こういった特殊な冷却システムでは、写真のように接続箇所から冷却水がにじみやすくなります。サブタンクの水面が下がってるから、といって継ぎ足しで乗り続けるとLLCの成分が薄くなり最終的にはサビの発生を許すことになります。そうなるとさあ大変、何度も水を入れ替えて、洗浄剤いれたりと相当手間がかかります。
コアの中には相当量の錆があるので
ふるい冷却システムの見直しが必要になるかもしれません。

それをなんとか、その場で乗って帰れるレベルに修復するのが枯れた整備士です。
冷却水を水圧や空気圧を使って押し出したり、仮接続で暖気してもう一度LLCを抜いたり。
それでも落ちないので一部だけでも改善を試みます。

錆びたパイプを外してブラストで飛ばし、

錆びないように塗料

漏れやすいシリコンから純正ホースへ交換

加工し

接続部を純正を使って曲げをフィッティングさせます

ユーザーと現場、総動員で朝の10時から夕方6時までかかりました。

もちろん、この冷却キットで指定された新品のシリコンホースに交換することも正論です。しかしそれでは数か月でエンジンルームからLLCの甘い香りを感じてしまうでしょう。となると純正のホースを使うしかありません、純正のホースは親和性があり数か月バンドで締め付けると相手のホースと表面融合し漏れにくくなるのです。(純正ホースって抜けにくいでしょ?)
車は常に人の命をのせています。と、同時にユーザーの夢も載せています。こういったレストア作業には枯れた整備士の熟練の技や知識も必要です。
しかし古いものを最新の府品を使ってよみがえらせるために・・
本当に必要なのは、フレッシュでポジティブな発想力です。

若い世代が伸び伸びと個性的であること
そして
シンパシー
否定せず、お互いを読みあう心意気です。

こういった『イデオロギー』が大事。
時代の変化に匠を重ね、次世代に受け継ぐ事こそが『枯れた整備士の本当の仕事』です。

高齢整備士の心意気によっては
単に方法を伝えるのか? ワザを伝えるのか?の差になります。





冷却システム方式に関わらず、冷却水路にシリコンホース使うメリットってあるんでしょうか?
ブーストホースなら熱に強いとか、使用したくなる理由は判らないでもないんですが(使うべきかはさておいて)、
冷却系を変更したら、中を通るLLCは温度が純正より下がる前提のはずで、条件的には楽になるはず。
そうなるとわざわざ、シリコンにするメリットが思いつかないんですよね・・・
入手とか加工性の問題なのかな。
もっとシンプルで、買う人のスタイル、色の問題です。