FC3SやFD3Sの燃費やコスモ、RX-8等の燃費を語る上で排気ポートが開く前に燃焼を終わらせる事等がおおきく関係するので(燃焼時間短縮)、空気の膨張について少し語りました
一回エンジンやタービンが回るときにすくい取ることができる”金魚”の話を交えてお話いたしましたがほんのすこしでも、ご理解頂けたでしょうか・・・
まだあります、ここからが”燃焼時間短縮”の本番です
わかりやすく言えば焚き木と同じことが言えます
点火するマッチを持っていっても全体に広がる為には時間がかかります
片方から火をつけても一気に燃え広がりません。隙間を空けすぎると火が隣に移らず消えてしまい、ぎゅうぎゅうに押し込めると空気が入らず燃え上がるのに時間がかかります、こんなときに”うちわであおぐ”ことが必要です
”うちわであおぐ”ということは可燃物が有るのにもかかわらずその場所に酸素が行き届いていない場所に酸素をぶつけ酸素同士の距離を縮める行為です
話を戻して金魚の話をしたエンジンでは・・・・・・
一回の吸入体積が仮に1000ccであった場合、酸素が300匹いる場合と400匹いる場合では酸素同士の距離も短くなります、ここにガソリンが噴射され、点火された場合を想像してみてください、当然酸素同士の距離が短いほうが火花を”ある場所からもらった地点”から反対側に燃焼してゆく過程が楽になります
つまり、1000ccの中に酸素(金魚)の数をできるだけ多く取り込みたいということは
できるだけ結びつける酸素の数を多くし、酸素間の距離を短くして隣への延焼をさせたい。と、言うことなのです
この一連の話を理解していただくだけでエンジンルームの配置や取り付けるパーツ
また純正であってもそのパーツをイカに活用するか?が見えてくるはずです
熱効率=熱のコントロールという図式が成り立つはずです
みなさんのエンジンルームに活用できる話をいくつかお話しておきましょう
純正であってもエアクリーナーの下面に外側からアルミ対熱シートは有効です
社外のエアクリーナーボックスに関しても同様です外気温度のほうがエンジンルーム内部より温度が低いのでここは当然断熱です
がしかし、すべて断熱でいいというわけではありません
エンジンルーム運転席側に有るターボチャージャー側の立ち上がりパイプは16BIT(4型)からアルミに変更されました。なぜ?前期の黒いプラスチックからアルミに変更されたか?単純にホーストラブルを避けるだけではなくここの中を通る空気の温度にも問題があるためです
エンジンルーム内部はおよそ、このような状態では既に80度近くあり加給された圧縮空気の温度を測ったところ160度から200度まで上がっておりました、さて200度もの空気です樹脂製では信頼度、更にいうなればアルミパイプに変更すると・・
エンジンルーム内部との”温度差”が100度以上あり放熱も期待できます。
よって、ここは断熱するポイントではなさそうです。
よく考えて、パーツや部材はすべて適材適所なわけです
まだ、ターボチャージャーにまつわる効率の話があります
ターボチャージャーのついてる車は走り込むと極端に燃費が悪くなるとおもいませんか?
無加給、つまり自然吸入時、過去の話をよく読んでいただきご自身のRX7で以前より1.2倍効率が上がったとします・・・
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