ご存じのように、去年夏767Bのエンジンセッティングを行い完全復活を遂げました
L側T側は独立制御です、今回の低域の扱いやすさと、今までとは一味違う違う高回転の伸びはこのMAPの変更によっても、実現しています。ルマンの時のように24時間を保証するわけではありません。ホームストレートでの独特な高音への拘りは元マツダスピードOB、松浦さんへのオマージュです。星野さんは熱い方なのでもっと進めれーと絶叫していましたが松浦さんに紹介していただいた中野さんと相談の上、僕の耳と勘で4日後に行われるテスト走行、富士のストレートでこの後書き換えられてゆきます。
中村 英孝さんの投稿 2017年8月19日土曜日
まあ、とはいえセッティング初期と現在のフケ上がりには随分差があり、最初はノロイピックアップですが、この動画だと7秒後に書き換えた瞬間、フケが変貌し立ち上がっています。
先ほどまでの音とこの書き換えた瞬間から音が変わるのがわかるだろうか?星野さんは十分な手ごたえを感じてもらえた。早速、、ほしのさんに内緒でEcoCpuステッカーを767BのCPUに張ってやろー
中村 英孝さんの投稿 2017年8月6日日曜日
去年と違い現在のフケはこんな感じですから相当回転上昇に差がありますね
去年の夏から10月オーストラリアWTACの予選時までの調子は最高に良かったのです。翌日の本戦の時までは暖かい日差しで25度ありましたが決勝日、急展開しました。気温が15度に下がったのですこの時を境に、767Bは本調子を失います。
肝心な本戦で減速時にパンパン破裂音が出てしまうのです。
マッドマイクが動画を取ってくれました、僕は大変困っています。
Mad Mike Whiddettさんの投稿 2017年10月13日金曜日
原因は外気温と水温の低下によるものです、この当時のルマンレースカー、787 767シリーズはサーモスタットを持ちません。外気温が下がると一緒に水温も下がってしまうのです。
これにより段ボール等でラジエターの前に風よけを付けたり、ラジエター開口部にガムテープを張る必要が出てきます、しかしながらこのままだと速度域が上がりエンジンの負荷がかかるとオーバーヒートを起こしてしまうために回転を上げる事が出来ない状態に陥りました
そこで、先月サーモバルブを中川製作所で作ってもらったのは以前に紹介した通り。
そしてその効果を確認するときがやってきたのです。
先週金曜日、富士スピードウェイに向かいました。
外気温度は8~12度、絶好の冷えた一日でした
ガソリンも入れて、準備OKです
当然、水温を上げていたラジエター前部の段ボールのフタもガムテープもありません。サーモバルブを信じるだけです。
もちろん、サーモバルブも、海外の友人に頼まれ現在中村屋で扱ってるRE専用圧縮計と一緒に鎮座しています。
そして、その瞬間は訪れました、星野さんの操る767Bは今までで最も最高のサウンドを奏ででくれました
中村 英孝さんの投稿 2018年3月15日木曜日
もはや、何週回ってもパンパン言いません。セッティングにも大きく左右されてはいますが、今回からは水温が安定しているのでシフトアップ時のフィールもレスポンスも過去、最高です
中村 英孝さんの投稿 2018年3月15日木曜日
外気温度が10度と下がっていても、減速やコーナー進入のパーシャルも破裂音は出ず、ご機嫌のようです
コスモの井出さんも富士を2秒短縮しご機嫌でした。
冷却システムの完成をたくさんのみんなと喜び、感謝いたします。
多くのユーザーと共に考え、配線を引き出し、配線を考え、デバイスとアルゴリズムを自己流で解析し、これらの難関を超えることが出来ました
それらは仲間がそばに居たからだと思っています。
そしてこれらは小早川さん、松浦さん、中野さんの協力あっての現在でありおおくのマツダOBの方のおかげであると思っています。
信じて、チャンスをくれた
星野さんは、ぼくの魂であります。
さあ、第二段階は9000回転へのチャレンジです。
現段階ではまだ8500以降のあと一回しが納得できていません。
0コメント