空燃比が大事なのは一般的見解だが、まず30年も前の車になると故障の前兆やその足回り挙動やパワートレイン系のトラブルをまず見抜く眼力が必要になる。
これは、レースカーであろうとも乗用車であろうとも一緒。
音や、振動、アクセル開度と車両の軸トルクからの反応時間
オシロスコープで見ると機械式のスロットルセンサーは距離を重ねると顕著に波形が崩れるわけだし
いろんな要因を体感して過去の経験から照らし合わせる事が必要、3月に修理した7のダイアグエラーも結局センサーが招いたトラブルだけにとどまらず、センサーやモーターのオーバーロードによってCPUまでもが不調に陥ったという事も今後増えて来るでしょう(まあ古いからそれは今後もいろんな形で起こってくるでしょう)
それらを確実に見抜いていくために必要なのは経験です。数字ではなく体感やどれほど多くの7に乗ってきたか?だとおもいます。整備士経験38年にもなるとトータルでRX-7の乗車台数は3000台を超えるかもしれません、サージタンクをめくった台数も相当数です。ユーザーの前一緒にで現物を見ながら修理をしていくことでたくさんのユーザーのスタンスを聞くことも多くあります。その中でたくさんの絆を持つことも整備士として、重要です。
『 武士は剣で語る 』
これは昔の素晴らしい言葉です。
ごちゃごちゃいってなくとも、
現場を共にすればわかる事があります
たとえ、それが車整備という現場でなくてもです。
一緒に整備士達の奮闘を見る事は技術を見て盗む
しかしこれは、罪ではありません。日本の美徳です
ユーザーと一緒に作業をするというのは、新しいしいスタイルの整備環境だと思います。
それは、結局自宅や通勤で困ったとき、自分である程度直せる、または判断ができる人にならないと付き合ってゆけないのがこの年式だからという自然の流れです。
コンピューターセッティングは簡単ではありません、しかし勉強して学ぶものでもありません。こういった実務によって体で覚えるモノです。
動画でもなかなか高い回転まで全開にしていませんよね?
乗って感じる事が大事です。
コンピューターのセッティングに至る前にセンサーの不具合や劣化を見こしてセッティングするのも技の一つだが、もしそのセンサーがさらに劣化した場合や新品にした場合再セッティングが必要になってしまう。こういったレースカーなら管理は持ち主が変わる事はないので確実だが中古車で購入した車の場合は30年、いや20年も前のセンサーでセッティングするのは、本質を見て再検討が必要です
簡単な話
調子よく長く乗りたい。これが本質なのだから。
ええ、調子のいい今のコスモに長く乗りたいです。
自分で予防保全を進め、急場の時は被害を最小限に留める知識と知恵が必要ですね。 たいていその斜め上空を軽々と飛び越えて行ってしまうのが実情で鍛えられます。 (車ってこんなに苦労して乗るものなのか?)
新社屋や出入りが落ち着かれた頃合いに教えを請いに伺います。
はい、ぜひとも。
車を乗るのは楽しいけれど、この年式だと通勤に使うとなるとかなりの確率で一年の間に故障は多いです。
その時に、ダイアグを見るとか、ある程度の予備知識は持っておかないとね。