@@@オイルにまつわる過去のまとめ編@@@
2009年11月25日
CPUマップにおいてのオイルの噴射量
アイドリングで油圧4kgになる固いオイルと、アイドル時2kgのやわらかいオイルがあります。
多くのユーザーはアイドリング時、高い数値を期待したいところですよね。
アイドル時、オイル噴射量がおおいのはどっち?
メタリングオイルポンプも一緒で
アイドリングで油圧が高いということは?
やわらかいオイルと固いオイルでは
圧力が違うので低い回転では出る量に差が出ます
高い回転では圧力がレギュレーターで制限されて一緒です
メタリングオイルの量は、CPUの上じゃ1~6型まで変わらない
つまり、馬力(基本噴射量)に対して噴射すべきオイルの量は平成4年から変わってません
馬力に対するエンジンが必要とするオイル添加割合が変わっていないと言うことですので
マップ上、基本燃料値の多い場所を踏んだら
オイルも勝手に馬力&回転に応じて増量されます
*後期は100%一緒(RB&RS)で”最大係数”だけに限るとFC~FDでもまったく同じ@~@
噴射量(馬力)に対して変化し最大馬力が上がれば噴射量は当然上がるが
発生してる馬力に対しての混合率は一緒となる
ただし、油温で変動するオイルの硬さを加味したオイル温度での供給補正はありません
メーカー基準の粘度で得られた結果を元に馬力に応じた噴射量を噴射すべく・・・
基本燃料噴射量&回転数で決め打ちしています
で。・・・・・・、、、もう一度先ほどの案件を考えて見ましょう
同じエンジンで同じ馬力、
なのに、アイドル時、冒頭に書いた2種類のオイル。
噴射量がおおいのは・・・・・・
または、回転の低い時にオイルの噴射量が多いのは?
となると、、、もしかしたら・・・・低域では必要以上に吹いてしまう
低域で”吹きすぎたら”オイルは余っちゃう?
もしかしたら圧縮が、上がるほど吹いちゃう?~?(ありえん^^
また、こういった場合、高回転までまわせばオイルは飛んじゃいますが
もしかしたら、こういう事をキャブ時代の昔の人は例えたのかもしれません
今日は久しぶりにCPUの上のマップの事例を引き出しました
ひとつ、参考までに・・・・・あくまで皆さんの脳みその片隅で・・・・
でもね、オイルがやわらかくても回転が上がると、油圧もきっちりかかりますので
メーカーの想定量、ローターハウジングやアペを潤滑します
純正や純正粘度に近い高級低粘度オイルをお使いの方、ご安心を。
また、少々硬いオイルでも時折4000以上まわすのであれば無問題になりますが
回転が低いときの多すぎたオイルの行く末が気になる人は・・・・
シタを気にしなければ400psを越えてゆくREに対して有効で、熱による変化、油圧タレの小さいオイルは
目的馬力に応じて噴射量をユーザーサイドで変更、管理できるわけです。
Posted at 2009/11/25 23:48:30 | コメント(8) | トラックバック(0) | /選べ!エンジンオイル
2009年11月21日
全米が泣いた!!(ロータリータイムズ誌)
RX-7 FD3SやFC3Sの燃費効率向上について考察をしているEcoCpuです
今日は驚愕の事実がありました
もう、知ってる人は知ってるでしょうが理解と経緯をしっておけば
より、深く理解できます
で・・・は・・・・
その裏側の話をしておく必要がありますね
メーカーリビルトエンジンに乗せ変え、しっかり慣らしをしたエンジン
EcoCpuのセッティングに訪れたのですが、
1回目はオイル漏れトラブルで出直しを余儀なくされ
2回目は圧縮が ”平均8.5” @~@; しかない為に心が折れ、出直し(;´Д`)
本日3度目の正直とばかりに、来店。圧縮を図ったわけです
実は前日の金曜日の19日朝、・・・・
どうしても圧縮が気になった僕は彼にメッセージを送っておりました
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
”日付 2009/11/19 07:47:16
宛先 なっ○♪
件名 純正オイル
本文
純正オイル入れて走ってきてください
圧縮がやっぱ気になるけど
エンジンが正常であるとすれば・・・
ソレしかありません。
いまなにいれてますか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
“差出人 ○っち♪
日付 2009/11/19 08:53:16
宛先 ECO CPU
件名 RE: 純正オイル
本文 今は15W-50が入っています。
そのままサーキットのつもりでしたから。
純正だと・・・5W-30くらいですか?
とするとサーキット走行前後に交換ですか?
何がびっくりしたか?って?
まさか純正チューンと言ってる彼のオイルが”15w50”
うぉい、良く嫁・・・yo
え?自分の7の事じゃないと思ってた?
いやいや、あなたの車は純正で十分ですって・・・(;´Д`)
民主党と自民とが入れ替わったとたん、
”公約が果たせてないじゃないか”と糾弾する人が入れ替わってるだけ?のような気分になるが・・
まさに、、、今回はそんな感じがするじゃなマイカ~~~~
残念なことに今回はクラッチの異音で又も出直しを余儀なく・・・・
と、言うのは内緒です・・・・Ψ(`∀´)Ψケケケ
さて、良い子のみなさん。
公式発表(言い訳w)を待ちましょうΨ(`∀´)Ψケケケ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
中には、そんなはず無いでしょwという言い分もあるでしょう
測定装置の不調とか、ゆっくり走ったから上がったとか
仮に測定装置に不備があるとしたら、・・・
今回の急激な燃費は向上(20%UP)の理由を探さねばなりません
5000kmほどナラシして、圧縮が8.5で燃費が10km前後の車が純正オイルを入れて
300km走ると燃費12kmを超えた理由や、反対に圧縮上昇を疑う根拠を探さねばなりません。
また、純正仕様の車で圧縮が気になる人、純正オイルで少なくとも通勤なら絶対安心。
今後の皆さんのREライフのご参考にしていただければ・・・^Z~
おっと、ディーラーにもいろいろあります。
皆さんとどこのディーラーの対応がいいのか?
近くで行ける、質の良いサービスを提供してくれるディーラー
みんカラで共有してみませんか?その為の、みんカラじゃないかと・・・
関連情報URL : http://minkara.carview.co.jp/userid/397186/blog/9655417/
Posted at 2009/11/21 22:20:53 | コメント(16) | トラックバック(1) | /選べ!エンジンオイル
2008年07月25日
ロータリーエンジン燃費の基礎 25 ECO CPU
サーキットを卒業したRX-7やRX-8の燃費、経済性を考察する上でウィキペディア Wikipedia には後述のような記述がある
あんた!その廃油、俺にくれ!また街乗りレベルなら使える!
今回はずばり!”オイルの交換時期だ!!”
一部オイルメーカー・ガソリンスタンド・カー用品店・自動車整備工場等では3,000から5,000kmごとの交換を推奨している。その根拠として、3,000から5,000km程度走行するとエンジンの機械的な騒音が多少高くなることやオイルが汚れて黒くなることなどを挙げている。しかしながら、これら言説では劣化状況の説明として不十分である。エンジンの騒音の原因は機構上問題が無い程度の粘度の低下が主であり、多少大きくなっても直ちにエンジンが故障するものではない。また、オイルが黒くなるのはオイルの清浄作用によるものであり、1,000kmほどでかなり黒くなっている。黒くなったから直ちに性能が劣るというものでもない。
これらの業者により、オイルの特性による正常な現象を故障に結びつく要因として消費者の不安を煽るような表現を用いた交換推奨が行われるのは、頻繁なオイル交換によるオイルそのものの拡販、来店頻度を増やすことによる整備用品拡販・整備業務受注の拡大を狙ったものであり、不当景品類及び不当表示防止法に抵触するのではないかという批判がある
エンジンには、潤滑、洗浄、冷却、防錆、気密といった5つの要素のほかに応力分散という6つの仕事がある。
今回は、少しみなさんにオイルのことをご自分でググッていただきたい。
またも言うことは同じ
あなたのオイルの性能はあなたの乗り方でバランスされていますか?
その性能、もてあましておいしいところを逃してはいませんか?
一般的に、オイルにも100kmほどナラシ(鉄にオイルの分子が吸着されるらしい?)があるとするなら・・・?
化学合成というけれど、そのオイル、本当に思ったとおりの配分なのでしょうか?
部分合成、って・・・わずか20%しか確保されてない?
いや、そもそもオイルって常識レベルでの製品でサーキット走ると壊れるの?
600ps出てるチューニングロータリーと一緒のオイル、さてあなたの車に入れて通勤したら?
500psのREエンジンに15w-50wは当たり前、んじゃ300psのエンジンならさて、どの硬さ??
油膜が硬すぎると、それは燃えるのでしょうか?残るのでしょうか?
Posted at 2008/07/25 09:54:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | /選べ!エンジンオイル
2008年07月24日
ロータリーエンジン燃費の基礎 24 ECO CPU
RX-7 RX-8の燃費を考察する上で
ロータリーエンジンのエンジンオイルの温度は盲点です
前回の”CPU制御の応用編 10 RX-7ロムチューンで燃費”で書いたとおりCPU制御で細かく設計水温に下げることにはメーカーなりの思惑がある
また過去の水温と燃焼の関係にも書いたとおり、効率のよい燃焼には適温があることは既に知っておられることと思います
ここではオイルの温度が低いとメタルや機械磨耗に対して有利であるという”古臭い概念”は一旦捨てておいて話を進めます
なぜならその話は最大馬力時の話であり今回の考察は”燃費とオイルの温度”という話からして、3000回転以下、負荷の軽い100ps近辺の話になるからです
話をもどして・・・
ロータリーエンジンのオイルはご存知のようにローターハウジングから燃焼室に直接散布されております。このときの噴射量は旧式のFC前期やSA22Cでは回転数とアクセル開度に正比例して量を増減します
RX-8やFD等は機械式に頼った”アクセル開度と回転数”ではなく、CPUのマップ上にある”基本燃料噴射量軸”と”回転数軸”が主となり
温度やガソリンのノック値等によって細かく制御されます。ブーストが上がれば基本噴射量も負荷に応じて増量されますので結果的にオイルの噴射量も増えるわけです。
ですからオイル温度の粘度変化による噴射量の誤差は純正指定値であるばあい、CPU制御してある以上皆無と言って良いほどなのです
結果・・・
オイルの温度が問題になるとすれば、冒頭に書いた機械的磨耗と、ロータリーエンジン特有の一緒に燃やすという2点に集約されます
皆さんのよく知る、有名なマツダのレーシングドライバーの話によると適正温度は最大馬力で24時間を走りぬく覚悟があるならオイル温度は90度だといわれました 使用回転数は9000回転未満、水温も90度までだそうです。これ、ルマンクォリティー。700PSのエンジンを壊さずに最大馬力で24時間走る最低限の規定である話です
当然、これ以下に抑えても燃焼効率が下がり軽負荷領域では馬力が落ち、90度以上の温度だと耐久性が下がるわけです。
水温は100度になると気密が保たれていない場合は沸騰します
沸騰するとそこはエアが溜まり、冷却できないために熱による歪を(ヒートスポット)生んで曲がってしまったり(部分的に150度以上まで上がります)、冷却水通路の表面が電気分解を伴った錆、削れ、割れを誘発します
ですから気圧を掛けて105度~110度までは沸騰しないようにしてはいます。が、それでも105度までに抑えたいところです
が、オイルはどうでしょう?
仮に130度を超えても沸騰するわけでもないのでヒートスポットの心配は無いようです
燃焼室の中は高回転でこそ、風速20m/sという大嵐ではありますが、回転数の低い1500回転や街乗りのレベルでは弱い風しか起こりませんので
ローターハウジングに噴霧するオイルの噴霧状態も粘度が低い分、温度が高いほうが有利になり、ローターにべっとりと張り付くこともありませんし
アペックスシールの溝に偏って入り硬化し、10万km走行した時に積もり積もったカーボンがアペックスシールの動きを妨げる原因を作ることもありません。
当然、粘度が低い分瞬時にエンジンの各部まで行き渡りオイル切れを予防でき、年度が低い分、回転が重くなることもありません。
ただ、
最大馬力時、オイル温度が低いことに越したことはありません
がこれが、、、渋滞時100度超えた!!、といって燃焼室気流の低い軽負荷時に温度を下げすぎると・・・
ここまで全話、読み通して居られる人なら、より”自分の車に合った経済温度”判断が出来るはずです
僕は、5W-30の鉱物油を使ってますよ。 無問題です。
でしょー。そうなんですよ。ぶん回してサーキット走行でもしなければ問題はないのです。