ロータリーエンジン 圧縮低下の要因

執筆者 | 10月 17, 2020 | お便り インプレ, よみがえる圧縮 | 6 コメント

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蘇らない圧縮の原因 を、2日前に施工したRX-7のユーザーからメールが届きました

作業中の動画、決定的圧縮低下の要因もわかりやすくUPしていただけたようです。

 

中村さん 若狭さん 昨日は大手術ありがとうございました!感謝感激です! エンジン音が静かになったのとアイドリングの安定感が増したのはスグに体感出来ましたし、ずっと400キロの距離を3千回転以下で走ったのですでに低回転のトルクも太り、アクセル踏まなくても車が前に出る感じがしてきました!

僕的には体感圧縮ですが8.5はありそうです!笑! 実際の測定も楽しみで2日間仕事を休んだので今日は死ぬほど忙しく、動画作業がなかなか進みませんでしたが例のメタポン穴洗浄までは動画をつなぎました! あえて洗浄の仕方を㊙︎にしましたのは、ユーザーが変なDIYせずにリチャージに作業を依頼した方が他も含めて確実だと思ったからです。それにしても、、、

1 街乗りしかしないのに粘度の高いレーシングオイル使うと圧縮が下がる

2 粘度の低い純正5W30オイルとか使うと圧縮が回復する (血管の詰まりかけが洗浄されるのかも)

3 エアポンプ外してカーボン増えると圧縮が下がる (この穴が詰まるからかも)

4 純正戻ししてフィードバック走行すると圧縮が上がる (少しの詰まりなら洗浄されるのかも) などなどかなり今までの中村様の理論に通じるというか、理屈に合う理論の気がします! ブローして下ろされたエンジンでもあの穴にオイル注入すると状態が簡単に確認できるでしょうし興味が出てきました! ロータリーエンジンの謎が解明される時がきたのかもしれませんね!凄!

動画の中でインレットガスケットの上側が切れていますが下へエア漏れがないので次回のOH時に交換してもらうという話で作業を継続しました。

詳しい施法は、

蘇らない圧縮の原因 を読んで整備士に作業してもらってください。

詳しい洗浄方法を動画では伏せておりますが、この作業はとても経験が必要です。

確実に、ローターハウジングの中に刺さってる真鍮のオリフィスを抜くことが出来る技術を持った整備士にお願いすることになると思います。

メタリングオイルポンプや、チェックバルブの交換でよくなることはありますが本質をとらえておりません。長期にわたって(10年20年)にわたり保存されていた、また長期にわたって走行されていたメタリングオイルポンプはへたり、オイルの圧もそう上がっても来ません。パイプも劣化し通りにくくもなります、加えて上のチェックバルブが詰まり気味になるとローターハウジング内部からのカーボンガスが、オイルポートに溜まりエンジンが止まり冷却されると硬化を開始します。

ここを掃除するだけでなんとかなるものではありません。
たとえ掃除してもごみが溜まるのはこの金属オリフィスの下の空間です。

オリフィスを抜くか?入れたままで洗浄するかは音を聞いて決めます。チェックバルブである19㎜のボルトを抜いた状態で状態でエキセントリックシャフトをを回すと、圧縮がここから吹き返すのです。シュッ、シュッ、シュッと。。。この音色によってハウジングのオイルポートのつまり具合と、このまま洗浄できるか?外すか?を決めます。

金色のオリフィスをエンジンが乗った状態でインレットマニホールドを外さず抜き取ることは至難の業です。

マイナスが切ってありますが、これは方向をそろえるために切ってあるねじなので回しても抜けません。

そして、、大事なのはこのオリフィス(年式によっては2種類あります)を抜いた後の写真です。上側を掃除してもご覧の通り金のオリフィスの下は大変なことになっています。

金のオリフィスの下には燃焼室内からカーボンが入り込んでいるのです。

掃除すべきポイントはここです。

チェックバルブの下のマイナスを切った金のオリフィスに設けている穴はストレートになっていません。よって細い針金で掃除も不可能なのです。

形状が2種類ありゴム式と併用されるの後期以降、新品やリビルトに見られる金のオリフィス

カット図はこのように簡略化して書くと皆さんにも理解することが出来ると思います

燃焼室側(下)から入るガスの質によって詰まる量が変わる

ここで大事な事が、燃焼室の燃焼状態によってオイルポートに逆流するガスの質も変わりカーボンが多いと詰まる傾向にあるということです。

となると、ここでオーバーラップするのが、例のエアポンプから供給されたACV(エアコントロールバルブ)の重要性が再び脚光を浴びるということに結びつきます。

未燃焼ガスの成分は排気ガス装置の作動や効率によって大きく変化します

排気ガス装置が正常ではない場合、カーボンが大量に発生し燃焼室に残り、オイルポートまで引きずりこむことになります

エアポンプでつくられた2次エアがACV(エアコントロールバルブ)で正常にコントロールされると燃焼状態が良くなり

ローターハウジングに傷を残すこと も無くなります。

こういった作業や実験を何度も繰り返し、できる限りサンプルを取り、間違いのない、もしくはできるだけ事実に近い情報をRECHARGE株式会社は提供しています。

作業は説明した通りの難関があり金のオリフィスを抜き取らなければ洗浄できない場合、今まで100%成功しています。が、失敗すると確実にエンジンを下ろしてローターハウジングの交換になるので慎重に作業しなければなりません。

尚、この案件は新品エンジンの場合やマツダリビルトでは対策してあるので交換してまだ5年、5万㎞ほどの7においては適応外ですが中古のハウジングを使ったショップレベルのOHエンジンについては未確認です。

 

6 コメント

  1. Asmic

    うちに置いて有るハウジングにも金オリフィスが有ったので
    少しばかりこじってみましたがピクリとも動きません。

    マツダディーラーへ持っていても刃が立たないよね。
    エンジン下ろして、バラシて、ハウジング交換、、ってな事になるでしょう。

    ここに書いて有る様な経験をしている所、、、つまり中村さんの所以外、
    今は作業出来ないでしょうね。

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  2. 店主

    何度か、まずローターハウジング単体で引き抜くコツを得ると、朝から来たら一日で作業を終え家に乗って帰らせることが出来ます。

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  3. Morurin

    インジェクターとソレノイドを交換していただいた時に一緒に見て貰えばよかった…

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    • 店主

      昨日まで不明な点がありましたが、根拠と実績があがったので今後は、全て確認してゆきます。

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  4. 宮関哲也

    Limproject: 現在自身でOHを行っており、最近スターフィールドの星野さんの所でアペックスシールを購入し、組込み予定しています。ハウジングの清掃ついでにオイルジェットを外しましたが後期の新品のオイルジェットが注文できなくて困ってます。在庫等で購入可能でしたらお願いしたく。因みに1個です。

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    • 店主

      後期は在庫がありません。

      返信する

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