僕が投げた昨日の問題 に、糸口をつけよう。
まずはこれ、
燃費にこだわる
かといって、薄くすれば燃費が良くなるわけではない
REの燃焼室において理論空燃比の14.7:1より薄いと、全部燃えない
理想混合気の理想空燃比というだけあって、理想的な環境が必要なんだ。
でもロータリーは特殊な形状なのでとても理想的には見えない
根拠として、REは得た熱を逃がしやすい燃焼室形状
縦に細長いから、体積に対しての表面積が大きいから熱が逃げてしまうんだ
もっともよい形状は丸。といっても半球だ、体積に対して放熱する面積が小さく、
応力が一点に集中するからピストンTOPを狙えるレシプロエンジンには最強の形状
ところが、、、ロータリーエンジンの燃焼室は細長いんだ
おまけに上下細長く角に、隙間があっておまけに、上から下に移動する
だから、動く燃焼室に対して発火するプラグが
いちばん燃やせる位置や点火時期を、
動く燃焼室、形状が変りすぎる燃焼室に対して追いかけなきゃならない
燃焼室が動く、これこそがロータリーエンジンにプラグが2個ついてる理由
上下2か所に分けて、それぞれ独立の点火時期をもたせ
燃焼室の動きと、形状の変化に対応してるわけだ
(特殊な場合、3つの場合もあるよターボにはプラグホールが割れやすくなってしまうが)
これ(点火ズレ)をスピリットと呼んで、流動的に変わる燃焼室形状に合わせて
差を大きくしたり小さくしてるんだ、これは基本的に狙ったエンジン特性を出すものでもなく
与えられた燃焼室形状に対して、いやおうなしに決まったタイミングしか効率の良いポイントは存在しない
たとえば、勝手に差を大きくしてトルクを狙うとか
勝手に小さくして、馬力を狙うというものでもない
物理的問題で燃え残りを防いだり、完全燃焼できるポイントは決まってるから
せっかく燃やせるのに、燃やさないという選択肢はあるんだよ。
ただし、それでは燃え残りが発生してしまうという事なんだ。
当然、燃費には不利になるよ。
点火時期のスピリット制御は
与えられたガソリンを燃やす努力の結晶なんだね
だって、残った燃え残り=無駄なガソリンなんだ。

本日の朝一様は、CX-80 8000kmでございました。
施工前にリフトで上げて、オイルの漏れ等が無いか確認します。 確認が完了しましたら、ロアアームを外してブッシュを調整します。 調整後はグリスアップしていきます。...
70年代に半円の燃焼室→HEMIを採用した時代のクライスラーの技術力は凄かったんですね。
かの有名なL型総帥の柿本氏
L型はターンフローだ
ターンフローにしかこの馬力は出せないと言い切った
その特性を捕らえることが大事だね