さあ、マツダ特有のロータリーとディーゼルエンジンを守ろう

執筆者 | 9月 7, 2018 | よみがえる圧縮, 現代の排気ガス装置 | コメント0件

マツダはロータリーエンジンやディーゼルエンジンという他のメーカーがやらない事に挑戦している。そして我々現場は保証が切れた後のマツダ車を保有するユーザーを支える為、整備士の技能を生かしユーザーが求め続ける限り再生へと挑戦し続けなければならない。

マツダのディーゼルやロータリーエンジンにおいて排気ガス装置は燃費やトルク、寿命に大きく関与している。

排気ガスの効率は負荷と回転数で変わる。
その中でも、窒素酸化物『NOx』は燃費やトルク、しいては寿命と大きく関係している。

 EGRは低域に浄化性能を発揮するタイプだ。

昨今のエンジンには必ず装備される装置だが、RX-8にも使われ圧縮問題に発展する事にもなっている。もちろん、将来のロータリエンジンにも装備されることは間違いない。

ディーゼルに乗る人だけではなく、ロータリー予備軍の人も今のうちに勉強しておこう。 

▽ディーゼルエンジンの燃費優位性は RDE においても不変
・RDE においても、ディーゼルエンジンの燃費性能がガソリンエンジ
ンより優位であることには変わりはない。
・ただし、RDE 対策として複数の後処理装置を組み合わせる必要が
出てくることなどから、ディーゼルエンジンは一部のプレミアムモデ
ルにのみ搭載可能なパワートレインとなる可能性がある。

▽後処理装置
・ディーゼルエンジンの排ガス後処理装置としては、EGR(排気循環
装置)、LNT(NOx 吸蔵還元触媒)、SCR(選択還元触媒)など様々な
方法がある。コストを考慮しつつ、今後はこれらの装置を複数組み
合わせて搭載する例が増加すると想定される。
・EGR では、高圧/低圧を組み合わせ、全エンジン出力領域におい
て排ガスを細かく制御する手法が主流になると考えられる。
・VW 問題で明るみに出たディフィート(無効化)装置への規制厳格
化が想定され、LNT 搭載のハードルは上がる。
・SCR は依然として高価な対策である。しかし、台上試験と異なりエ
ンジン高負荷時の排ガス抑制が課題となる RDE においては、普及
価格帯モデルでも尿素(AdBlue)SCR を搭載するケースが増えると
思われる。
・市街地を低負荷で走行する場面などでは、Start/Stop システムや
気筒休止などにより、後処理装置の温度が下がることが問題となる
ため、その対策が必要となる。

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