RX-7 FD3SやFC3Sの燃費向上についての考察をしています
今回は以前20Bコスモで現車あわせをかるくした方からお便りです
現車セッティングといっても軽くです
コスモは全車両、安全を確保するために必ずエミュレーターをつながなければ書き換えできませんので軽く現車が必要なのです
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> 中村屋の中村様 あけましておめでとうございます。
> おかげさまでコスモは調子よく走行できてます。
> またブログの更新ピッチがあがって一読者としてはうれしい限
> りです。
> ガソリン価格が大幅に下がってECOCPUの代金を燃費だけで回収
> するのは難しくなりましたがCPU交換で得たものが大きいので
> 問題ないです。景気のよくなるであろう2010年末には原油価格
> が100ドル/バレルあたりに上昇する見方も出てきてますので楽
> 観してます。
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> 質問があります。
> O2フィードバック領域では燃料が調整され適
> 量を噴射するECOCPUですが過給域においても最適化が可能でし
> ょうか。 おそらくマツダの設計した噴射量から絞ることにな
> ると思いますが運転者側で判っていて注意して操作を行えばこ
> こまで絞って効率を上げられる方策をお持ちでしたら教えてく
> ださい。
> モルモットになるかどうかは相談の上考えます。
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> ご回答をお待ちしております。
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Q
過給域においても最適化が可能でしょうか。 おそらくマツダの設計した噴射量から絞ることになると思います
A
できません
え?それだけ?
まずO2センサーフィードバックで燃料を絞るという考え方が厳密には”燃料を目標値に調整”と書いたほうが正しいかも知れません
確かにいつもフィードバックで減量と表記してはいますが、そう表記すると”絞る=壊れる”というイメージになってしまいがちですよね
目標値に合わせる事で燃焼を適正化&高温化させて燃え残りを少なくさせ、燃焼室やローターに付着したカーボン等も洗浄させるとシールの動きが良くなり圧縮があがってきます
圧縮があがると結果として、燃焼効率があがる。
また、経年変化で痛んだ補記類の出力電圧や社外マフラー等の装着で新車出荷時とはかけ離れてしまった”指数や基準値を社外製品使用時でも合わせる”と、燃焼状態が良くなり、本来なら黒煙に変わったり燃えずにカーボンに変化してしまうガソリンを限りなく燃やすことが出来、なおかつフィードバックゾーンに入りやすくなる
仮に入らない場合でも基準値を書き換えることで入力者独自のANDで強制的に入れてしまう
・・・・・・・・・・
質問者はここに目をつけたのだろうと思います
”仮に入らない場合でも基準値を書き換えることで入力者独自のANDで強制的に入れてしまう”
さすが、電子系のオーナーです、よくわかっていらっしゃる。
エミュレータで視覚的にダンプリストを表示させて追いかけたとき、ちゃんと横で説明を聞いて忘れなかったのですね^^;確かに入れることができます。
が、残念ながらFD16BITなら段階的にフィードバックゾーンに入れることができますがコスモ20Bのソフトでは段階的に入れることができません
つまり、ここは少し濃くフィードバックをかけて加速に備えるということができないのです。
負荷領域をマニュアルでパワーFCやFCON等の様に書き換えることは簡単です
Motecのように空燃比目標値に意図的な過渡特性を持たせることはハード的(O2センサーにヒーターがない)には無理な部分もあります
さて、ここで拡張マップという手があります。
知ってのとおり純正CPUでは書き換えが出来ても負荷軸や回転軸の変更、詳細化という事は基本的には出来ず、細かい制御、また負荷軸のスケールアップが出来ないといわれています
それゆえ、燃料の制御が荒くなりあまり負荷のかかっていない領域で無駄な燃料を噴出したり、オーバーブースト時の制御が出来ないといわれています
が、コスモには流量を正確に測れるエアフロメーターが付いています。またスケールアップも格子数を書き換えることで細かく指定することが出来ます。
問題は・・・・金額です。
仮に、13x10段のマップから16x16のマップに変更したとします邪魔なコードは空きエリアに飛ばすとしても広げたマップの中身はカラです
トレースさせて読み込ませるためには実際にそれぞれの空アドレスに打ち込まねばなりません
3日ほど、大掛かりなエンジンダイナモを占有しての大作業となります
過去、エンジンを下ろして20Bエンジンで3日間の占有をしたときの金額は100万円でした
マップを広げることは出来ます
ですが、中身がカラだとそれを実際に打ち込む作業が必要となります
EcoCPUには目的があります。これだと少し変わっちゃいませんか・・
無理だと書いた理由は以上です、御静聴ありがとうございました~
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