ロムチューンの話をする前にその中核となるFD3SやFC3Sのコンピュータ制御といっても多くに分類されます
現在のFD3Sではファン制御、ポンプ制御 、燃料制御、点火制御、メータリングオイルポンプ制御、アイドル制御に分かれております
ここを見る多くの人が燃料制御に拘りがちですが、トラブルの原因はそれを取り巻く補記類、センサーの誤差、経年数値変化や故障によるものがほとんどです
たとえば新車のときから燃費が異常に悪かったわけでもないはずで、新車のならし運転で長距離を走れば10近く走った経験をお持ちの方も多いと思います
FC3Sとコスモに限ってではありますが、FD3Sにも相通ずる部分が多くありますので・・・
まずは、エアフロメーターの役割とそのROM上の内容に迫って見たいと思います
エアフロメーターは皆さんの知ってのとおり吸入空気量をできるだけ正確に図るセンサーのひとつです。
エンジンによって吸入された空気で中に入ってるフタを押し広げそのフタの移動量(どれだけ押し広げたか)を可変抵抗器でCPUの基本電圧(5V)から流量に比例した電圧(0.1v~5V)に変えます、電圧はCPUに送られ、ここで初めて電圧を吸入空気量とみなせる値に変え測定時の回転数で割り算をして一回の吸入空気量を導き出します
この値は基本燃料噴射量の基本としてCPUは判断します、
またエアフロメーターで出力された電圧はメーターリングポンプや、点火時期の負荷軸のパラメータとして使われます。つまり、FC3Sではエアフロメーターをはずしたままエミュレーターで見ると点火マップの負荷軸方向に読み込むことができなくなります
つまり、エアフロメータはなんと燃料の測定だけではなく、結果点火時期やオイル噴射量にも大きく関与してることがわかります
”CPU制御の応用編ロムチューン”では、ロータリーエンジン燃費の基礎と平行して書きながら また違った角度から書いていきます
次回もエアフローメーターをかき、その次はブーストカットを書く予定です
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