767Bの頃には既に燃料制限が相対的に厳しくなりました。少しでも燃料の消費を抑える為に減速時の燃料カットポイントを引き上げる必要がありアクセルOFF時のアフターバーンが増えてしまいました。(完全カットではないため)プライベート767Bチームである我々はこの領域で徐々に減量制御を行うとともに、点火時期をスピリット量を増大させ緩やかな燃焼を促し、バーン音を消したところ迫力が無くなったので炎の帯が出るように調整しました。(第一コーナー進入時にカメラマンが喜ぶ構図が取れます)
中村 英孝さんの投稿 2018年9月27日木曜日
91年の787Bだけではなく89年の767Bの頃には既に燃料制限が相対的に厳しくなりました。少しでも燃料の消費を抑える為に減速時の燃料カットポイントを引き上げる必要がありアクセルOFF時のアフターバーンが増えてしまいました。(アクセルOFFからONへの過渡特性を優先する為、完全燃料カットではない)プライベート767Bチームである我々はこの領域では更に徐々に減量制御を行うとともに、点火時期をスピリット量を増大させ緩やかな減速時の燃焼を促し、アフターバーン音を消したところ観客側から見るレーシングカーとしての迫力が少なくなったので、炎の帯が出るように調整しました。(第一コーナー進入時にカメラマンが喜ぶ構図が取れます)
この制御変更によって夕暮れだと、コーナー進入時にはこんな写真が取れます
カメラ写りまで考えてセッティングするなんて、流石中村社長だわ。
ある意味、787Bじゃ、もう出来ない。
プライベートチームには、お金が無くても自由はあります。787Bに比べてコーナーリング性能に劣るメカニカル部分はどうにもなりませんが、電子制御部分は私の専門分野ですからお金をかけずにソフト側でアジ付けできますからね。