ロータリーのエンジンブロー

執筆者 | 2月 17, 2020 | エンジンオーバーホールの真実 | コメント0件

誰しもが味わいたくないエンジンブロー

6型でも既に15年前の旧車です。

中村屋で発見するエンジンブローの99%は水喰い。水喰というのはサイドハウジングとローターハウジングの合わせ面(レシプロエンジンのシリンダー上面とヘッド下面に相当する)に錆浸食や爆発膨張でローターハウジングが膨張方向へ動き摩耗した分のスキマができ、そこから爆発したガスが漏れてしまい、果ては水がどんどん燃焼室に入ってしまう現象。

これが起こるのはエンジンルームの熱分布や基本設計によるが、新品エンジンでいうと純正レイアウトでエアクリーナー等が純正であるならマフラーが変わっても燃焼状態さえよければ20万㎞以上、馬力が新車設計時の馬力を超え、全開回数が多ければ多いほど寿命は短くなってくる。純正レイアウトで通勤やドライブ300馬力ちょい超えたなら16万㎞ぐらい。ただこれがメーカーリビルトやショップのオーバーホールになると中古のハウジングを使用する為に7割から半分に落ち込む。渋滞が多い場合や距離が10万㎞に満たない場合でも15年とかの経年劣化でもガスケットの効果によって引き起こされ、絶対に避けることができないいわば、REでなくてもエンジンという機械部品の避けられない病気。

初期症状は、水漏れの場所が特定できないのに冷却水ランプがエンジン始動後に10秒ほど鳴って止まる。これは始まりだ。

右ライトうしろにあるLLCのサブタンクに水があふれてくる。(ホースに穴が開いてる等の水漏れの場合は水が減るはずだが逆が起こる)アイドリングが長いと右前タイヤのところにみずがしたたり落ちてくる。この右前ライト後ろにある冷却水レベルゲージが黒く汚れてくる事でも予期できる。単なる汚れとは違い、オイルが混ざってくることが特徴。

メーカー想定距離や耐用年数を超えての延命方法

熱に関する問題が一番で、ナンバープレートでラジエター開口部をふさぐとかは問題外、メーカー設計時のエンジンルーム内の熱分布を変えない配置

大きなインタークーラー等でエンジンルームの配置を変える場合は、全面の通風を馬力に応じて確保し熱を正しく抜くこと。吸気温度に気を付ける事、確実に外気を吸えるようにエアクリーナーボックスを設置して低速時や、たとえ渋滞でも吸気温度を下げてください。

渋滞が長い道は通らない、過度な馬力を求めない、載せ替えは新品エンジンを使う、OHする場合は5枚のハウジングすべてを変える、機械式のファンを持つFC3sに症状例が少ないことから電動ファンの始動タイミングをメーカー想定距離を超えさせるために適正化する、FDなら16万㎞を超えたら電動ファンを変える、モーターやリレーも変える、中古車なら実走行距離を把握する、過去の使用状況を推察し適正に対処する。

。。。

多くのRX-7はこういった問題を抱えているまま、中古車として販売されています。
高額でしかも、改造箇所が多く(ノーマル戻しが多い)、距離が多く7万㎞を超えると注意が必要です。目をつむってハウジングを変えず、ガスケットだけを変えて1年しか持たないOHをすれば安く治せますがもちろん、また1,2年で再発、また3,4万㎞の走行で再発します。

新品エンジンは今ショートエンジンで80万円をこえます。同時にタービンを変える時期も重なっているのでそれを含めると150万を超える出費となります。

皆さんが買う中古車店に並ぶ多くのRX-7は、そういった諸問題を抱えた高齢車両であることを知っておいてください。とおい昔に我々が知っているハコスカやだるまのセリカとうの旧車は新車当時の値段も安かったのですが、FD3Sに至っては400万円を超えた価格でです。70万で安く買って壊れたら載せ替えればいいというエンジンの値段は新車当時の値段以上になっています。仮に言うといくら安くなった20年前のフェラーリ512でも私達は手が出せません、壊れた時の修理代が怖いので手が出せないからです。安く済んで200万で治れば運がいい、でもFD3Sのエンジンブローは普通に150万円を超えてくるのです。そう、買った価格が70万であれ320万であれ壊れたらおなじように150万掛かってくるのです。

FD3Sであれ、FC3Sであれ、GTRであれ、15年もたてば機械は機械である事を知っておいてください。

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