RX-7、FC3SやFD3Sの燃費やコスモ、RX-8等の燃費を語る上で排気ポートが開く前に燃焼を終わらせる事、空気の膨張は分子間の隙間を広くする事等、エンジンの燃焼についてお話いたしました
燃焼を早く終わらせてローターにすべての力を伝えて残った力のない排気ガスのみを排気ポートから捨てる事が理想です
それを行うためには皆さんができる範囲の事例として空気の温度、空気の量より質(酸素の量)が大切であることを説明いたしました、大型むき出しのエアクリーナーで通過可能風量は500ps、小型タイプなら300PS、FDなら小型を2連付けるので600psまで対応できますが、純正エアクリーナーボックスでも330psなど十分に余裕範囲です
予定馬力が超える場合にはそれなりの投資や準備、冷やす事や質を高める事が必要で前回、できる範囲で冷やすポイントや通気性を考えることが必要ですと書きました
熱の影響を受けやすいけれど、安い投資でオークション等で買った吸気抵抗の低いむき出しを付けることにより体感パワーや測定値パワーは上がります
が、耐久性を削って出したパワーは・・安全で確実なチューニングとはかけ離れてしまい
中村屋が提唱するチューニング(調整)とは明らかに趣旨が違います
ちまたに出回ってる定説チューンは”ちまたの定説通り”6万kmでのオーバーホール、トラブル続き、という図式になってしまい燃費どころの話ではありません
火炎伝播速度や成層燃焼等難しい言葉がありますが・・・
それらをここではおいて置いてもっと違う角度で見ていただく”スタンス”が大切です
果たして・・・?
燃焼を早めに終わらせ排気ポートから力のなくなった排気ガス(爆発圧力の下がった状態)を捨るという事は、ローターに力を十分に伝え切る為だけでしょうか?
当初の話で、フィードバックゾーンに入りやすくするには排気の温度を上げ過ぎ
ないことを書きました。確かに上記の要約を見る限り早めに燃焼を終わらせると
排気ガスの温度は下がる傾向にあります、早い燃焼での膨張の終了はローターに力を伝え切って要らないガスを大気に放出する事に違いはありませんが、これだけではまだ説明不足です
爆発圧力の下がりきった、つまり仕事の終わった排気ガスには更に利点があります
見かけ上の数値と実際に入ってゆく空気の量が違う・・
それはインレットマニホールドの圧力を表示させるだけでなく
トラブルを防ぐために皆さんがもっともよく装着している
次の話題は・・”偽りの審判、ブースト計”の話です
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