気温の高い25度を超える2日目、この日は失敗した。
アップダウンの厳しいサーキットランに合わせてデーターの変更が必要になった。
アップもダウンも、低回転域も高回転域もパーシャルからの踏み返しでトルクを徐々に盛っていけるセッティングが必要なんだ。
ピットインさせて、書き換えを行う。
ガツンと加速する事はデフロックしてる767Bにとっては絶対に危険だ、パーシャルが大事だがここで少なからずのミスを誘発させてしまう。薄い領域に燃料を足すことによって傾斜を付けたつもりが、翌日の冷えた環境には適応しなかったのだ。が、少なくとも翌日、本番の朝走り出すまでは気が付かなかった。
この日は25度を超える高い気温のままのセッティングで使いやすくなったと意気揚々としていた、そう、翌日の本番で気温が17度まで下がると、吸気温度補正で濃くなってしまうことになろうとは・・
この時の767Bのコンピューターセッティングで一番心配なのは薄い事よりも濃くなる事。気温の補正解析がまだ終わってないまま走り出すと、この時のような温度差の激しい環境によってエンジンが吹かなくなる。と、それはデモ走行で観客を落胆させてしまう事なんだ。
そして、その兆候は第一コーナーの減速から侵入までに音として保存されている。
コーナー進入時に減速するとサーモスタットを持たない767B ha急激に水温が下がる。下がると燃料のカットポイントが低回転側にずれ更に増量されエンブレ時にアフターファイヤーやパンパン音をマフラーから発してしまうのだ。
俺は、失敗した。
今、聞けば明らかにシフトダウンの時の音が低い。パーシャルでのコーナー進入において重くなってる、が・・・気が付かず、翌日の17度という気温での走行でそれは露呈してしまう。
え?なんでか?って??
もう疲れていたし腹が減って
自信もあったし、
まさか気温がそんなに下がるとは思ってもみなかったので、、みんなと晩飯。。。食いに行っちゃたんだよw
あーうまかったw
こうして2日目は爆弾を抱えてるとは気が付かず、ホテルで寝てしまうのだ。
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