排気ガス抑制装置って、なんだ?9

執筆者 | 5月 24, 2015 | 排気ガス抑制装置って、なんだ? | コメント0件

前回、排気ガス装置は燃え残りを少なくして
 ”エネルギーの効率を上げるもの”と、、理由を書きました
が、エネルギー効率の最大のカナメになるのは圧縮です
F
 皆さんが手に入れるRX-7は年式に応じた劣化があり
 その劣化状態を知るバロメーターが圧縮です
 圧縮は高ければ高いほど余命が多く残る事が推測され
 低ければ低いほど寿命を意識させます
例として
仮にいうなら、例え走行距離が8万㎞であっても
圧縮が9近くもあるならかなり状態がイイか?過去にOH歴があり
多くは燃費も良く、今後10万km走りきる事も可能で
高速道路においては1L=10kmを超えるでしょう
反対に
距離が3万kmと短くても圧縮が8を切ったRX-7台の場合
早めの処置で回復が期待できます、シールの高さも残っているので
無茶をしなければ一気に壊れる事は少ない距離です
ただし、このままだと多くの場合、燃費は劣悪で5や4もあります
高速でもL=8を超える事が難しく数か月、一年以内に
始動不良でOHを迎える事もあります
原因として、この距離での圧縮低下は剝き出しエアクリーナーや
マフラー交換やメーカー想定外に効率の良すぎるエアクリーナー
大型IC等の装着があるにもかかわらず、
 燃料制御やブースト制御の不備によって圧縮の低下を招き
 中古車市場に出回るときにノーマル戻しをした車両の可能性
 シール高さもあるので、正しい処置で手を打てばほとんど復帰します
中でも最も多い圧縮が、、、8前後の圧縮です
これには経験上、いくつかのパターンがあります
距離が10万kmを超えている場合は
これは普通によくありがちな劣化で、距離相応の値です
レガリス等のマフラーが付いていても瞬間最大ブーストが
0.9未満で全開もせず通勤で普通に乗れば数年でOHの時期が訪れ
ごく、予期できるOHの時期を計画的に迎える事が出来る状態です
言いかえると、防ぐこともでき、延命が期待できるタイミングです
ただし、、
距離が5~7万kmでの7後半の圧縮が最も危険
エンジンの中のパーツが経年劣化している上に、
実際にはトータルとしてまだ、パワーが出せる距離です
少々燃費が平均より低く、1500回転域のトルクが薄く
上まで回せば一気にふけるぜー、、という
 ユーザーがエンジンの状態を最も誤解しやすい状態で
 高回転まで回せばフケが良くなると信じて自滅のパターンです
低域のもたつき、がある車両ではツインターボ領域を使うほどの
高回転を回すべきではありません、低域のもたつきの制御誤差は
回転数の二乗にエンジンを劣化させます、
2000回転での失火が7回起きるとするなら
4000回転では14回ではなく、二乗に当たる49回起きます。
・・・・・・・・・・
inf-RE01
ロータリーエンジンで制御とハードが成り立つと
10万㎞を超えてもアペックスシールが摩耗を1mm以下に抑える事が出来ます
しかし、圧縮があっても、低域のトルクの無さ、燃費の悪化
これらの症状を買ったばかりの人や
機械に弱い人に判断できるのかというと・・・
 ディーラーで圧縮を図ってもらうか?
測ってもらったとして、その結果を自分の7に照らし合わせるべきか?
・・・・
 そこで、排気ガス装置がどうしても必要になります
 触媒や、エアポンプが無いと車検が通らないないからつけてる、、
 マフラーから黒煙が出るから、エアポンプが必要という主張、、、、
 では、なく、エアポンプや排気ガス装置によるメーカーが設計した
 正しい制御設計があるからこそ、全部燃やせる、無駄が出ない
 無駄が貯まらないから10万kmを超えて圧縮が維持できます
 これらの制御が不確実でアナログ制御の時代のSA22C時代では
 100psで10万kmを走りくることができても
 
いまの250psや300psを超える馬力で圧縮を目標値に維持できません
それを題材にした中村屋の記事のように、実際はどうなの?というサンプルが
それらを実証し、皆さんが気持ちよく安心して7に乗ってる人も多く
決してそれらは一部のユーザーだけの話でもなく皆さんが実行して
自分の手に入れる事が出来る本当の話、そしてその方法があります
触媒が無くてもそれらを実行することは可能です、
エンジンが新しければ、また正しい制御であれば可能ですが
制約を外してそれを手に入れる事は素人が自分で管理できる範囲を超えます。
排気ガス装置を正しく理解して、作動を安定させないとマフラーから
黒煙が出てしまいます、これらは一般的にカーボンが多い?と捉えます
これは濃いから出る、、と一般的には主張されてきましたが違います
 、理解にはスキルと正しい理解への方向性が必要になります。
カーボンの発生量を使うオイルで低減できるかという
時代ではなく、添加する量や馬力によって管理することが大事で
通勤程度ならその必要はなく、制御が仕様に見合い、360ps以下なら
デジタルの制御によって安全を確保でき圧縮やシールの高さを維持します
 圧縮をのサンプルをこうして多数公表出来るHPは少ない
 公表できるサンプル数が多いと実績になる。
 実績は改善点を提示してくれるから更に伸びる
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
でも、本当に大事なのは制御する装置ではない、
REのすべてを正しく理解しようとする、意志、
 ここを読む整備士たちの強い意志
 RX-7が自分の人生に必要ならば、。

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