すばらしい整備とは?

執筆者 | 1月 16, 2017 | 課長 高谷耕作 | コメント0件

フロント業務がいくらよくても、現場が7に慣れていなければ話にならない。

整備環境を整えていますという呼び込みがあって最新鋭の機材があっても、現場が忙しくて、デフオイルの匂いのついたツナギでシートに座ってはユーザーが泣いてしまう。

 最新鋭の4輪アライメントテスターがあって、使いこなせる整備士が居ても
 RX-7に乗ってない整備士なら、教科書通り、トーインが基準値になってしまう。

うちは専門店です、という呼び込みがあっても現場の整備士が7に乗っていなければ分からない事もおおいのだ。

。。最近忙しくてバタバタやっています、という声を聴く度にユーザーは自分の愛車を出すに出せなくなってしまうのだ。そりゃそうだ、家族の反対を押し切り15年前のRX-7をようやく250万円で手に入れて、修理や維持の為にさらに高額を強いられた中年暴走オヤジは作業してもらうならぜひとも現場の整備士に、”自分の愛車と向き合ってほしい”という願いでしかない。

車種問わず、壊れない新車でもない限り、どんな車種の中古車だろうとちゃんと聞いてもらいたい、伝えたい、話し合って、横に乗って確認しながらじっくり分かり合った人にこそ、自分の愛車の整備士であってほしいと願うものなのだ。

特に、修理が難しいと感じてるRX-7業界においてもその傾向は強く、ユーザーレベルになるともはや雲の上の困難な作業であるはずなんだ。

話をよく聞いてもらえるRX-7に乗るフロントマン係長がいて

 サーキットに通う7乗ってる現場がいて
 子持ちだけど盆栽7に乗ってる現場がいて
 離婚しちゃったけど、家族より7を取った独身整備士がいて

それらを総括するRX-7キチガイの課長がいて、その友人に有名なレーサーがいるとするならば・・・そんな営業所に、クラッチオーバーホールに10万円(通常8万円)を支払っても誰も損をしたとは思わない。最高の整備ができるならばクラッチの操作感や寿命にも及ぶからだ。

 名前の為に現場が骨を折って支えてはいけない
 現場の為に、課長は走り回り腕をまくる存在
なのだ

その魂が後輩に伝わり後輩をソウルが育てる。
そのソウルが素晴らしい整備環境を顧客に提供するのだ。

嘆いてはいけない、君たち現場が大きくなった時に後輩に慕われる先輩で在り続けることが大切なんだ。

そして君たちが歳を取ったときに、優れた現場の人材を支える為に係長と課長が存在すべきで、それに響いてユーザーが集まる事を信念にしてほしい

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