中村様、こんにちは。
8月にECOCPUを導入させていただきました、MAZDA整備士の@@と申します。
インプレが遅くなりまして申し訳ございません。
性能を捨てた(?!)見た目重視のマイナー砲弾型マフラーでも、
乗りやすさ(出だしの良さ)にびっくりです。
他にも細かくお伝えしようと思ったのですが
・・・実は・・・
毎日、毎日、中村様のブログを遡って熟読していると
(笑)、仕様変更をしたくなりまして・・・。
純正エアクリ化+レガリスに交換を検討しています。
現状のラムエア+砲弾型でもECOCPU化して、あれだけ発進が楽になったので、
純正に近い状態を体感してみたくなりました。
仕様は、
6型純正エアクリBOX
純正Fパイプ
純正触媒
レガリスR です。
この内容に書き換えていただく事は可能でしょうか?
よろしくお願い致します。
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簡単、できます。
ある意味、もっと安全に、かつパワフルになるはずです。
純正エアクリーナーBOXの利点は
メーカーが計算しつくして作った容積にあり
この目的は慣性加給システムにあります
マツダの慣性加給というシステムは時をさかのぼること昭和58年
13Bルーチェとコスモにスーパーインジェクションにあります
この時12Aロータリーターボも生産していました
読んで字のごとく空気の質量、重さを利用し物が動くエネルギーを最大限に利用します
吸入された空気のスピードは低域、わずが1200回転であても一秒間に654ccx20回の吸入です
つまり1秒に、13リットルもの空気の流れがエアクリーナーを通過するわけです
FD3Sのプライマリーポートの内径31mmの流速は2気筒ですので単室の6.54Lで計算すると。。
秒速8.6mの勢いで流れているわけで。この勢いでポートが閉じると衝撃波、また空気の長さからくる
加圧が発生します
(長い電車で急ブレーキをかけると、先頭車両に乗る人が後ろの人に一番加圧される)
この、ポートが閉じた瞬間の加圧を隣のポートに供給し充填効率を上げるのが慣性加給です
(計算が合ってるかなw、仮にまちがってても、伝えたいことを理解してね~)
慣性加給システムはその後、13Bターボ、またFD等のエンジン開発時に最も有効に機能し
その特性の完成度はFCの13B時代でさえも試行錯誤の結果、FDの効果とは大きく違います。
で、そこで重要なことが。
その慣性加給に必要なことが吸入空気の予備タンクであるエアクリーナーの体積、形状なのです
これは慣性加給システムを製作したマツダ独自のアルゴリズムで設計形成され計算と実績で得られたものです
アフターパーツでは十分慣性加給を実行できる環境ではないことが上記により理解できると思います。
当然、高い回転において、またターボ加給が上回った場合は誤差は軽減されますが、
それでも、相談者である”本位”に従うと純正エアクリーナーボックスが最も適しています
すごい技術力です。
素人にはそう表現するほかありませんが、何でこんな重要なことがユーザーに十分理解されていないのか・・・本当に残念なことです。
カー雑誌を読んでる素人は、純正部品はメーカーのコストダウンによる「妥協の産物」ぐらいにしか思っていないことが多いと思います。それゆえ外品にあこがれて!実は自分には必要ないものを取り付けて自己満足・・・でもそれが薬どころか毒に・・・
泣けてきます。
雑誌は広告で成り立つ会社ですからね
でも、基本情報を客観的に広めることは、できるはずなんですが。