アクセルの踏み込み方、にもいろいろあります
ゆっくり、静かに
急に ドバっと・・
一定・・・
いや、戻す、、等、
どんなに過酷な運転の状況であっても、どんなユーザーの踏み方に燃料が燃えやすく、制御させなければなりません。癖もあるでしょう、上手、下手もあるでしょう。
一番右がアクセルぺダルです
二番目がブレーキペダル
三番目がクラッチペダル
ペダルじゃないけど
左奥の4つ目が、フットレスト(足置き)です
右から、A,B,Cと覚えます。
アクセルの先にはワイヤーが伸びてスロットルバルブを開け閉めします、自転車のブレーキや変速機と同じ仕組みです。
このワイヤーの先にスロットルバルブがついているのですが
あ?気が付いてます?
似たような形のものが
バルブが2つ並んでありますよね?
こちらは電子制御された自動ダブルスロットルと呼ばれています
冷えているときユーザーがアクセルをガツンと開けても、
”いやいや、まだ回転数が上がりきってないからまだ不要だ”とCPUが判断したらOPENになりません。
こっちが本来のスロットルバルブで、運転手のアクセルにワイヤーで繋がっています。
裏側からみると、汚れていますね
ここにもよく見ると3つもバルブがありますね。
結局全部でバルブが5つもあるんですよ。
といっても、上に書いたダブルスロットルという自動バルブではなくて、3つのまとまったバルブがスロットルバルブと呼ばれてるバルブで、ユーザーのいう事をちゃんと聞くヤツです。
この3つのバルブには僕が書いた記号が書いてありますね
P=プライマリー
アクセルの開度が低い時から動き始めます
F側S=フロント側セカンダリー
アクセルの開度がやや大きくなった時に広がり始めます
R側S=リヤ側セカンダリー
アクセルの開度がやや大きくなった時に広がり始めます
で、ダブルスロットルは
rン人冷間時、ユーザーがアクセルを開けすぎたとき,、にセカンダリーのバルブが開いていてもこのシャッターがしまってセカンダリー側の吸入ポートに空気が入り込むのを防止します。
REにはプライマリーポートという低域に有効な吸入口と高回転で有効に働く吸入口を持つので、回転数が低い時にユーザーがアクセルを過剰に踏み込んでもセカンダリーのポートに空気が入り込んで低域で効率の良いプライマリー吸入の邪魔にならない仕組みがあるのです。
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玄人向けのかたへ・・
ビッグスロットルがありますね
スロットルバルブだけ大きくしても、、、となりますね。
ダブルスロットルのほうがやや大きいので余裕を見てという考え方もありです
が
だから僕はフルチューン時代、ダブルスロットルは抜いていました。
バルブ自体は変えずに直径10mmもあるシャフトを薄く削って通過抵抗を下げていました
こうするとバルブを大きく変えるより開度の過渡特性がCPUにマッチするのです。
ですからバルブを大きくするということは、その開度角度と吸入空気量のバランスをとってこそ性能が発揮されます
流量が高い部分では効果は出るやもしれませんが、それ未満の部分でフィードバック等のバランス等、何かを失う事を知っておいてください
ダブルスロットルに関しては、コンピュータで調整したうえで排除すると冷機時のアクセルの踏み加減には注意しなければいけないが、見返りに高回転時はプラスαの吸入空気量を期待できる=同時に燃料もプラスされるので多少のパワーアップを期待できるという解釈で大丈夫ですか??
そうですね^^
低域の補正量に注意さえずればOKですが
圧力センサーの値が一緒、圧力メーターの数値がいっしょなら増量されないので気を付けないとね。