異常燃焼する時に起こるノッキング。今回の患者は意外なところにその原因をひそめていました
通常では起こりえない事が30年選手のFC3Sには起こります、これは時間がかかりました。
なんの前触れもなく、そしていつの間にかアクセルを踏み込むとノッキングを起こし始めた30歳を超えるFC3S
ノーマルCPUに変えてもダメ、データーであえて低い点火時期を与えてもダメ。燃料系統を疑い、空燃比を見る限り異常ではない。
点火時期や空燃比があっていても、躊躇なくノックが起こります、ダイアグのコードも出ません。
こうなると手の打ちようがない。
ところが・・・
クランクアングルセンサーを別のものに変えてから一気に収まったのです。
本当にクランクアングルセンサーを変えた瞬間から、ノッキングが止まりました。このセンサーの中にあるNe、Gセンサーに異常がみられないものの、まずはこの状態で数週間乗っていただくことになりました。
ガソリンの質までも疑う事はありませんでしたが、ノッキングが起こるのがガソリンであるならクランクアングルセンサーの交換で止まる事はありません。CPUの制御が正常であってもセンサーの異常でノックが起こっていたようです。がしかし整備士歴38年の経験上、どうも奇妙な感触を受けています。さて、この続きは、、、後日持ち越しです。
えー。 時間まで次回の予告編もないんですか??
もう「センサー」と名前の付くものは全部交換しないと不安になる…