EcoCPUの具体的な変更点

執筆者 | 4月 20, 2017 | Non-Fiction | コメント0件

。EcoCPUの具体的な変更点、申し込みの方法はこちらに記載させていただいています。

v1JoWZ

点火時期変更とフィードバック領域の積極的活用
現代のエコカーにおける点火時期制御は、エンジンの劣化に対応すべく、リアルタイムでノックセンサーの信号を基に点火時期と燃料制御(進角制御と空燃比の増減)などを行っています。(+-制御)一方でFC3SやFD3Sの開発時にはこのような制御ではなく、新品エンジン基準でノックセンサーでのノッキングを拾っての遅角制御(ーマイナス制御)のみです。
そこでEcoCpuにおいてはノックセンサーの遅角値幅をさらに大きくし、その分、基準点火時期を進角させることによって、結果として従来の点火時期の値と比べて+-制御になる方式を取り、現代風の動的制御をCPUのハードウェアに負担を与えず進角と遅角を行い、(従って安全性は純正と同じ)エンジンが新しくても、かなり古くなってからでもエンジン摩耗に合わせた点火時期の適正な決定を長期間行い続けます。
これらの点火時期制御の変更によって燃焼状態の自動制御ゾーンを拡大、エンジンの稼働状況の多くをフィードバック走行に導き、クリーンな燃焼と排気ガスを実現、その結果として実用燃費の向上、低速領域のトルクアップとともに、シール類の動きが良くなってローターのフリクションロスも軽減され圧縮比も向上します。

FC3Sはもともとレギュラーガソリン仕様ですが、よりレスポンスの良いエンジンフィールを長期間維持するためにハイオクマップに変更、これによりハイオクの使用が必要になりますが、実用燃費の向上によりコストディメリットは明確にキャンセルされます。

FD3Sツインターボ制御について
量産車のシーケンシャルツインターボ切り替えポイントは3800~5000rpmの間でアクセル開度、ブースト、ギヤのポジション等により自動的に切り替わり、純正だと4500rpmで発生する谷間と、6000rpmから起こる急激な立ち上がりを、EcoCpuでは穏便な加速感覚へとブースト制御と点火時期制御で兼ね合わせて変更し、15年以上経ったエンジンに適した、なだらかな加速フィールへと変更しています。また純正CPUの場合サーキット走行でツインターボに変わったまま2速から3速へシフトアップ後シングルに復帰していないことが報告されていますが、EcoCPUでは復帰回転数のパラメーターとヒス値等の適正化を行っておりそのようなことは起こりません。

ブースト制御、カットについて
一般的に乗用車の寿命といわれる10年、10万キロを超えたタービンではブーストが上がりにくくなりますが、その古くなったタービンでも十分なブーストが確保できるよう補正値の幅を大きくしています。25年を超えたFC3Sではどのような仕様やアクチュエーター経年劣化具合でもEcoCPUの場合確実にセンサーの固定値を0.8㎏/㎠ までで抑えています。FD3Sでは純正の指定ブースト(1.05㎏/㎠)を超えることはありません。

またG-FD3SRS(280PS)用EcoCPUでは、今後の劣化を考えレスポンス重視の設定値から寿命を重視した値に書き換え最高加給圧を純正値よりも下げています(ヒス値変更)。また社外品の車検対応マフラー等の装着で上がりすぎてしまう加給圧を規定値または安全値に引き下さげます。

電動ファン制御
電動ファンの始動はノーマルCPUの場合は水温100度近辺ですがEcoCPUでは水温90度近辺で回り始めます。しかしこれだけでは不十分なので、ハードな走行を行う場合は、ファンが回っても水温が下がり始めるのに時間が掛かるため、水温だけではなくファンの始動をアクセル開度とも連動して早めています。

エアコン使用時の改善点
FC3S、FD3S共に古くなったエアコンの場合、エアコンコンプレッサーのクラッチを早めに切り、エンジンの負荷を下げています。EcoCPUの場合、コンプレッサーは最大で15秒間クラッチ遅延が働き入りませんので、エアコンを入れてもトルクや燃費が落ちる事を感じないのはこの制御があるためで、AC使用時の水温も下がります。当然すこし冷えが悪くなることが懸念されますが、アクセルOFF時(エンジンブレーキ時)には逆に積極的にエアコンクラッチがONになるようにしているため、トータルで若干冷えが悪く感じるかもしれませんが、走行状態によりコンプレッサーをこまめにON、OFFすることは燃費と走行フィールには有効です。エアコンの自動クラッチ接続、切断回数は増えますが純正CPU値で最も負担になるポイントである高い回転でのエアコンクラッチONポイントを純正値より引き下げている(EcoCPUの場合は4000rpm以上ではクラッチを入れません)為に、純正と同じか、またはそれ以上のコンプレッサークラッチの耐久性を確保しています。またエアコン使用時でもフィードバック領域に入るためエンジンと触媒の寿命も向上します。

燃料の補正
旧式制御から現代風制御に変更したことにより、寿命、トルク、燃費をバランさせることに成功し、それはユーザーレビューに反映されているとおりです。

インジェクター噴射テーブルの書き換え
FD3Sの場合はローターサイドの洗浄のため2500rpmからセカンダリーインジェクターを使用していますが、FC3Sの場合は3500rpm以上となっており、FC3S用EcoCPUの場合、セカンダリーインジェクターの噴射開始ポイントを低域側へと変えています。3500rpm以上まで回さないとローターの片面しか燃料洗浄しなかった制御に比べ、2500rpmからセカンダリーの噴射を開始することでローターのサイドシールの動きを洗浄、動きを改善し、圧縮回復やエンジン寿命に大きく貢献します。尚FD3Sにおいてはメーカーで既に実施されている改善です。

ここまでの文章はRX-7(FD3S)開発元主査、小早川隆治さんの手をお借りしてEcoCpu制御の変更点を読みやすく文章化していただきました。小早川さんのご協力に感謝しております。

0コメント

トラックバック / ピンバック

  1. 中村屋の日常チャンネル | 中村屋 EcoCpu BLOG - […] ー4しか走らないRX-7の燃費 が15に上がる事はありません…

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

More Post

CX-60とCX-80 早割始めました!

こんにちは~ ムゥです CX-60とCX-80のユーザー様に朗報です! なんと CX-60とCX-80 平日割・早割始めました! 弊社しか CX-60とCX-80の煤洗浄を行っておりません...

お便りインプレ

6/23 YouTube開始まで

日(s)

:

時間(s)

:

分)

:

(S)

カテゴリー(スクロール可)

FD3S FC3S

FD3S用 カーボンエアーインテーク試作品

こんにちは ムゥです 今回は、FD3S用 カーボンインテーク試作品を紹介します 試作品製作費用130万を用いて FD3S用を作りました フォーミュラーにもう使用するカーボン素材で すんごく軽いです 現在、量産化に向けて製作中です...

CX-60 インタークーラーを洗浄しま~す♪

こんにちは~ ムゥです 本日は、CX-60のインタークーラーを洗浄しちゃいま~す♪ さて、どんな感じなのか気になります! では、さっそく外していきましょ~ ジャンジャン外していっきま~す! 煤が確認できる所を覗いてみると~? 結構溜まってました 煤の状態は湿っている感じでした インタークーラーも取れまして 中はどんな感じなのかと言いますと こちらの方は余り汚れは少なかったのですが...

本日は、LEVORGのインタークーラーとエアガイドを取り付けしました~

こんにちは~ ムゥです 本日は、LEVORGのインタークーラーとエアガイドを取り付けちゃいました!! 今回はYouTubeにアップしていますエアガイドを初めての取り付けですので こちらも緊張しますね! 動画はこちら↓ レヴォーグCB18を進化させた【エアガイド制作】 では、張り切ってまいりましょ~ アースの取り付けもございますので 最初は、下からアースを取り付けていきま~す...

レヴォーグ サイクロンアース取り付けしました~♪

こんにちは ムゥです 今日は、レヴォーグ サイクロンアース取り付けにご来店頂きました~ 最初にリフトを上げて下回りからアースをつけていきま~す その後は、インタークーラーを外して アースを取り付けたら施工完了です 取り付けの施工時間は 約1時間ほどで終わります さて、ありがたい事に スバルのアース取り付けのご依頼が増えてきております (ありがとうございます!!!!) LEVORGとS4は...

スバル アウトバックにアースを取り付けました~

こんにちは~ ムゥです スバル アウトバックにアースを取り付けました~ 想像以上に大きくてビックリしました! ↑こちらは純正 1,800㏄ですので、アースを取り付けるタイミングで ARC製のインタークーラーが取り付けできるか実証してみました! 先にアースと取り付けまして いざ! ジャジャ~ン♪ 見事に無事取り付け出来ました!! これでアウトバックにも取り付けできる事がわかりました!...

中古車情報

〜FD3S情報〜

止むなく手放されるFD、再掲ですが下記リンクより車両情報ページの店長ブログにいけますー...