2ステージ可変吸気システムと言われた767Bの制御、分解してみると制作者の意志が聞こえてきました。
そもそも、787の前作である767とその後期モデルである787Bには似たところ、全く違うところがあります。キャビンは767ではアルミを多用しましたがほぼ同じ形状でフルカーボンで作られたのが787B です
が、エンジンに関しては13Jという13Bを基に4ローター化したエンジンを積む767に対しR26B という4ローター専用設計の新型エンジン、無段階で可変吸気長管は回転数ごとに有効な慣性加給を行える吸気システム。燃費と高出力に貢献する3プラグは世に出す車両ではマツダ初の試みです。
現在マツダが787Bを完全レストアしご存じのようにサーキットデモランで走っています
かたや、767Bに関しては全く資料がないなか、この秋の海外デモランに向けて整備をボランティアで進めています
その中で、この装置を見かけました
最初は、点火系統との連携が見られたのでイグナイターではないかと考えていましたが放熱フィンがありません、やまPがぽろりとふたが取れたので本体ごと外してみると、、、
データーや配線図を起こしながら検討した結果
可変吸気管のコントローラーであることがわかりました
しかし、疑問が残ります
短長の二段階しか切り替えがないのに、これほどの機材はルマンという環境で必要でしょうか?
そこで、このロムを外し解析してみることにしました
データーは、rere3から発展したrere5で展開を行いました
何という事でしょう
このデーターは8Bit制御ではありませんでした
見る限り16Bit 制御で2つ以上のパラメーターで
同時にアドレスを読み込んでる16Bitで駆動すべく
開発されたソフトウェアであったのです。
ところが、このソフトウェアで駆動するには、・・・(続く)
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