マツダディーゼル EGR制限プレート 1.5D 1.8D の皆さんへ

執筆者 | 4月 12, 2020 | 2019 ディーゼルを長く乗ろう! | 2 コメント

まだ新しいのに、保証が残ってるのに私の書いてる記事を見てデミオやCX-3のディーゼルユーザーが『EGR制限プレート』に期待しているかもしれません。

デミオ、CX-3 に搭載される1.5D 1.8Dのディーゼルのユーザの皆さんへ

大手車のSNSで広まりつつある、『私たちが作っていない小排気量タイプのEGR制限プレート』ですが、そのEGR制限プレート実走検証を複数行ったという検証写真やや分解検証写真が見当たりません。穴の大きさをユーザーが自由に変えられる分、熱や振動で折れたり曲がったり破損してエンジンの中に入ったりしないか、ユーザーが決める穴の大きさでピストンが溶けたりしないか、そのサイズでDPFが故障したりしないか、タービンが数万㎞で溶けたりしないか、たまたま溶けないことがあるかもしれないし、溶ける事があるかもしれない。こういったテストが進んでいることを大いに期待します。

購入者にとってこういった不安を取り除くことが数万㎞や数百台といった実績ある検証実験です。
私たちが提供している『2.2Dに使用してるEGR制限プレート』にそういった破損報告等は一件の報告もありませんが、それには下積みと走行テストの台数や距離で稼ぎ出したものです。(販売数は1000件をこえるので表に出てないだけかもしれないけれど)

もちろん、それは自己責任

されど、・・・

私たちの作ってるEGR制限プレートとは、実際に使用し数万㎞、また数百台のテストをしたうえでサイズ、材質、厚みを限定して販売しています。

これを見た皆さんが

『EGR制限プレートを作ったら売れるから売ろう!』

ではなくて、

・・

マツダのディーゼルで困っている人がいるから我々も走行実績のある商品を作ってもっとマツダのディーゼルの良さを楽しんでもらおう!

 

じゃないと。数カ月でピストンが溶けたとか、ターボが壊れた、EGR制限プレートの破片が折れてエンジンが壊れた、車検通らなくなった時にそれもこれもすべてまとめた言葉、

『EGR制限プレートが引き起こした』と、言われかねません

しかし

『中村が作った2.2Dのユーザーの多くは楽しんで乗ってくれています』

 

『EGR制限プレート』は、3万とか6万㎞とかで壊れるモノであってはなりません。

 

自己責任で取り付けたからユーザーの責任

そういう言葉の引用の前には、数々のテストや実績、取り付け数万㎞でどうなったか?そういうものが必要だと私は考えています。大きなメーカーではないから故障時に保証できる数百億の資産があるわけではありませんもの。それだからこそ根拠や実績、検証という現場をユーザーや世の中に公表していくべきで世論が変われば第三者がもっと安くていい商品を作る、いやメーカーももっと真理を追究したリコールに至るはずだと思っています。

もしユーザー単位で作るとするならそれなりの組織、投資に見合った金額である必要もあります。

私たちは、今回の『9㎜サイズを再販』にしても大量生産前に自分達の車両はもちろん多くのユーザーに無償提供し、それでOKなら初期販売価格も一枚500円程度から始め(この時はさすがにに赤字)200台装着でも問題がない。という実績を作ったうえで更に数カ月にわたってテストや分解や調整を繰り返してこそ、

 価格を利益水準まで引き上げての今の金額設定です。

制限プレートは、もちろんマツダディーゼルユーザーの為にたくさんのテストを繰り返した実績やデーターをブログで表記し今もユーザーと意見交換や情報を公開しています。しかし保証が切れたディーゼルに取り付ける事でもしかしたら悪化するやもしれません、(2.2Dにはないけれど)

もしも願うなら走行実績、分解実績を表記したうえで販売してほしい、根拠がないままユーザーがEGR流量を変えた事に起因する『エンジン不調』等のトラブルを防ぐため、簡単に穴をあけたものでもいい、ディーゼルですからガソリンとは比べ物にならない程の強烈な固有振動に気を付けてほしい。

また重ねて言うならば、穴をあけて作ったものを更に安価に出してもいいわけです。(仮にそれで私たちが売っている商品の売れ行きが落ちても0になっても構いません)

 私は多くのディーゼルユーザーに理解され愛されたエンジニアだから満足なのです。
 

。。。と、私は思っていることを、購入者である皆さんには知っておいてほしい。

EGR制限プレートという名前を使うならば、ユーザーはきっと中村もいっちょかみしてる、だから安心だ、走行テストもしてるし、分解解析や数万㎞にも及ぶテストもあるはずだと勝手に思ってるに違いない。何かあったときCX-3やデミオっディーゼルユーザーから中村のところに相談のメールが来るかもしれない(今もその商品について相談が来ているのでこの記事を書きました)。

でも私たちは一貫して2.2D以外やってないから答えられない、私たちは初期型アテンザと、CX-5しか所有していないから2.2Dしかテストができないのです。

作ったものを否定はしないけれど、EGR制限プレートの長期テスト販売や、実績を持つものとして。

『私たちの設定した定価の基準はいままでも、そして今後の検証を、EGR制限プレートを使っていただいている皆さんへ約束するという定価なのです』

 皆さんが紹介してるプレートにもし問題があった場合、自己責任という垣根を越えて何もかも一気に来るかもしれない。それにはちゃんと備えてほしい。
 紹介する以上、自分でしっかりテストを行い感じたリスクを書き加えて紹介しておきましょう。

2 コメント

  1. しぐみん

    こんばんは。以前ここのブログで質問させてもらった物です。その節はありがとうございました。

    自分で1800Dで実験してみましたがHPーEGRを絞る事によりガスがより冷えやすくなりインマニに煤がより溜まったようで自分は元に戻しました。

    中村屋さんのSH用プレートはLP側に装着する点で考えると
    冷えない方が煤の堆積に関しては良いのかなと。

    インマニ内に蓄積した煤がもうすこし処理しやすい方法があれば良いんですが・・・・・・

    10万キロ超えたらインマニを外して清掃するしか無さそうです。

    返信する
    • 店主

      実際に、数万㎞走ってどうなるか?検証は大事です。
      速くなったとか、トルクが戻るとかも大事ですが2.2Dの場合『はがれやすくなる』かどうか?が大事ですね。

      返信する

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