純正インタークーラーの話 8

執筆者 | 6月 1, 2018 | インタークーラー | コメント0件

前回のお話は、FD3S前期は低域に強く少ない走行風でも冷える効率特性
後期は、280psに対応した大風量にも適した構造だけれど、前期モデルよりも多くの走行風の確保が必要
であると書きました

でもその前に前期FD3Sの外気導入の構造を知る必要があります

この中で、大事なポイントはこの部分になります

なんと、この構造を見る限りFD3Sの初期モデルの外気導入の使い道は3つあることがわかりました。

 インタークーラー
 エアクリーナーへの吸気
 エアコンリキッドタンク冷却と、バッテリーの冷却&ガス掃気

3つに分ける事の中でエアクリーナーに消費される空気量が大きいことは想像通りです。

 ただし、これにはちゃんと意味があります。

エンジン吸気の空気慣性がこのダクトに働きかけることで車速が低い領域でもインタークーラーの冷却を促進する働きがあります。
車速が乗らず走行風が少ない領域、そして低いギヤでもインタークーラーダクトの前に吸気によってかき集め、フレッシュエアーを導く働きを持たせているのです。

ということは、インタークーラーへの外気導入を中心にして考えエアクリーナーへ通路を塞ぐと、車速が低いとき、ダクト前へフレッシュエアーを導く方法も、同時に考えなければならなくなります。そうして5型以降開口部の大きいモデルが誕生したわけですね。

0コメント

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

More Post

お便りインプレ

6/23 YouTube開始まで

日(s)

:

時間(s)

:

分)

:

(S)

カテゴリー(スクロール可)

EcoCPU

予約カレンダー

FD3S FC3S

重要なお知らせ

いつもYouTubeとブログを観て頂き、誠にありがとうございます。 さて、重要なお知らせですが 最近、フライングカーペットの後期型ダンパーについて 多数のお問い合わせを頂いております。 ここで、ひでぽん号CX-60(パグ)に付いている品番を 店長のブログにてご紹介しておりますので、ご確認下さいませ。 現在のCX-60の仕様について - Project Phoenix ↑リンク先はこちら...

本日は、一昨日、昨日、本日の朝一様をお送りいたします。

一昨日の朝一様は、MAZDA6 90,000kkmでございました。 添加剤を何回か入れていたようで、ススがモリモリに詰まってました。 奥も沢山詰まってます。 潜望鏡周りも、湿っている煤が大量でした。 EGRクーラーは、奥から光が見えてました。 洗浄後は、煤もしっかり除去出来てます。 奥もバルブが見える状態です。 潜望鏡もピカピカ‼ EGRクーラーは、無事に通りました。...

中古車情報

〜FD3S情報〜

止むなく手放されるFD、再掲ですが下記リンクより車両情報ページの店長ブログにいけますー...