圧縮が戻る事も多い中、圧縮が下がる、もしくは回復しない一例として排気ガス装置の不調の例を書いてきました
エアコントロールバルブの不調や、エアポンプが無い車両において圧縮が下がっていてもこういったパーツの修理や交換をしても圧縮が改善されない理由を明確に書いていませんでした。その理由はポートエア不良によるカーボンの巻き込みによる物理摩耗です。(燃焼した排気ガスには圧力差や慣性、温度によって脈動を伴い排出されます)
通常
二次エアが正常に働かない場合、カーボンを巻き込みシールの動きを低下させエンジンが新品でも圧縮を徐々に低下させてゆきます。
こういった傾向は排気ガス装置がしっかり整備されたFD3Sには見受ける事が少なくなりましたが、ACVが新品で手に入らないFC3Sには非常に大きい懸念を持っています。生産後30年間交換していないFC3S、FC3CだからこそFC3SのACV再生産には期待が寄せられます。
ポートエアが正常ではない詰まってしまったローターハウジングと、正常なハウジングの比較写真です。
ある部分が、もう片方に比べ非常に摩耗していることが見受けられます。わかりますか?
(もちろん、メタポンの作動やチェックバルブの動きが正常である事が前提)
拡大して探してみましょう。
RECHARGE株式会社では、FC3Sの環境への対策、またエンジン寿命を左右するACV(排気ガス装置)の再生産に対して強くかじを取っている。しかし一口に再生産といても、ACVの鋳型は構造上4種類にも及び、予算5000万円を捻出しなければならない。そのためには資金力の強化の一環として通販や、再生産するための資金集めという取り組みも必要だ。口だけでいう再生産と実際にやろうとする再生産には相当の覚悟と出費が必要だ。5000万円の型を作ってそこから製造ともなると初期費用は更に膨らんでしまう。回収できるとしても初期投資から5年500台を売り切ったとしても定価は10万円を超えてしまうからだ。
このACVはポートエアスピリットエアにおいてエアポンプからの空気をコントロールしエンジン寿命への貢献と排気ガスの浄化という重要な部品だ。これが30年もの長い間動いていたとしても、あと更に10年となると非常に厳しい商品になる。これをメーカー製造元で同じ製品で作ればまた30年が約束される。
投資額が相当なので『つくってー』と言って作ってくれる部品ではない。かといってメーカーに無理して作ってもらって出来が悪くて文句を言うならば、自分たちで作る資金を捻出するしかない。
7月7日までは特価にて夏に備えた機能パーツや新製品を紹介しています
お忙しいところをすみません。教えて下さい。ecocpuの置き換えを通販でお願いしようと思っています。前回からの変更点をお伝えすればよろしいでしょうか?もうひとつお願いします、現在arcの置き換えインタークーラーをノーマルのインタークーラーに戻すつもりですが必要な純正部品があるのでしょうか?いつもブログを読まさせてもらってます。私の車は平成元年式、24万キロです。情報公開して下さっていることをいつも感謝しています。宜しくお願い致します。
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FC3SにFD3SのACVが使えたら最高なんですがね