FC3S,FC3S後期の純正CPU機能の一つに”ブーストコントロール”がある。
こういった理由から壊れにくく使いやすく値段の安い電気式ブーストコントローラーの導入を考えてる人も居られるはずですし、装着済の方も多いと思う。
今日は純正のブーストコントロールの利点について話しておきましょう
マツダのブーストコントロールの中で特にFD3Sは絶品です
(FC3Sについてもツインターボ制御以外の同じ機能が装備されています)
FC,FD両車、電気式のように目標ブースト圧力の設定値がプライマリー、セカンダリー(FDのみ)、2つに分けられておりそれぞれ設定できます
すなわちプライマリーは0.9kg/c㎡でそこそこ馬力を稼ぎたいけれど
セカンダリー領域は0.8kg/c㎡で設定し耐久性を確保したい~なーんて事もできます
またフロントパイプを変えるとオーバーシュートが出ちゃうから少し抑えたい場合にもGAIN機能で立ち上げ量を変える事もプライマリー、セカンダリー側それぞれの領域でできちゃいます
しかもこれだけに留まりません。セカンダリーの6500から0.7kg/c㎡に落としたいとか、6000回転の付近だけ0.9kg/c㎡に上げたいとか、回転数でブーストを上げる事も可能です
しかも、ですよ。
今回は特別に、ローギヤは加速がすごくて踏めないからもう少しアクセルを踏めるように少しブーストを下げたいとか、高速道路では燃費を稼ぎたいのであまりブーストが掛からないようにしたいとか(FDのみ)
まさに”ジャパネット高田級のてんこもり制御”
おまけにですよ、奥さん!これにブーストが掛かりすぎちゃったときのフェル制御、燃料を入れ間違えたときの救済制御、水温が上がりすぎちゃったときの特別圧力低下制御!朝の始動時にエンジンが温まらない状態でのブーストを意図的に下げる救済制御!ノッキングが出ちゃってるのに走ってるときの救済圧力低下制御!!等、
ロータリーエンジンを知り尽くしたマツダだからこそ出来る点火装置と連携した
真にスーパーブーストコントロール!
今回はこの”マツダ純正ブーストコントロール”をFDを買っていただいた方全員にプレゼント。
と、言わんばかりに標準装備されています
マツダブースト制御はフルタービンでさえも制御できちゃうぐらいに汎用性がある機能パーツ
これを捨てるというのももったいないと思いませんか?
確かに、最高速をしてると勝手に落ちちゃうとかサーキット走行で中盤からブーストが下がっちゃう事も、、事実。(これには意図がありちゃんと管理されて下げているのですが)
完全にフェル制御を切ってブーストが下がらないようにすることも可能です。
が、なぜ下げたか??を考えず”フェルセイフを切る”とエンジンは守る事ができません
それをちゃんと対策してからブーストのダウン制御を切る事が正しいチューニングといえます
手元でブーストを上下する事が必要であればブーストコントローラーが必要です
が・・・・
制御できないからブーストコントローラーという図式は”通勤快速仕様”という定義からは外れてしまいます。
そういった理由に加え、追加投資が全く必要ない、そしてトラブルを起こす可能性が最も低いのが純正制御を使ったブーストの制御なのです。
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