実に残念な事に、中古車点検ではいろんな7が来る
車屋さんに売られたけど、結局ユーザの意にそぐわない事故歴を持つ7もあれば
圧縮が異常に低く、基準値を大きく下回った7も来る
確かに10万㎞も走ればこの程度は妥協だという見解ができる場合、この金額で買ったからあきらめて自分で直して乗ろう!と言ってあげれる場合等、様々なRX-7がくる。
その中で古いから買ったあと、知らないうちに壊れてる場合もあれば、
壊れているのに、また中古車屋さんの経験不足で水喰いが始まってるのに売られた7も来る、明らかに事故やトラブルヶ所が大きい7なら、、やっぱり医者としてその場で真実を告げ経験から学んだ最善の選択を提示するしかない。
しかし中には熟練というにはまだ遠く適当に返事をしてしまうショップがあるのも事実だ。
例えばユーザーの質問があるとしよう
エンジンの振動が多いんです
REってこんなものです
燃費が悪いのですが。。。
REはみんな燃費が悪いのです
低域のトルクがないのですが。。
REはみんなトルク細いのです
そんな回答ばかりでは誰もREを見放してしまうし、世論も見放してしまうだろう
こころが痛む
なぜなら中古車の場合の無料点検で大きなトラブルを見抜いてしまった時、本人にミスが無い場合がほとんどだからだ。かといって、そういった車でも場合によっては数分、小手先で直すことが通用する場合と
いや、これはダメだ、と、
本質を見直さなきゃならない場合がある
その境界線はほとんどの場合数字で決定される
あの時にちゃんと治しておけば間に合うのに、と後悔しても遅い。
付け焼刃の処理で余計に悪化させてしまう。歯医者に行かず、歯磨きだけで避けられる虫歯とそうではない虫歯の境界線があるように。
オカシイとおもったら近くのディーラーで圧縮測定が出来ればいいんだけれど、多くの場合圧縮計を持たない拠点が多い。REに初めて触れる整備士が多いのも事実だろう、しかしマツダなんだ。マツダ系の整備工場がREを治せなきゃユーザーはどこに行けばいいのだろうか?
歳を取ったから健康診断が増えるのと同じで、もうRX-7が古いからこそ、名医が必要なのに。
自分の場合、岡山で現車引き取りしそのまま三重まで直帰しましたが、帰りに中村屋さんの所に寄っていればもしかしたら6000km走行後にエンジンブローさせずに済んだかもな、と今でも悔やんでいます。
と同時に、さすがにもう1回ブローはきついためそれを機に色々勉強する様になったので、長い目で見ればこれで良かったのだと思っています。まだまだ乗り続けるつもりですので。
購入直後のエンジン圧縮値は平均約7.5のリア1室だけ7.0で、ラムエアーインテークと砲弾マフラーが付いて、ECUはノーマル、という感じでした。
早急にノーマル戻しと補機系リフレッシュしフィードバック走行をすれば持ち直していたのかも・・・。
ただ、そのとき測定してもらったショップにて、クランキングスピード300rpmだから当たり前なのに当時はそんなことも分からず、圧縮8以上出ているから大丈夫ですよと言われて分かったフリをしてしまったのは、今後も苦い教訓として覚えておきます。
先月に@@マツダ西脇で、オイルパンからのオイルにじみを修理してもらうべく預けました。2、3万で直りますよって言われたので、少しホッとして預けたら、いやーオイルパンを新品にしないと直せませんと言ってきた。また少しして、オイルパンはメンバーを外すので工賃が高くなります。と言ってきた。次にオイル漏れの原因は、エンジンマウントが潰れて、マウント内のオイルが流れ出たもので、マウントを交換した方がいいです。と言ってきた。2、3万の修理見積もりでスタートした今回の修理は、終わってみれば13万円近くになった。お金も痛いが、マツダのサービスって、ロータリーエンジンをどこまで直せるのか心配で仕方がない。安心して預けられないディーラーが地方の田舎にはゴロゴロある。加えて部品の欠品や高額化による維持の難しさもある。FD 3Sっていつまで走らせることができるのかなぁ?
もちろん、古い車ですからという言葉通りです。
しかし、こういったトラブルを回避するには経験値が必要であると思います。
ディーラーに預けた以上信用するしかないというスタンスですが、もう少し何とかならないかという想いもつい沸いてしまうのも否定できません。
もちろん高齢整備士の僕の中では事例は織り込み済みでオイルパンは新品、エンジンマウントも交換が妥当だとは思うしクロスメンバーを外すなどは当たり前の話なのですが、初めての修理だとわからない事だらけで、顧客側も整備士側も、ついおそらくこの程度でしょうと”しったかぶり”の返答もあるでしょう。
これからも継続して情報を発信し続け皆さんの手助けにでもなればという想いをもち今後もブログを続ける事を約束します。そして皆さんの苦い経験の報告がRX-7をかたばかりの人たちへ、今後買うである方へのご披露ありがとうございます。