リビルトエンジンの圧縮
先日の日曜日、提携のマツダでリビルトに交換した車両が初期1000kmのナラシを終え来社
トータル5000kmのナラシの初期段階での点検、圧縮でエンジンの内部変化を推測する
下回りの点検、水漏れ、オイル漏れ、チェック、オイルとエレメントの交換、圧縮測定もした
ここで、、
メーカーリビルトを買うと必ずついてくるのが
”エンジン出荷検査表”
エンジンを、製作後、エンジンベンチで始動テストをして結果を出す
油もれ、水漏れ、最低油圧、最高油圧、圧縮x6
よーく、みると、、あれま、最低が8.1しかない事に気がつくだろう
ご安心を。
組んだばかりの、エンジンで圧縮を測ると、
内部に塗ったオイル等で、スキマが埋まり非常に高い圧縮が出るが
始動テストを終えたエンジンの内部はきれいなものだ、
が、新品のサイドハウジングを触ればわかるが、表面はざらざらなまま。
この状態で圧縮を図ると低い、リビルトという性格上、前後に開きがあるのも事実
,,,ただし、、、、
47万円もの高額商品(工賃別)なだけに圧縮の値は慎重な判断が必要だ
顧客にとっての47万は非常に高額、工賃等を入れると軽四さえ買えるのだ
RE専門店で手間を掛けてエンジンを組めば始動テスト後でも、もう少しばらつきは抑えられる
ナラシ後の圧縮の値さえもバラツキが抑えられるだろうし、
腕によってはナラシ後ALL新品なら9.5+-0.2も可能だ(エンジンがノーマルの場合)
金額は高額ではあるが、熟練の経験を持った職人だ、価値があって当たり前
使う器具や測定装置等、圧縮平均差等、当然支払うべき対価だとおもう。
かたや、メーカーのリビルトパーツにも利点がある、まず絶対の安心。
提携マツダなら半年の保証がつき、もしものトラブルで期間内全国引き取り代車も無料だ
エンジンのOH時に支払うトータルの額はホース等や油脂、ガスケットとうを入れると70万を超える
もしあなたが選択するなら、
値段もさることながら、腕前、アフターフォロー、保障等
双方を天秤に掛けて選択すべきだ。
ただ、
我々ショップ側、ディーラー側に天秤という言葉はダークな言葉だ
ここを読む人の立場によって、(ユーザーorディーラorショップ)この記事内容は見方が変わる
ダークな言葉ではあるが、あなたがユーザーであるなら十分考慮すべきだ
また、我々整備士は常にユーザーから信頼させる行動、作業を強いられて当然の立場であることも事実
反対に信頼さえ勝ち取ってしまえば、ユーザーは迷うことなくあなたの店、あなただけに相談するだろう
それを勝ち取るためには基本が重要
、、小さなことだ。
フェンダーカバーはしてるかい?お古で傷つけていないかい?
顧客の7に汚れた服で乗り込んでいないかい?
オイルで汚れた靴でマットを踏んでいないかい?
作業は、写真をとって後の説明に活用しているかい?
。。。。まさに簡単、当たり前、当然のこと。ユーザーは見ているものだ。
が、これが基本で出来ていないと、ユーザーは不服を外で漏らすことになる
ひと手間、掛けると時間工賃が合わないなら、時間工賃を上げるべきだ
作業写真の有無で、手間を請求する立場、される立場、両者譲り合える。
(中村は本人立会い作業しかしないので記録にしか過ぎないが)
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で。。。、、、メーカーリビルトの話に戻そう、
1000kmの2000rpm以下負圧走行ナラシでの圧縮はこれ。
F
R
まだまだ、圧縮はそろってくるだろう
ただし、リビルトゆえFとR側で出荷と同じように圧縮に差がある
が、たった1000kmのナラシでここまであがってきてるのだ
ここまであがってきてるなら、この様子を見守るべきだろう
(これが全くあがってこないとか、1以上の差があれば別)
次回は納車後3000km,5000km時にオイル交換を行う、つまりトータル5000kmでナラシ終了としセッティングに入る。
うう・・。
これ程の数値を知ると、オイラのリビルトエンジンに不安を持ちます(汗)
もしかして、またって(爆)
きっと、気のせいでしょうw
お世話になっております。
この結果は偶然?それとも必然?
いずれにしても、続きのお努めを
頑張ります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
がんばって育てましょうよ、機械だからこそちゃんと応えてくれます。