砲弾マフラーの効率 性能 デメリット

執筆者 | 7月 22, 2010 | 吸排気系統, 砲弾型マフラー効率性能 | 2 コメント

中村様お世話になります。

神奈川県在住の@@と申します。
今回はマフラーについての相談をさせて頂きたいと思っております。

近いうちに御社のECO CPUを導入を考えているのですが個人的にマフラーは砲弾型タイプのが好みです。。。。レガリスがECO CPUに相性が良いのはわかるのですが、砲丸タイプのマフラーとの相性はどうなのでしょうか?
今、検討しているのが@@@@@@@の砲丸タイプのチタンマフラーを考えています。いきなりの質問になってしまい申しわけありませんが宜しくお願いいたします。

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簡単に言うとどのタイプのマフラーでも確実に的中させることができますが、残念なことに仕様や年式が書いていないと希望する答えの根拠がかけなくなります基本的に砲弾型のマフラーの場合、サイレンサー容量が少ない割りに出口のサイズが大きいこれは排気ガスが最短距離で爆発音波エネルギーの減衰&中和を受けない。音の大きさに起因し、逆に言えば大気圧からの影響も受けやすいということ。

下の図を見れば排気ガスにとって、どちらが排気動脈をより多く利用できるかが理解できます
純正の細い内径だとマフラーの中の排気はほそ長くなり、移動方向に対しての慣性が強くなりマフラーのパイプ内径が大きいと、排気ガスの塊は長さが短く、出口への移動方向への慣性が少なくなり後ろ側の排気ガスを引っ張りこみにくくなります

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 排気の量が大きい高回転域でこそ
 太いマフラーでも赤い排気の帯は

ノーマルマフラーの時のように長くなり、次の排気ガスを引き込むことができます

 が、

 アイドリングや
 低い街乗り領域だと
 赤い排気ガスの球はもっと小さく
 出口では外気を取り入れてしまい
 排気管の中の脈動を阻害してしまう

爆発した音は連続して聞こえますが一度一度爆発後、排気管やサイレンサーの中は真空になります。ここにちょうど次の爆発波がくれば排気ポートから排気ガスを吸いだしトルクを稼ぐ訳です、当然このサイレンサー容量が大きく適切なサイズであれば効果も絶大です
ですから、最近の車検対応マフラーでさえ、内径80πを語るマフラーが多く売られており排気後のサイレンサー容量内部の負圧を使って排気ガスを引っ張り出すことが狙いです

が、テールサイズも大きく、距離的にどうあがいてもサイレンサーの中に流れ込むのは大気圧が先行してしまいますそれを防ぐためテールサイズより、サイレンサー出口の中を覗けばわかると思いますがリストラクター(絞り)があり大気圧の流入を少しでも遅らせようとしているわけです(ダウンサイズですが発生馬力に必要な分だけはぎりぎり確保しています)

とはいえど、パイプによって慣性が下がってしまった事でサイレンサー内部での効率UPは出口直前のリストラクター構造を導入して絞ってもある程度の外気が入ってきてしまい低域の効率を下げる事は避けられず、かといって高回転域では絞りが邪魔をして排気の効率としては下がったままで、砲弾型の車検対応型マフラーは”もはや見栄えのファッション重視化した商品”がほとんどです。

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また、このために砲弾型マフラー装着車両は効率のよいマフラーの概念値から大きく外れてしまうために吸入計算が合わなくなりパンパンと排気側で不完全燃焼を起こすことでも有名で、このために低い回転では内燃機の燃焼効率とは別に、気体の性格上、上記の理由によりでトルクを失います
(距離的にチャンバーの中に流れ込むのは大気圧が先行し排気ポートからガスを引き出さない)

つまり、どのようなマフラーでも対応できるというのは、

”失ってしまったトルクを復活”させる訳ではなく

計算値や概念値としてあるマフラーの特性を書き換えることでCPUがマツダから与えられた効率基準外のマフラーでも適正な予想吸入量を与えアフターファイヤーを減らす、または消して燃焼させることができるという意味です。(仮に触媒が無くても補機電子部品の劣化等が無ければ消えます、出口も黒くなりずらくなります。)

低域での話しに限れば・・・
定数として考えてみてください
”純正の場合”

 100を与えると100燃焼

”スポーツマフラー場合”

 100を与えると85燃焼、
 少し燃え残るのでボソボソ言う

 書き換えて85を与え
 これでOKとなります

”砲弾型マフラーの場合”

 100を与えると70燃焼、
 極端に違うのでアフターファイヤが
 起こり70を与えます
 これでOKとなります

しかしこれでは
音を消したり不完全燃焼を防ぐだけで
係数補正し完全燃焼を目指しても

 元の100には届きません
 太すぎるマフラーの性格として
 低域は70の効率ですからね。

IMG_0715

このようにチューニングという着飾った言葉、その考え方を正確に追求し、オーナーに理解できるように説明し正確に補正できるのがEcoCpuです
チューニングは・・・ずばりシーソーです
低いエアロをつければ段差で割っちゃうこともあるしマフラーも音やデザインで選ぶのであれば、失う物もあります。それはブレーキでも同じ、利きを求めればホイルは汚れますよね^^どんな部品でも一緒、利きがよくなる分失うものもあります

過去の砲弾型はそりゃ本当に高回転まで伸びましたが今の時代、車検怨霊によるリストラクター(内部絞り込み)制限により本質を見失いデザインと音質だけになってしまったことはエンジニアとして残念なことです

(僕も先日まで着けていたことは内緒ですが)

僕の場合は、ちゃんと容量を確保された本物の砲弾型で0.9mm肉厚のステンレス、内径90パイの絞りの無いタイプでした。

 いまは、ちゃんとRマジックのサイレント触媒も付けて音量も、抑えてのっていますよ。

2 コメント

  1. katze

    20代 HKSスーパードラッがーΦ130 アフターファイア多発
    30代 HKSハイパーマフラーΦ120 斜めカチ上げ
    40代 レガリスR アフターファイア 無し(淋)
    本当は砲弾型で”ブイブイ”ゆわしたい

    返信する
  2. nakamura

    えへへ。

    返信する

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