分、オーバーシュートが顕著です
数字でわかりやすく書くと
仮に1速で走って、2速にあげる場合
MT車両の場合
最初にアイドリング回転数からから走り
タービンはエンジンの回転数に伴って最高55000回転まで上がります
MT
1速
750 =1500
3000 =23000=0.8kg
5000 =40000=0.8kg
6000 =55000=0.8kg
2速に入れる瞬間アクセルを離すのでエンジンとタービンの回転数は下がり
次のシフトアップポイントである2速5000回転では40000回転未満まで下がっています
2速
750 =
3000 =
5000 =40000未満=0.6kgからアクセルonで徐々に上がる
6000 =
。。。。。。。。。。
これがAT車両だと
最初にアイドリング回転数からから走り
タービンはエンジンの回転数に伴って最高55000回転まで上がります
オートマチック車両
1速
750 =1500
3000 =23000=0.8kg
5000 =40000=0.8kg
6000 =55000=0.8kg
2速に入れる瞬間もアクセルをONですのでエンジンとタービンの回転数は下がらず
次のシフトアップポイントである2速5000回転では55000回転を維持します
2速
750 =
3000 =
5000 =55000=1.2kg
6000 =
上のマニュアル車両と比べると2速へのシフトアップ後、エンジン回転数だけが落ち、タービンの回転数は55000回転もままです。エンジン一回の回転数にタービンの余剰空気があふれ、2速へのシフトアップ直後、ブーストが上がってしまいます
ここで必要になるのが、ATを滑らせない為のトルクダウン制御です、ただしCPUでエンジンのトルクを下げますが、ブーストは下がりきりません。CPUからトルクダウン要求信号があり、ATのCPU側で実行できた場合、成功信号が送られます
無題

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