冷却システムの見直しを行いました
冬場はオーバークールになりますのでパイパス式でサーモバルブを追加しました
ルマンに使用するレースカーにとって必要な耐久性やトラブル回避を考慮したうえでこの時代にサームスタットは採用されていませんでした。
ですからいまの使い方だと冬場では水温が上がりません
いろいろ設計図を書いてはボツになりました
サームスタットの追加を行うためにサーモの使い方を工夫してバイパス式でサームスタットを取り付ける方法、またこの取り付け方向によってはオーバーヒートを起こすので十分な思慮が必要でした
穴をあけて通常使われるバルブはフルオープンです。
このケースは中川製作所で作られました
このケースの中にあるサーモのボトムバルブ側のバルブによって本来流れっぱなしのラジエターのへの水流をパイパスさせるのです
そのほか、たくさんの修正を行いました、過去ポンプの作動不良を起こしていた時に追加で取り付けた燃料ポンプリレーソケットの交換やヒューズの交換、電気関係に詳しいやまPは体が細いので室内担当です、分解が相当早くなってきました。
バリアブルで燃料を補正するボリュームも取り付けました。
セレクターだと大幅に変更されてしまうので僅かなコントロールには不向きだったのです
IGと、燃料側のパイロットランプも取り付けました
とうとうこの周りの配膳図を暗記してしまった、にっしゃん。
30年を超えた年齢を持つレースカーはたくさんあります。
この767Bもその一つで、若いエンジニアや、枯れたエンジニアたちによってたくさんの新しいアイデアや古いベーシックなアイデアを出しあって現代に蘇らされます
アイデアに年齢や上下関係は関係ありませんが通常では出来ない事や困難な事を実現する!という強い意志と学歴や年齢を問わずそれぞれに出来る事を行い助け合い、ボランティア精神で集う事です。
0コメント
トラックバック / ピンバック