ところで、どうしてマツダのディーゼルのリコールはとまらないのだろう?
極論でいうなら全く不正していないからだ。
これは数年前の日本においての国産ディーゼル車の排ガス値抜き打ちテストでも理解できる(といってもサンプルの走行距離が増えたら結果が変わる事もあるだろう)
皆が知ってるフォルクスワーゲンの不正問題が発端となりディーゼル車両を販売後の中古車を抜き打ちで買い取りテストする法が2017年に決まってる
でも、なぜ?フォルクスワーゲンはそんな不正をしたか?だという事だ。2012年(9年前)に日本、いやマツダではようやく脂がのってきたスカイアクティブディーゼルだがヨーロッパ圏での販売は半数がディーゼルだった。日本に比べはるか昔18年前の2003年頃にはホンダのアコードも2.2リッター直4 DOHC16バルブ・コモンディーゼルターボ・インタークーラー付き(140ps/4000rpm、34.7kgm/2000rpm)で、日本での販売はなかったものの、日本にいた僕たちは”もし日本にこの波が来たら?”と、ドキドキしていたんじゃないだろうか?
2003年の開発当時にこのトルクは異常だったから心に残ってる
そう、ヨーロッパでは日本と違い15年も前から生き残り合戦をやっていてEGRの規制による出力低下や不調でユーザー達からのディーゼルメーカーは訴追を受けていたという事だ。
そこで、フォルクスワーゲンはヨーロッパの排気ガス規制を逃れるために、テスト中にはテストモードに入り、テストが終わると実走行モードに切り替わる(ハンドルセンサーやパターンによる切り替え)ソフトを導入し、『少々心ぐるしいけれどユーザーの懐を痛めない合法ではないけれど当時のテストのみをパスさせる』エキセントリックながら両立を目指したのだ。
しかしそういう中にも、それを思わしくないと思うメーカーもいる。こっちは正々堂々とNOx対策をしてそのあげくユーザーからは最近不調になったとか燃費が落ちたのに、どうしてフォルクスワーゲンだけ調子がいいんだ?という流れになる。
そこでヨーロッパが取った行動が写真のように販売後の中古車を買い取りロードテストが始まったという事なんだ。
・・・あとは泥試合が始まったという流れでフォルクスワーゲンの不正ソフトが発覚したという事が推測でき、その後ヨーロッパメユーザー達はディーゼルに対し『トルクも燃費もいいけどNox規制がはいると寿命が短くなる』という結果だけを知り、各社ディーゼルに対して遠のくという風潮、そしてよりユーザーから理解を得やすくブランド向上を求めE化への道をえらぶという流れになった、、、と、これまた推測できる。
さて、ここからが問題だ。
日本においてディーゼルは売れているか?そしてその対抗馬たちの原動機は何に変わったか?
売れていたディーゼル車両はどうなるんだ?2回目3回目の車検後調子が悪くなってディーラーに持ち込んでも結果が、『異状はありませんね、とりあえず強制燃焼させておきましたから、様子を見てください』では変わる事はないんだ。10万kmも走ったからエンジンオーバーホールの時期ですよと、言われるのも腑に落ちない。
という事だけで打つ手がないわけではないが・・・。
ディーゼルエンジンは長く持つエンジンだという認識がいつの間にか科学に追い越され、ハイブリッドのモーターやバッテリーなら16万㎞ぐらい無交換で行ける時代が来てしまった。
余談だが、ホンダのディーゼルターボにも純正状態でサイクロンアースのようなものが付いてる。
ディーゼルだけではなくロータリー用も専用で作りディーゼルのトラブルを少しでも減らすべく取り組みの一つです
今後も、ディーゼルいやマツダディーゼルユーザー達の願いを叶える為、(正直言うと自分の為w)ハード側、ソフト側両方から手をつくそう。
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