FC3Sの。。 延命に必要な設定値変更とは?

執筆者 | 9月 9, 2011 | セカンダリーIJの噴射ポイント, 純正CPU | コメント0件

昨日、あーんな事書いたから、FC3Sのマニュアル化車両は?と
問い合わせがあった、大丈夫。FC3Sの場合ミッションとECUは共有情報がない
クラッチスイッチと、ニュートラルスイッチ、ミッションハーネスを繋げてるなら

  どんどん載せ変えしてくれていい

  で。。。。とある業者の方から電話があった

 顧客分のFD3S、EcoCpuは申し合わせたとおり、で。
 ただ、ご自分の趣味車であるFCの件に、、、追記をば。

 ご相談のとおり、待っていてくれればその場で書き換え解決します
 できれば、その今まで使っていた基盤を使ってROMだけ書き換えたい
 新規で基盤加工すれば時間も掛かり予算が増えちゃうでしょうから
 なんたって、今回はお友達価格>?>、同業者価格ですのでご理解いただければ助かります

  ええ、当然、今までのROMはお返ししますよ。

   それと、ROMの内容ポイント説明もしましょうね。で、、

 現在のタービン交換仕様のROMで、いくらMAPを変えても
 3500回転とかの低い回転高いブーストで燃料が薄くなる件

  体感としてブーストが上がってるのに3700回転未満ではトルク感がなく
  空燃比計で見るとで、12.5近くまで薄くなってる、反面
  4000回転近辺から一気に空燃比が11台まで落ち、一気にトルクが出るというフィール

原因、なぜ?MAPでI/J,開弁率を上げ、濃くしてあるはずなのにこうなるか?

 ノーマルエンジンでノーマルポートの場合プライマリ領域で純正インジェクターを
 使い切ることはありませんが、ご相談のように効率の合ったフルタービンやサイドポート等
 3500回転とか低い回転でエンジンの効率にのせることができた場合、
 充填効率が上がりプライマリインジェクターを使い切ってしまうために、空燃比が薄いほうに跳ね上がってしまいます
 一般的にはセカンダリーインジェクターが吹き始めておさまるのでですが、
 FCの場合センダリー噴射ポイントが3800回転近辺からなのでちょっと立ち遅れ気味に噴射することになり
 相談されたように低い回転でのブースト領域で燃料が足りない状況となります

015
 

FC3SでのEcoCpuの場合、全車2500回転ー3000回転に落としてあります。
 当然、開始噴射量はP and S総量でコントロールされてるので濃くはありません
 ブーストUP車両でもこの値は下げてあるのですが。

 これは重要な意味を持ちます

。。。。。。。。。。。。。。。。

FC3Sで、通勤等の4000回転以下走るとします。

 インジェクターはどこにあるでしょうか?
 インターメディエイトハウジングにあります
 この状況だと純正状態では、

 ”ローターの側面に対して片方”のみの燃料噴射しか、しないということです
 当然、ブーストをかけていく過渡期においても4000回転以下では
 燃焼室に対して片方のポートからしか燃料供給されません、
 ポートが閉じてる場合だとローターの片方だけに燃料が当たる様に噴射されます。
 (実際には噴射開始タイミングテーブルがあるので閉じてるときには吹かないが実質残る)
 
・・・・ つまり、低回転で4000未満の場合、
・・・・ Fローターはインタメ側、Rローターもインタメ側のみの噴射です

 メーカーがやってることですから当然、10万kmスタンスなら問題はありません。が
 ”純正馬力状態”で問題がなくとも、マフラーを変えたり馬力が上がると話は変わってきます。
 当然、今の時点で20年も経ってるわけですから、今以上を望むなら改善しなければなりません

また

インジェクターには燃料噴射という役割以外に。

 噴射ポートマニ部、ローター側面シールの洗浄、冷却、潤滑がありますね

 噴射開始ポイントを引き下げるのは、
 噴霧化の適正化やP側だけでは足りない燃料の適正化だけではなく
 ローターやシール冷却や洗浄等を、低回転しか使わない通勤仕様であっても
 ローターの裏表、設計温度に影響を及ぼさない範囲で積極的に行い
 10万km以上ノンオーバーホールを目指すエンジンの燃焼効率、寿命、圧縮、燃費に貢献します。 
 
設計の新しい、シーケンシャルコスモやFDにおいては純正状態でポイントは下がっています。

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