今回は、インジェクターの話。
インジェククターというのは、電子制御燃料噴射装置の最終形だ
中核になるのはもちろん中央演算処理装置(セントラルプロセッシングユニットーCPU)だが
燃料を噴く、すなわち強制的に圧送されるという意味ではキャブとは絶対的に違う
キャブレターではジェットから負圧によって吸い出されるので噴くとはいわないからだ
強制的に噴射するからこそREの慣性加給に見合った燃料もCPUで個別に噴射できる
・・・そのインジェクター、に必然の結果が起こってることを皆さんはご存知だろうか?
今回は制御の話というより維持の話になる、7乗りには必然の話
10万kmも走れば、インジェクターも汚れる
つまようじのようなプランジャでON-OFFを繰り返す為、のプルコイルも劣化する
洗浄掃除効果は期待できるが、、、古い20年も経つと、、、、
よく見ると・・・?プライマリー側の・・・
セカンダリー側の・・・・
20年も使うと・・・こうなる
いくら走行距離が短くとも樹脂のパーツはこうなる
割れてても、へっちゃら、みーんな古くなると割れるよ?
そういう声を整備士は発するが、んじゃ、これでいいのか?
それは、単に見逃すことが出来る劣化なのか?それともこの劣化を元に
インジェクター自体の性能低下、寿命と見るべきなのか?
OHで、はずしたついでにインジェクター洗浄しても、
考え方によっては20万kmを見据えてあまりに古いなら交換しておくべきパーツ。
洗浄すると言うのはあくまで機械部分の洗浄で
中に入ってる誘引コイルが切れたりレアショートしたり
ソレそのものを本質的に直すものではない。
20年前のIJを洗浄後、2週間で内部コイルが切れたら、おしまいだ。
いや、前期のFDだけじゃない、すでに5型でさえ13年も経過してる
4型でさえ、プレッシャレギュレターやパルセーションダンパが破れて燃料が漏れている
インジェクターの内部コイルがそろそろ切れて、停止してもおかしくない老人パーツ
ある日、RX-7に問題が突然訪れるというより、
来るべきして訪れる結果は受け入れるべきなんだよ
現在のこれらのインジェクターからレギュレター周りまでの交換値段は
ディーラーで14万円前後だと思う。
これはまさか専務の・・・?
やはり樹脂ですからこうなって当然ですね、、というか、今の車はデリバリーパイプすらも樹脂という@~@;
おっかなくてとても20万キロは使えません。
デリバリーは金属です。その横の燃料圧平均化装置(内部樹脂ダイヤフラム)、安定化装置(内部同上)の交換も一緒に行いました
インジェクターの樹脂は交換するとしても、かといってすでに20万kmですからね
いまから10年先を見据えると本体アッセン交換がベストになりますね