RX-7、RX-8の燃費を考察する上、いきなりですが。
ラジエター電動ファンです
早くまわしたほうがいい!?大間違いです
エンジンの燃焼設計温度が90度近辺、もしくは燃費を考えると・・・
・・・・100度近辺@~@;だと言われております
燃焼室の温度と水温は絶対的に違いこそあれど、密接なつながりを持っております
90度未満では最大馬力側としては有利な条件で90~100度に渡っては燃焼効率の高い燃え残りの少ない、つまり燃費のよいゾーンです
だから、純正CPUは100度近辺でファンを回すのです
コスモやFC3Sは水温のみでON&OFFですがRX-8やFDのファン制御は複雑です、
電動ファンの制御は水温のみならず回転数、アクセル開度&変化率で制御されます
特に(この実装は年式にもよりますが)アクセル変化率で電動ファンをまわす機能は画期的です
ある一定の水温であればアクセルの踏み込みが激しい場合(水温が上がると予想される)回転始動温度に達する前に回し始めます
仮に、92度でファンを始動させる温度を指定していると、もちろん92度で回り始めることは誰でもわかることですが・・
実際の温度低下は、ファンが回り始めてから数十秒かかるわけで、92度でまわし始めてもエンジンの稼動状況によっては容易に瞬間温度が98度を越すことにもなりかねません
んじゃ、88度で回し始めればいいと思うでしょう。
確かにそれだと瞬間温度も95度付近までで止まるかもしれません
が、88度で回し始めると、85度まで下がらないと止まらない仕掛けになってるのです(ヒス値変更で可能)
85度ですよ。たった85度なのにファンを回して置く必要がどこにあるのでしょうか?
そもそも、サーモスタットは82度近辺で開き始め88~90度で全開になります。つまり全開になっても冷却が足りないときに、
初めて、ファンを回す必要が発生するということです
そこで、マツダの技術が作ったファン制御
”アクセルの踏み込みが激しい場合(水温が上がると予想される)回転始動温度に達する前に回す”
これぞ、マツダの作った最高傑作!
”始動ポイントをやや高めにしておき、ファンの寿命を延ばしつつ必要な時にだけ回すファンコントローラー!!”
ブラシがついてるモーターであればブレーキパッドのように磨耗します
使えば使うほど芯は磨耗してどんどん回転数がおちてゆき、最終的には電動ファンは焼け付いて止まります。
なにより、!!FDのファンモーターは2つで50000円もする物です
エアコンをつけて夏場でオーバーヒートしてしまう7の現実とは・・・
ファンのモーターブラシが磨耗して規定回転まであがらない事も頭においておくべきです。まわしすぎは禁物。
既に7万km走行してる車で純正CPU制御ならともかく、ファンを使用する頻度の増えている7オーナは、ファンの回転速度が既に8割にまで落ち込んでいる事や、そろそろ止まるかもしれないという危険性を考慮しなければなりません。
また・・・
ファンが回れば、エンジン負荷、ダイナモ負荷も増大して燃費も落ちます
ファンの回転開始ポイントは、使用する条件、燃費、寿命を十分バランスさせる温度を探さなければなりません。
純正CPUに頼らず、CPUの出力配線から電圧を取り出し、コントローラーをつけて回す事は
必ずさまざまなリスクを伴うことをお忘れなく。特に下げすぎは禁物です。
あなたのドアガラス、新車のときのスピードであがったり下がったりしますか?
ファンモーターも同じようにへたっているとお考えください
また最近わかった事。エアコン使用時に燃費が極端に悪くなる症例があります
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