今のF1では失った感動の叫びです
3回目の書き換えで、セットできました.ここに来れたのはマツダOBの小早川さんをはじめ、松浦さんのお口添えであると私は強く自覚しています。マツダの歴史にそして多くの方の夢と星野さんの心意気に感謝し、かつ私は整備士であることを誇りに思います
今回は動画が多いのでロードに時間がかかるかもしれません。
4速9000回転まで回して(この時は音を取るために目前でエンドになるように合わせてもらった)5速に入れますが計算上は軽く300㎞を超えています。ルマンでは5速360㎞を超える領域でも簡単に記録されたマシンだそうです。ここで5速に入るという事は僕達が希望する馬力は達成できていそうです。
中村 英孝さんの投稿 2017年8月24日木曜日
4速9000回転まで回して(この時は音を取るために目前でエンドになるように合わせてもらった)5速に入れますが計算上は軽く300㎞を超えています。ルマンでは5速360㎞を超える領域でも簡単に記録されたマシンだそうです。ここで5速に入るという事は僕達が希望する馬力は達成できていそうです。
そして次の動画は富士のコーナーでのシフトダウンですがここでもREにありがちなマフラーからのパンパン音も、全くありません。
現役のレーサー菊池さんが本気で踏んでツボにはまってしまったようです。
当然です、4ローターの実働するレースカーは日本には3台しかなく、国内ドライバーでこのチャンスに恵まれる事は希少なのです。
高回転域やシフトダウン時のアフターファイヤーは見られませんでした。驚くことに乗用車並みの扱い易さを与えることが出来き、その気になれば1500回転での車庫入れもバックで可能になりました。しかしそれはちょっと残念な事かもしれません。なぜなら、冷えていてもセル一発でエンジンがかかってしまい、暖機時によく古いレースカーが行うブリッピングによるプラグカブリを防止、アイドル安定性を確保するす必要を皆無にしてしまったからです。
中村 英孝さんの投稿 2017年8月24日木曜日
ご覧のように、シフトアップ、ダウンでの失火は、皆無です
高回転域やシフトダウン時のアフターファイヤーは見られませんでした。驚くことに乗用車並みの扱い易さを与えることが出来き、その気になれば1500回転での車庫入れもバックで可能になりました。しかしそれはちょっと残念な事かもしれません。なぜなら、冷えていてもセル一発でエンジンがかかってしまい、暖機時によく古いレースカーが行うブリッピングによるプラグカブリを防止やアイドル安定性を確保するす必要を皆無にして、僕はEcoCpuアルゴリズムで乗用車化してしまったからです。
低域の扱いやすさを確保しました。スタート時にデフロックしてある為に駆動軸がロックされる767Bはハンドルを切ったままのスタートは苦手です。そこでEcoCpuのアーキテクチャにより低域のアイドル~2000回転の領域は特にリプロを行いました。ピットからのスタート時にエンストしてはMAZDAファンのテンションを下げる事は絶対に避けなければなりません。レーシングカーのクラッチは重いと思われがちで、扱いにくさを意識する人も多いトリプルプレートですが星野さんの組み込み精度と技によって本当に軽く踏み込めます。ですからハンドルが直進であるなら1300回転のアイドル回転数からのスタートもできます。
中村 英孝さんの投稿 2017年8月24日木曜日
どうですか?スタート時に無駄なレーシングは皆無です。古いレーシングカーとは思えない低域の扱いやすさを確保しました。スタート時にデフロックしてある為に駆動軸がロックされる767Bはハンドルを切ったままのスタートは苦手です。そこでEcoCpuのアーキテクチャにより低域のアイドル~2000回転の領域は特にリプロを行いました。ピットからのスタート時にエンストしてはMAZDAファンのテンションを下げる事は絶対に避けなければなりません。レーシングカーのクラッチは重いと思われがちで、扱いにくさを意識する人も多いトリプルプレートですが星野さんの組み込み精度と技によって本当に軽く踏み込めます。ですからハンドルが直進であるなら1300回転のアイドル回転数からのスタートも簡単にできます。
この裏には一番右に写ってるテクニカルオートワンズの高橋さんの影の努力が大きくあります。僕のように遠いと言い訳できますが、、スターフィールドから5分のところにあるワンズさんのところでは、連日連夜仕事が終わってから高橋さんの無償の愛で767Bは修復されました。この日の高橋さんと今回レースサポートしてくださるモーティーズの竹鼻さんは2時間の睡眠で富士まで集まりました。
筑波で55秒をたたき出すマシンです
八木さんも来てくれました。
しかし、、この後中村にドラマが待っていました。
L側T側は独立制御です、今回の低域の扱いやすさと、今までとは一味違う違う高回転の伸びはこのMAPの変更によっても、実現しています。ルマンの時のように24時間を保証するわけではありません。ホームストレートでの独特な高音への拘りは元マツダスピードOB、松浦さんへのオマージュです。星野さんは熱い方なのでもっと進めれーと絶叫していましたが松浦さんに紹介していただいた中野さんと相談の上、僕の耳と勘で4日後に行われるテスト走行、富士のストレートでこの後書き換えられてゆきます。
中村 英孝さんの投稿 2017年8月19日土曜日
こういったセッティングに至るのは数々の壁を超える必要がありました。
一回目に767Bのセッティングに向かったのは6月ですが、これまでに向かった回数は5回に至ります。
まず、一回目は全体像の把握。データー抽出
成功率15%
2回目は欠品部品や作動確認と、問題の提議、配線図の着手
成功率20%
3回目は、配線図の作成、ROMの作成、エミュレターのマッチング
成功率30%
4回目はおよそのデーター書き換え、シャーシダイナモセッティング
成功率50%
5回目は富士スピードウェイでの実走行。そして音とカンによる現物あわせ。
成功率80%
6回目は、シャーシダイナモでのポイントを仕切った最終セットアップ。
成功率83%と、なりました。
セッティングに必要なものは高額な機材ではありませんでした
多くの友人たちと夢を共有できる環境と職人たちの情熱です。
支えて、信じてくれる友人たちです。
陰で支えてくれたのはまたも、マツダのOBの皆さんでした。
シャシダイによるセットアップ、ダイジェスト!!
この時も、高橋さんはシャーシを貸しだして思う通りに使わせてくれました。
おめでとうございます。中村さん、そして協力された全ての皆様に最大の賛辞をお送りしたいと思います。本当にすばらしい!奇跡のようです。きっと伝説になることでしょう!(^^
おめでとうございます。現代に蘇った4ローターサウンドは本当に素晴らしいですね。自分の目と耳で体感しに行きたいです。
お疲れ様です。そして、おめでとうございます。ECOCPUが市販車からレーシングカーまで幅広く対応出来ることが証明された歴史的瞬間ですね。WTACまでまだまだ色々と大変かと思いますが引き続き見守り応援致します。
ECO CPUを”Ecology CPU”と誤解してる人も多い様ですが、正式には
“Engine Control optimize central processing unit ” 「エンジン最適化制御演算装置」 が語源です。ハードの形状ではなく最適化するというイデオロギーに沿って改善されたCPUをEcoCpuと呼ぶのです。