アクセルを踏んでエンジンに入ってゆく空気の量を計った、としても空気というものは厄介だ。
測る方法にもよるが容量を機械的に計るのがLジェトロ(RX-7の場合はFC3Sだ)エアフロメーターという機械を使って空気量というアナログを電圧に変えて出力する
その機構、構造に前期では問題も多かった
こんな重たいものを、空気という軽い気体で動かすのだから誤差が多く存在する
…
だって、金属製だから振っただけで動くんだぜ?
(旧式前期金属製)
そこでFC3S後期型から採用されたエアフロメーターは軽い空気の流れをより正確にCPUへ伝えるためにるため、中の構造が空気抵抗と軽量化をを重視した結果、樹脂でできている。
(後期新型エアフロ)
より正確を求めるとソフトとハードの両面からのアプローチが必要なんだ、そこで・・・
FC3S用軽量化されたエアフロメーターの中身は正確に制御を行うために測るんじゃなくて走行に必要な噴射量を予測してるんだ。
前期のように移動量=噴射量が確定。
。。という訳ではない。
この移動量によって後期は低風量時は前期と同じように空気の量をアナログで出力しそれよりも高い風量ではをMAPを使って誤差や異常値を予測して補正している

高い風量ではさらに目標とする空燃比のMAPに固定移動し、高出力時のエアフロのミス判定を防止する
メインマップと呼ばれてるやつだ、振動や劣化によるエアフロ誤差がエンジンや走行性能への影響を防いでいるんだ。
アクセルを踏んで、全開してるときに劣化エアフロの微々たる間違った信号でエンジンを壊さないために全開時にはここに制御を固定化してるんだ。
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