純正タービン、はずしたら

執筆者 | 10月 8, 2011 | Fパイプが有効に働く例 | 2 コメント

次回以降の作業に備えて
写真の矢印2箇所スタッドボルトを抜いて、ガスケットを先に貼り付けておく
インレットアルミパイプがらくにはずせる。
ここがスタッドのままだと、クラッチマスターに当たってはずしにくいのだ

写真の矢印A,B2箇所スタッドボルトを抜いて、ガスケットを先に貼り付けておく
これでY字のコンプレッサーパイプが楽にはずせる

大きなサイズFパイプの欠点である熱害についてはR側タービンは削っておけば
耐熱マップを楽に入れて、吸気温度を下げることができる

フロントパイプが必要か?どうか?
その実際の流れ、効果を話しておこう。

RX-7,コスモ等、ロータリーターボの燃費を考察する上でマフラーは燃焼上、大きなファクターを隠し持っています

NA時代もターボ時代も変わりはありませんがターボ車ではマフラーを変えると飛躍的にブーストがあがる傾向にあります

(あえてここでは馬力が上がるとは書きません)

FDやFCでもフロントパイプが太ければそれなりに2次排気圧が下がりターボのレスポンスがあがるといわれていますが、それはなぜでしょう?

排気ポートから出た排気ガスはターボチャージャーに当たりその勢いでタービンを回し、残った圧力がフロントパイプから排気されるという話だと思われがちですが実は違います
排気ポートから出た高温の排気ガスは圧力の低い場所へ”圧力の差”で、移動するのです。その途中にタービンがあるだけでそれを通過するときにフィンを回すという事です
で、排気は常に連続していますのでフロントパイプの中に排気ガスが残っていると圧力差が少なくなってしまいますので、
フロントパイプの中にある排気ガスは出来るだけ早く放出する必要があります

マフラーを変えるとブーストがあがりやすくなるという理由がここにあります

フロントパイプの中の排気ガスが速やかに放出されるとエンジンから出た1次排圧(2.0kg/c㎡)とターボをはさんでフロントパイプの2次排圧(0.8kg/c㎡)の差圧力、
つまり1.2kg/c㎡で、ターボチャージャーは回されるわけです
ですから、仮にフロントパイプだけを大きな口径のものに変えたからといって、”触媒やメインサイレンサーの排気能力がそれに応じてなければ”一瞬で飽和状態となり
レスポンスはよくなりますがオーバーシュートが増えデメリット(後記する)が出やすいエンジン特性になってしまいます

”触媒やメインサイレンサーの排気能力がそれに応じてなければ”

とは。。。

FDの純正フロントパイプの放出能力は実験結果では前期でも360PSが限界です、
思ったより大きいとは思いませんか?それもそのはず、写真を見てもわかる通り、排気ポートの大きさはゴルフボール一個以下の大きさです
フロント側、リヤ側交互に排出されるので理論上はこの大きさがフロントパイプを通過できれば例え450psでも排出可能です
(実際にはタービン等で熱を放出し温度が下がり収縮して質量が増えるので、結果、通過可能排気馬力は360psにまで落ち込みます)

実際に最大馬力値ではエンジンの寿命を2次曲線的に短くしてしまうので9割としましょう
すると、320~330psに落ち着き、10万km~16万kmという寿命を考慮した馬力なら純正フロントパイプでも十分対応できる事がわかります

問題になるとすれば触媒やメインサイレンサーの部分です
最近のメタル触媒の性能はすさまじく、個人的にはRマジックのメタル触媒は排気能力と音、浄化率、耐久性のバランスが最も取れていると思われます
問題は価格、・・・・

が、ここに書いたとおりフロントパイプを純正で済ませる事により浮いたお金でよい買い物が出来そうですね
また反対に、交換したフロントパイプの口径が80㎜でも触媒排気能力が追いつかなければ・・・・

つまり、バランスされていないデメリットとして
一度、フロントパイプで膨らみ過ぎてしまった排気ガスを触媒の直前で再び圧縮する必要があるとソレは熱を産み、長期的に見ると触媒に”割れや劣化といった”ダメージを与える可能性が高いという事もあります(実際に車検が通らないトラブルが多発)

またこれはメインサイレンサーでも起こりうる問題です

車検対応マフラーと言われる多くのメインサイレンサー音量の関係上、350ps近辺までが限界です
またえらく静かなマフラーだと330psが通過可能排気馬力だと思われますので、結局、排気系統の見直しをするのであれば

1メインサイレンサーの通過可能排気馬力を知る
2触媒の通過可能排気馬力を調整
3フロントパイプの通過可能排気馬力、360psを超えていれば交換する必要が出る

という順番になります

ほしいものを買うか?必要なものを買うか?
余ったお金は貯金しましょう。

注)ここではフルマフラーについては割愛しましょう

2 コメント

  1. 13brew

    真ん中の写真ですが、
    蛇状の吸気パイプ?は、
    バルクヘッドに、当たるため、
    タービンと一緒に降ろすと耳にしたことがあります。

    タービンがまだ、外れてないのに、蛇状のパイプが外れてますが、どうやって先に蛇状の吸気パイプ、を外したのですか?

    返信する
  2. 店主

    出口合流を先に外します。そうすると簡単に外れますよ

    返信する

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