最も安定した走行の為に肝心なのがACVだ。ポートエアコントロールによる再燃焼はカーボンの洗浄を行い(これはMAZDAスカイアクティブディーゼルのDPFに似てる)圧縮の低下を防ぐ、また下がってしまった圧縮を蘇らせる必勝アイテム(ダッシュポットとの連携で無駄な燃料防ぐ減速時のアンチアフターバーン機構付き)
しかし、もう一つ忘れてならないのはダブルスロットル機構というアクセルを踏んだ時に混合気が一瞬薄くなるのを防ぐ機構。下の写真の黄色の奥にダッシュポットがスライドしてアクセルの全開茶道を一瞬セカンダリーだけ遅らせる。(とってしまうと息継ぎが発生する)
黄色い部分にはエアコントロールバルブのアンチアフターバーンバルブと相互協力によって減速時のガクガクを抑えるダッシュポットがある。エンスト防止の機構もあるけれどエンストよりも減速時の走行フィールをならだかにする効果のほうが大きい。
これらを取ってしまうと、のりずらい。
これらがあるおかげで街乗りのフィードバックに入りずらい状態でも混合気がリッチに(濃く)なりすぎないようハードウェア側からもサポートされています。
昨今、FC3SのACVがさらに劣化している車両が見受けられます。今のところACVの新品本体は手に入りませんが一部FD3SのACV中古部品を組み合わせて簡単に機能を取り戻した例を提案しています。(3つのうちの一個しか機能を補修するにすぎませんが)プライベーターやショップ等でなら作業ができる範囲です参考にしてみてください。
さすが35年という年月を耐えるなんて、マツダ純正のダイヤフラムは最高です。
しかし、問題もあります。残りの2つを変える方法がありません。
左右に個所のダイヤフラムと同じ部品はもうないのです。そうなると、1,2年は持つかもしれない国産のダイヤフラムを使うか?やっぱりマツダで35年実績のあるダイヤフラムを作ってもらうしかないという事になります。
簡単に交換できるなら、いいのですがカシメ構造ですからおいそれとばかりに分解もできません。
オイルでジャバジャバ洗ったり高圧のサンドブラスターで外観はきれいにはなりますが、ダイヤフラムの劣化があるので加圧、負圧それぞれ確認だけしてそっとポートエアのバルブと紙ガスケットと、紙シートを新品にして戻すのが現状の方法となります。
FD3Sでもダッシュポットがへたってくると、圧縮に影響が出るんですか?
減速時の制御の一つですから。