そもそも、どうしてこういう話になったか?というと。。。
この写真の車両が現物合わせに入ったんだ
FD3S6型
吸気系統はフル純正、ただし
フロントパイプは75mm
純正触媒の280psモデル
マフラーはスポーツタイプ。
その写真が、これだ。
それなりに熱の対策も十分行われていたし、280psモデルの状態のいい6型で距離も長く伸びてない事から、ま、これで現物合わせを取ろうという事になった。
低域のブーストの立ち上がりはまあ、普通のデーターで使えた
ところがだ、5000回転を超えると、どうも重い。
上り方から、排気脈動が大きいと感じたブーストの針も振れる
データー上の予定ではオーバーシュート0.95㎏で、常時0.8㎏を維持するはずのブースト計が
オーバーシュートが0.8㎏、6000回転になると0.6未満にまで下がってしまう。
ここで、ある程度の劣化を考えて、データーを少し上げ目に変えてみた
オーバーシュート1.05㎏の目標を0.9㎏だ!!
ところが、、、低域は上がるものの、、トルクがやっぱりない。
そして、、
5000回転を超えると、アゲてるはずのブーストも変化しない。
それどころか、UP気味データーを入れたのに更に回転までが重くなる。
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もう、僕は気が付いた
このデーターを入れて上がらないのはソレノイドとかの問題ではない
触媒が落ちてるんだと。
現物合わせは中断し、説明して
遠い家まで帰っていった。
翌日。。メールがあった。
家に帰って、自分のガレージで触媒を
ほかの純正触媒を借りて変えてみたところ、
どっきゅ~~~ん!と走って
高回転側のブーストも今までとは、、うって変わって正常にあがったそうだ。
で、外してある触媒を見たところ触媒に割れや損壊が確認はできない、まあ、そう覗いても見えない構造ではあるんだけれどね。おそらくストローの束のような構造が、亀裂で管がずれこんでいたのだと思われる。
。。。
多くの人が意見をやり取りした前回の記事で、ここのコメントにあったよね、
社外のフロントパイプに純正触媒ではバランスが悪く、社外のフロントパイプにするなら、それにバランスされた社外の触媒や社外マフラー、社外の吸気システム、冷却システム・・・と、バランスさせる為に大金を払い、馬力が上がった分、エンジンの寿命を短くして・・・となるくらいなら、純正にフジツボレガリス程度でECOCPUで調律して頂くのがベストという判断に至りました♪
今回のオーナーも機械が好きだし自分でいじるのが好きだった、ただ、ちょっと聞きかじった内容でブーストの立ち上がりが良くなるから社外Fパイプを入れてしまったがために大事な6型RSの純正触媒を壊してしまったという事なんだ。
もしFパイプをどうしても入れるなら、ちょっと予算上無理をしてでもスポーツ触媒を入れるべきだったんだよね。おまけに今回のようなシステム的に不見合ではタービンにもダメージが蓄積されてしまう。
出る量が限られてくるなら、それ以降は素人の計算よりメーカーの計算された容量の方が正しいんだ
(メーカーが作る純正のターボなしの排気ガスパイプは確かに出口よりも太いことがあるが、あれはちゃんと計算しつくされた結果だからターボ車両でしかも素人が作った排気メカニズムにも有効だとは限らないんだよ)
確かにFDが新車の時だとか、今から10年ほど前の状態の触媒なら社外のフロントパイプを入れても壊れなかったかもしれない、いや壊れなかった時期もあった
でも、いくら6型RSで6万㎞しか走ってなかったとしても、既に14年という月日が経ち、すでに50代のオジサマ世代なんだ、仮に我々のようなオジサマ世代に、うさぎ跳びで神社の階段を上れ!と言われても、そりゃ3,4段は飛べるかもしれないが、途中で転げ落ちで怪我をするのがオチなんだよね。
大丈夫、うちの車は壊れてないから、と・・
言う友達のいう事を聞くか?
経験数の圧倒的に多い僕の話を信じるか?は、自己責任で。
今回はどうして排気にもバランスが必要か?壊れやすくなるか?またその壊れる前に不調にもつながる原因、プロセスを考察したブログを連載してみました、これからもみんなの考察の役に立つと信じています。
どうしよう。RX-8のフロントパイプ買ったらスポーツ触媒…
でもNAだしだけどNAは、抜けが良いほうがいいって聞くし
吸排気チューンしたいけど延命したい?
センパイを信じます。
僕のはフル排気だから、鬼の様に加速してくんですね?
エアクリボックスはセンパイの言う通りノーマルですし。
ブーストもピッタリ0.8Kです・・・。
いや、8は絶対何も変えちゃダメ。
それぞれには理由がある
やり方によっては、8でもFCでもFDでも純正より効率を上げることができる。
でも、タダじゃないんだよなぁ・・・
結局、安くは済まないんだよなぁ・・・