プラグの見方 焼け

執筆者 | 4月 18, 2020 | アフターファイヤーが出る, プラグの焼けとは?, 点火装置 | 4 コメント

プラグの焼け具合の基準を教えよう。これは本に書いてある話ではない、この整備士人生で抜いたREのPLUG数はもはや国内最強レベルで、すなわち真実にもなるうるだろう。(燃料DATAを書いて走ってプラグを抜いて更に燃料DATAを書いて走って抜く)そんじょそこらの整備士ではありえない検証という訳だ。

全開走行が終わっていきなりエンジンを切ってプラグを外すことが望ましいが、高速道路でのPAで外すぐらいなら問題なく燃焼状態を把握できることを知っておこう。

そしてREゆえ、あまり語られていないことがあることにも触れる(ノックセンサーが正常である事前提)

1 プラグの場所によって色が違うには理由がある。(中心電極と外周)
2 左右対称で焼けるのはなぜか?
(これは考えればわかる事だから想像してみよう)
3 外回りの色と、中心電極(オレンジ)は近い方がいい
中心電極がきつね色なのに、外回りが黒い場合はオイル消費(エンジンが古い、といってもみんなのエンジンはOHでもしない限り古いわけだが)や圧縮の低下がうかがわれる

もちろん、10万㎞も走ればこうなる事は間違いない、しかしこれも補器類やCPUのセッティングで改善することができる。行わなければ下の写真奥のプラグに見受けられる通り大量に付着していたカーボンの塊が燃焼の圧力で剥がれ落ちてローターハウジングやアぺに傷を与える。、これに至る前に変えるべきなんだが。(5-6000km推奨)9000km使えるとかいう人もいるがプラチナは摩耗しないがこういう事態に備えNONプラチナでいいから5-6000kmで交換しようという根拠はここにある。
交換回数が増えるとアルミのプラグホールは摩耗するので、掃除の回数を増やすより変えた方が得策だ。

4 きつね色?て、知ってるか? これは薄いと言えるが理由がある

全開走行せず、フィードバック走行に徹した色だからかなり薄い色だ。そりゃそうだ14.7を目指してるわけだから。
そしてこれはちょいと飛ばして走ってきたプラグ、さっきよりもちょい色が濃く出ている、もちろん交換時期が来てるわけだがこれにも癖がでる。ざっくり12前後だ。

5 古いPLUGで中心電極の角がとれた状態だと、色が暗く出る。燃えカスが付着しやすくなる
6 ワンローター280psを超えると、もはや色は当てにならない。
(プラグの熱価が上位にしたくても無いから、つまり馬力によって熱価は変わる)
7 上下のプラグの色は全開走行後には同じ色であることが望ましい、上(T側)が黒ければ熱価を落とす、白ければ上げる
(まあ、普通は純正なら 7×9 9×9 9×10 10×10 10×11)という基準は崩さない方がいい。保険の意味をこめてやや上が黒い方がいいともいえる。

こんな場合なら回転数によるけど10中盤ー後半の色、ちょっと予想よりも濃い色に見えるはずだ

8 燃料調整を行わずに補器部品を変え(マフラー等)プラグの熱価だけをあげて走ってはならない(昔の本には良く書いてあったがあれは罠)、デトネーションは起こしにくいが排気温度が上がり触媒の劣化やターボハウジングの割れ(よく見かけるでしょ?)アペックスの過熱による早期摩耗と、スプリングの劣化で圧着力が下がりコンプレッションが残念な結果になり、余熱分、燃料カット時の交番点火の生ガスに反応しやすくなりパンパンいうはず。結果触媒割れやOHのタイミングを速めて車屋さんに大金を払うハメになる。全開禁物、これで全開しても調子がいいというなら、それは何かが壊れて調子がいいわけではない、不調だから馬力が出ずに壊れなかっただけ。もちろん燃費もいいかもしれないが薄いのだから当たり前(20年前の新車販売時代なら壊れなかったけどそれは何かを削って壊れていなかっただけ)

7×9 280psまでで経済走行が多く峠で遊ぶ
9×9 340psまででサーキット走行が多い
9×10 350ps近辺でサーキットでのノック防止

良いセッティングをするチューナーは燃料を増量しても燃費が落ちない。プラグが汚れないもの(エンジンが新しい事前提)。

空燃比計は保険レベル、入っていてよかった~、メーター付けてトラブルを事前に察知デキター、、というものである。
壊れるときは、少々薄いから少々濃いから(運転中にAFを見ることができればだが)壊れるモノではない、多くの場合は全開時に何かが外れたり何かが壊れたりするもの、我々玄人チューナーは今ある劣化を走行テストだけで見抜ける経験値を身に着けているから、テスト走行やセッティング中に壊すことはないものだ。(550Ps超えたエンジンのサイドハウジングやローターハウジングが発生トルクによって割れた事はあるがアぺをノックで折る事はない)

大事なことは、なかなか教えないけれど今回の緊急事態宣言を受け。。この週末、家でごろごろするしかないが、、、

お!?こんなところにいいものがある。
このブログを見たらウズウズシテきただろう??

あれ?こんなところにプラグ4本とレンチセットで8800円というサービス価格の商品があるじゃないか!?

あくまで、この記述は一部だ。

・・が・・

これほどの情報、タダで公表だなんて、(;´Д`)

そう、この世の情報で理論と実績に整合性が伴うものは高い価値がある。

涙が出た人は買ってください

プラグ単体での販売はしていないのでよろしく。

4 コメント

  1. atc

    作業してもらえば一回6,000円 1回で元が取れる大サービス、、しかも首振り、、
    14年前に知っていれば買いましたとも。

    イリジウムプラグ9×9の焼け具合や煤の溜まり具合を気にしながら年に一回換えてますが
    頻度を増やすとエンジンより先に腰がイカれます。

    新品取り付け前の穴清掃に神経を使います。
    使い古しのたんぽぽ歯ブラシを使ってますよ。

    返信する
    • 店主

      もう、お互いに歳なんですから大事にして、、

       いやもうこういった時期だと誰でもなんでも気を付けていかないと。

      返信する
  2. 佐藤正憲

    エンジン熱々の時はプラグ脱着でカジったりが怖いですよね?僕はある程度冷ましてからチェック作業するのですが、色々テストしたいと思ってるとその時間を端折りたくなります。
    何かコツありますか?

    返信する
  3. 店主

    もちろん、ネジ山の洗浄に限ります。
    また潤滑剤の使用もアリですが私の場合は使用しません。

    返信する

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